意外と男性にも多い「手荒れ」の原因4つとその対策方法、おすすめのハンドケア商品までを紹介!

最近は、女性に限らず男性のなかにも“手荒れ”で悩む人たちが増えています。
昔と違ってひとり暮らしの独身者が増えたこと、また既婚の男性も、結婚後は家事全般にかかわる機会が増えてきたことが影響しているのかもしれません。

そこで今回は、男性も知っておきたい「手荒れのレベル」を、段階別の症状に分けてレクチャー。
また、手が荒れる主な原因4つと、それぞれの原因に合わせた適切な対処方法、さらにメンズの手荒れ対策におすすめのハンドケア商品を厳選していくつかご紹介したいと思います。

「手荒れ」の症状を5段階のレベルで解説!

ひと言に“手荒れ”といっても、症状の程度はさまざま。手荒れのレベルは、次の5段階に分けられます。

【レベル1】手荒れ予備軍

手荒れ予備軍軽いカサつきや乾燥を感じる状態は、手荒れ予備軍です。この段階でケアをはじめれば、手荒れの予防につながるでしょう。
手荒れの原因に合わせて、適切に対策することが大切です。

【レベル2】手荒れ

手荒れ皮がむけたり軽いひび割れが起きたりします。手を洗ったり水仕事をしたりした後は、水分を拭き取ってからハンドクリームで保湿ケアをしましょう。
ハンドクリームのケアで乾燥を抑えられるため、手荒れの悪化を防げます。

【レベル3】ひび・あかぎれ

ひび・あかぎれひび割れや赤み、皮膚が硬いなどの症状が現れます。この段階になると、悪化を防ぐために水仕事をなるべく避けることが大切です。
また、こまめに保湿ケアを施し、症状の悪化を防ぎましょう。保湿ケアの後は、綿の手袋をして手を保護することも必要です。

【レベル4】手湿疹(てしっしん)

手湿疹(てしっしん)ひび割れたところからの出血や腫れ、皮むけなどの症状が現れます。水仕事ができる状態ではないため、治すことに専念しましょう。
どうしても水仕事を避けられない場合は、綿手袋の上にゴム手袋かビニール手袋を重ねて、万全の防水対策が必要です。また、水仕事をしていないときでも、綿手袋だけは常時つけておくようにしましょう。

【レベル5】手湿疹・ただれ

手湿疹・ただれ最も重症な状態で、痛みで指を曲げられなくなったり、傷から黄色い汁が出たりします。自宅のケアだけでは改善が難しいため、できるだけ早めに医師へ相談しに行きましょう。

ここからは、手荒れの症状を引き起こす主な原因4つと、それに合わせた予防&対策方法について紹介していきます。

手荒れの原因①|空気の乾燥

手荒れの原因①|空気の乾燥まず手荒れを引き起こす原因として、「空気の乾燥」が挙げられます。
空気が乾燥すると、手の水分の蒸発や外部刺激を防ぐ皮脂膜が減少します。その結果、手の水分が失われてバリア機能が低下し、少しの刺激でダメージを受けるようになるのです。
空気が乾燥するのは冬ですが、その他の季節でもエアコンの使用によって乾燥するため注意しましょう。

▶「空気の乾燥」が原因の手荒れ対策は?

空気中の乾燥を防ぐことはできませんので、手に水分と油分を補給することが大切です。
水分と油分の両方を含んだハンドクリームでケアしましょう。ヒアルロン酸やセラミドなどのうるおい成分が含まれているハンドクリームなら、手にうるおいを与えながら皮脂膜の働きをサポートできます。

手荒れの原因②|水回りの作業

手荒れの原因②|水回りの作業手が荒れる原因として最も多いケースが、冬など寒い時期に行う「水回りの作業」。水回りの仕事を行うにあたって、基本的に液体や洗剤の使用が欠かせません。
また、液体や洗剤の使用は食器類を洗うときのみならず、お風呂・床掃除・洗濯など、用途によってさまざまなタイプに触れる機会があります。
特に冬場など、素手で水回りの家事をこなしているうちに、大きなダメージを手に与えている可能性は十分あり得るでしょう。

▶「水回りの作業」が原因の手荒れ対策は?

そんな水回りの作業による手荒れ対策には、ゴム手袋の着用をおすすめします。もしゴム手袋でも手荒れが気になるという人は、綿の手袋をはめた上からゴム手袋を着用しましょう。
また、冬場の手洗いや水仕事はぬるま湯ですること。冷たい水は血行を悪くし、逆に熱いお湯は皮脂を奪ってしまいます。

手荒れの原因③|シャンプーなど美容ケア関連

手荒れの原因③|シャンプーなど美容ケア関連毎日のお風呂場で使用する「美容ケア関連」のアイテムが原因で、手荒れを引き起こしている可能性も考えられるでしょう。
シャンプーや洗顔料・シェービング剤などの美容ケア用品には、水と油を混ざりやすくする“界面活性剤”が含まれています。界面活性剤は、手の皮脂までも洗い流すため、手が乾燥しやすくなるのです。

▶「美容ケア関連」が原因の手荒れ対策は?

シャンプーなどの美容アイテムは、肌にやさしい低刺激タイプのものを選ぶようにしましょう。
また、パーマ剤やカラー剤も手に刺激となる成分が含まれているため、手で直接触れてはいけません。

手荒れの原因④|段ボールや衣類に触れる

手荒れの原因④|段ボールや衣類に触れるそれから、手荒れの原因として意外と少なくないのが「段ボールや衣類に触れる」ことをキッカケに引き起こすカサつき。
段ボールや衣類などは、手の水分と皮脂を奪い去ってしまうのです。
特にアパレル関係や梱包の仕事をしている方は、手の乾燥が一種の職業病といえかもしれません。

▶「段ボールや衣類」が原因の手荒れ対策は?

まずはこまめにハンドクリームで保湿したり、綿手袋をはめたりする習慣を身につけましょう。
自宅で洗濯物を畳むときも、基本は綿手袋の着用をおすすめします。

手荒れ対策におすすめのハンドケア商品6つ

手荒れに悩んでいる、もしくは常にキレイな手でいたいメンズは、ハンドクリームを持ち歩きましょう。
ここからは、メンズの手荒れ対策におすすめのハンドケア商品を6つご紹介します。

(1)ロクシタン(L'OCCITANE) シア ハンドクリーム

ロクシタンのハンドクリームwww.amazon.co.jp
まず、こちらは保湿成分のシアバターが含まれている「ロクシタン シア ハンドクリーム」です。
肌の角層に速やかに浸透して、柔らかい肌へと導いてくれるでしょう。
ロクシタンのハンドクリームは、べたつきの少なさが特徴的な商品で、こまめに塗っても日常生活に支障をきたさないのがおすすめの理由です。
香りのクセがないため、男性も安心して使えるでしょう。
 

(2)尿素10% クリーム

尿素10%クリームwww.amazon.co.jp
尿素は、肌のうるおいケアに欠かせない成分。
こちらの「尿素10%クリーム」は、その尿素にくわえて、保湿成分のヒアルロン酸とスクワランも配合された手荒れ緩和のハンドケア商品です。
乾燥で硬くなった皮膚を柔らかくして、手荒れを改善へ導いてくれるでしょう。手だけではなく、冬に乾燥しがちな“ひざ”や“かかと”にも使えます。
 

(3)HPクリーム

HPクリームwww.amazon.co.jp「HPクリーム」は、単に保湿機能だけでなく、炎症を抑えたり血行を促したりするヘパリン類似物質が含まれた商品です。
ヘパリン類似物質と言えば、クリニックで処方されるヒルドイドクリームに含まれている成分。手荒れなど、乾燥に悩む人の強い味方になってくれるでしょう。
 

(4)アリクサー・オーガニックハンドクリーム

アリクサー・オーガニックハンドクリームwww.amazon.co.jp
「アリクサー・オーガニックハンドクリーム」は、シアバターやアルガンオイル、オリーブオイル、ハチミツなど複数の保湿成分が含まれたオーガニックな手荒れケア商品です。
オーガニックが必ずしも化学成分よりも肌にやさしいとは限りませんが、特に敏感肌の人は一度試してみてはいかがでしょうか。
 

(5)Hands A P.P プロフェッショナルプロテクション

Hands A P.P プロフェッショナルプロテクションwww.amazon.co.jp
「Hands A P.P」は、ヒアルロン酸やホホバオイルなどの保湿成分が含まれたハンドクリーム。規制が厳しい欧州食品安全機構の基準に基づいたケアアイテムです。
水分と油分の両方を補って、手荒れの悪化を抑えてくれるでしょう。また、塗った後もサラサラ状態のため、日常生活でこまめに塗りやすいところも男性におすすめの理由です。
 

(6)不織布手袋 寝ている間にハンドケア

不織布手袋 寝ている間にハンドケアwww.amazon.co.jp
ハンドクリームを塗った後は、周りの物や髪、服に触れたくないですよね。
そんなときは、手袋をつければハンドクリームが周りのものや髪につくのを防げます。
こちらの「寝ている間にハンドケア」は、手にぴったりと貼りつくタイプのため、違和感もありません。
また、水仕事のときに使えば、手が濡れるのを防いでくれるでしょう。
 

手荒れのない、キレイな手の男はモテる

手荒れとは無縁のキレイな手をした男性はモテます。
まだ手荒れの症状が予備軍のレベルであれば、今回ご紹介した原因にそった対策方法を施せば、手荒れによる“あかぎれ”や“腫れ”などは防げるでしょう。

また、自宅でのケアだけではなく、医療機関で適切な治療を受けることも大切です。
少しでも悪化が心配な場合は、皮膚科の専門医に相談しましょう。

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この記事のライター
猫女
猫女
駆け出しのライターです。 幅広くいろんな記事を書きながら、なるほどと思わされることが たくさんある毎日を送っています。