男の「性欲」が高まるのはなぜか? 男性器(ペニス)が勃起するメカニズムについて解説!
人間の3大欲求「食欲」「睡眠欲」「性欲」。人によって大なり小なり異なりますが、基本的に男性も性欲をかかえ、日々何かしらの方法を使って処理し、性にたいする欲求を満たす活動をされている方がほとんどかと思います。
さて、筆者は以前に女性器の変化についてご紹介しました。
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【愛液の話】男性が知っておくべき、セックスにおける女性器の変化とホルモンの関係
今回は、男性の性欲とホルモンの関係、そして男性器(ペニス)が勃起するメカニズムについてご説明したいと思います。
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今回は、男性の性欲とホルモンの関係、そして男性器(ペニス)が勃起するメカニズムについてご説明したいと思います。
男性の「性欲」とホルモンの関係
日本性機能学会が、男性が射精をする前後で、マスターベーションをしている時にどれだけホルモンが変化しているか、ということについて調べた研究データがあります。
この研究では、男性の生殖器“ペニス”が勃起する前から勃起して射精、その後のホルモンが増減する過程までを調べています。
調査対象となるホルモンは次の3つ。
(1)男性ホルモンである「テストステロン」
(2)脳の下垂体から分泌されるホルモン「プロラクチン」
(3)腎臓の上にある副腎皮質ホルモン「コルチゾール」
その実験結果としては、まずペニスの勃起前から勃起後に射精をする直前まで、男性ホルモンであるテストステロン値が上昇。そして射精時をピークとしてそこから急激にテストステロン値が下降するというものでした。
ちなみに、このテストステロンは、主に睾丸(男性の生殖腺=きんたま)で作られ、性欲を高める効果があります。
つまり、ペニスが勃起して射精に至るまで、性欲はどんどん強まっていくというわけです。
この研究では、男性の生殖器“ペニス”が勃起する前から勃起して射精、その後のホルモンが増減する過程までを調べています。
調査対象となるホルモンは次の3つ。
(1)男性ホルモンである「テストステロン」
(2)脳の下垂体から分泌されるホルモン「プロラクチン」
(3)腎臓の上にある副腎皮質ホルモン「コルチゾール」
その実験結果としては、まずペニスの勃起前から勃起後に射精をする直前まで、男性ホルモンであるテストステロン値が上昇。そして射精時をピークとしてそこから急激にテストステロン値が下降するというものでした。
ちなみに、このテストステロンは、主に睾丸(男性の生殖腺=きんたま)で作られ、性欲を高める効果があります。
つまり、ペニスが勃起して射精に至るまで、性欲はどんどん強まっていくというわけです。
男性の性欲を抑えるホルモン
このテストステロンにたいして、「プロラクチン」と「コルチゾール」というホルモンは、勃起から射精前後を通じて、徐々に上昇。このプロラクチンは性欲を抑制する効果が働きます。
また、コルチゾールも増加するわけですが、コルチゾールの代表はアドレナリン。アドレナリンといえば、敵に出会った時に体力を極限まで高めるというホルモンです。
つまり、射精後は、テストステロンが激減することとプロラクチンの濃度が上昇することで、性欲が降下することになります。
また、コルチゾールも増加するわけですが、コルチゾールの代表はアドレナリン。アドレナリンといえば、敵に出会った時に体力を極限まで高めるというホルモンです。
つまり、射精後は、テストステロンが激減することとプロラクチンの濃度が上昇することで、性欲が降下することになります。
なぜ性欲は減るのに、アドレナリンを含むコルチゾールは増えるのか?
そしてセックスの直後というのは、たいてい体力が消耗しているもの。しかし本来は体力回復のために休めばいいものの、なぜか性欲減退と同時にアドレナリンを含んだコルチゾールが増えます。これは一体どうしてなのでしょうか?
実はセックスは、肉食獣の餌食になりやすい無防備な行為。セックスも子孫繁栄のために重要な行為ですが、自分と配偶者の命を失っては元も子もありません。ですから、射精が終わった後には、性欲を激減させ冷静な判断ができるようになり、敵の来襲に備えるのです。
実はセックスは、肉食獣の餌食になりやすい無防備な行為。セックスも子孫繁栄のために重要な行為ですが、自分と配偶者の命を失っては元も子もありません。ですから、射精が終わった後には、性欲を激減させ冷静な判断ができるようになり、敵の来襲に備えるのです。
男性の性器(ペニス)が勃起するメカニズム
男性の性器(ペニス)は勃起するわけですが、一体どのようなメカニズムで勃起するのかについて調べてみました。もちろん前述の通り、テストステロンが上昇して性欲が高まることも要因のひとつですが、ペニスの勃起現象にはもうひとつメカニズムが関係しています。
男性器が勃起するメカニズムとしては2通り。
1つ目は感覚的な刺激による「中枢性勃起」です。中枢性勃起とは、たとえば女性のヌード写真やアダルトビデオを見たり、エッチなことを想像したりするなど、視覚の五感や想像によって大脳が刺激され興奮するもの。そして大脳にある「勃起中枢(脳の視床下部と言われる部分)」からペニスの陰茎海綿体(いんけいかいめんたい=スポンジ状の勃起性組織)の神経に伝わり勃起させるのです。
2つ目は、物理的な外部からの刺激によって勃起する「反射性勃起」です。反射性勃起とは、ペニスに外部から物理的な刺激を受けることで、反射的に「陰茎海綿体」が血液で満たされて勃起が生じるもの。
そして性的な刺激が加わると、その刺激が勃起中枢に伝わり、勃起中枢は、脊髄を経由してペニスの陰茎海綿体の神経に「サイクリックGMP」という物質を放出するように指示します。このサイクリックGMPは、筋肉を緩める効果があります。
このサイクリックGMPが放出された影響で、陰茎海綿体の筋肉が緩み、血管が拡がり血液が流れ込むため、陰茎海綿体に血液が充満し、柔らかかったペニスは硬く大きくなって、勃起するのです。
しかし、陰茎海綿体に血液が流入しても、そのままではペニスから流れ出ていってしまうため、ただ血液が流入するだけでは、当然元通りふにゃふにゃの状態になってしまいます。そこで、ある程度血液の量が陰茎海綿体に流入すると、自然と陰茎海綿体の圧力が強くなり、静脈が圧迫されて塞がり、血液が出ていくこともなくなり、勃起状態が続くようになるというわけです。
男性器が勃起するメカニズムとしては2通り。
1つ目は感覚的な刺激による「中枢性勃起」です。中枢性勃起とは、たとえば女性のヌード写真やアダルトビデオを見たり、エッチなことを想像したりするなど、視覚の五感や想像によって大脳が刺激され興奮するもの。そして大脳にある「勃起中枢(脳の視床下部と言われる部分)」からペニスの陰茎海綿体(いんけいかいめんたい=スポンジ状の勃起性組織)の神経に伝わり勃起させるのです。
2つ目は、物理的な外部からの刺激によって勃起する「反射性勃起」です。反射性勃起とは、ペニスに外部から物理的な刺激を受けることで、反射的に「陰茎海綿体」が血液で満たされて勃起が生じるもの。
そして性的な刺激が加わると、その刺激が勃起中枢に伝わり、勃起中枢は、脊髄を経由してペニスの陰茎海綿体の神経に「サイクリックGMP」という物質を放出するように指示します。このサイクリックGMPは、筋肉を緩める効果があります。
このサイクリックGMPが放出された影響で、陰茎海綿体の筋肉が緩み、血管が拡がり血液が流れ込むため、陰茎海綿体に血液が充満し、柔らかかったペニスは硬く大きくなって、勃起するのです。
しかし、陰茎海綿体に血液が流入しても、そのままではペニスから流れ出ていってしまうため、ただ血液が流入するだけでは、当然元通りふにゃふにゃの状態になってしまいます。そこで、ある程度血液の量が陰茎海綿体に流入すると、自然と陰茎海綿体の圧力が強くなり、静脈が圧迫されて塞がり、血液が出ていくこともなくなり、勃起状態が続くようになるというわけです。
「性欲」の根源がホルモンであること、また、射精後では男性と女性の反応もそれぞれ違うこともご理解いただけたかと思います。
そして昔とは違い、セックス後に敵から襲われる心配もありませんので、ゆっくりと愛を育んでください。
そして昔とは違い、セックス後に敵から襲われる心配もありませんので、ゆっくりと愛を育んでください。
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