ケンカした彼女とセックスで仲直りすることは可能なのか? 知人女性の体験談をもとに考察!

みなさんは「ケンカしたカップルがセックスをして仲直りした」という話を聞いたことはありませんか?
実際に筆者もこれまでに、一度はお互いに怒りの感情をぶつけ合った男女が、のちにセックスをして元通りの円満な関係に戻った…というウワサ話を耳にしたことがあります。

そこで今回は、筆者の知人女性から聞いた交際中の彼氏とケンカした後にセックスがきっかけで元通りの関係に戻ったという体験話をもとに、男性のみなさんが気になる、彼女とケンカしたときにセックスで仲直りすることは可能なのかどうかを考察してみたいと思います。

カップルのケンカは避けられない!仲直りの方法もさまざま!

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男女の交際は、なにも素敵なデキゴトばかりが起こるわけでもありませんよね。

極論を言えば、生まれ育った環境も違えば考え方や価値観も異なる男女2人が、ある場所で偶然出会い、今この瞬間をたまたま一緒に過ごしているというだけで、時には大きく仲たがいすることだって当然あります。
たとえば性格の不一致や気性の荒いカップルなら、激しいケンカに発展することも決して珍しくないでしょう。

そしてケンカに発展する原因もさまざまあるように、どうやって2人が仲直りしていくのか、関係修復のきっかけもカップルによってケースバイケース。
そもそも原因の発端はどちらなのか、それから相手の性格や怒りの度合い、手順やタイミングなど……そのときの状況によって最良な手段を探っていくことになります。

セックスをきっかけに彼氏と仲直りした、知人女性の話

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筆者は以前、知人女性から当時交際中だった彼氏とケンカした際にその男性にたいする恨みや辛みを長文のLINEで受け取り、ひどく困惑した経験があります。

「まぁ、相手の彼氏も悪かったかもね」なんてとりなしてみたのですが、てっきり別れるものかと思っていたら、その後再びラブラブ状態に逆戻り。元サヤに戻っている事実を知らされたときは、つい「おい!」と声を荒げてしまいました。
なんなら、少しその女性を狙っていただけに…。

なんでもその女性いわく、仲直りのきっかけはセックスの相性が良かったことだったそうです。
もっとも、仲直りした後も互いに不満を完全に解消することはできず、精神的なしこりは僅かに残っていたようですけどね。

一時はそのまま別れることも検討したというこの知人女性でしたが、のちに彼との話し合いによって和解が成立。
そんな流れで彼女は以前と同じようにその彼とデートを重ね、セックスの回数もケンカをする以前と同じ頻度で交わすようになったんだそうです。

セックスの役割は大きいが、勘違いしてはいけない!

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一時は破局寸前まで関係性が壊れかけていたこの元サヤカップルが、再びセックスを交わすようになった理由は、ぎくしゃくはしつつも一応は関係修復の方向に向かっていたことが大きく起因していると思われます。

どちらかが一方的にベッドインへと誘ったのではなく、「付き合っていればセックスをするものだから……」というわりと暗黙の了解に近しい状況で、再び性行為に及ぶ関係に戻ったと推察します。

いつまでもいがみ合っていてもしょうがないですし、だったらそのままずっと別れてろって話ですからね。

ケンカには発展したものの、表面だけでも仲直りをして、一応はなんとか危機を乗り越えたこのカップル。
しかし完全なる関係修復の決め手となったのは、もともと合致していたセックスにたいする価値観や相性だったということなのでしょう。
そういう意味では、恋愛におけるセックスの役割は意外と大きいのかもしれません。

ただし、くれぐれも勘違いしないでおきたいのは、セックスがそれほど万能ではないということ。
よくよく冷静になって考えれば分かることですが、ケンカしたカップルは、セックスをしたから仲直りできたという話ではないんですよね。

「セックスをすれば彼女と仲直りできる」は間違い!

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互いに愛し合っている男女のカップルであれば、たとえケンカに発展しても、話し合いをもって解決し仲直りできるものです。
つまり繋がりの深いカップルは、ケンカの原因さえ解決できれば、自然と元通り仲良くできる可能性が高く、そうなれば再びセックスを交わす関係にもスムーズに戻れるというわけですね。

しかしこれは当たり前の話ですが、セックスを交わす前に、相手の彼女がケンカの解決に納得しているという状況が前提になります。
ケンカをして険悪な関係のままセックスをしたって、相手にたいする憎しみが晴れるという話ではありません。

要は、彼女とケンカした際に「セックスして仲直りした」ではなく「仲直りしてセックスした」が正しい順番になるということです。

どうして筆者がこんなにもしつこく書いているのかというと、残念ながら世間には、彼女とケンカしてもセックスすれば仲直りできると考えている男性が、少なからず存在するからなんです。

強引なセックスは、カラダ目当てと誤解される…

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誤った認識は、どんなに自分にとっては都合のいいことだとしても、しょせん間違いは間違い。それを妄信してケンカした彼女にいきなりセックスを迫っても、実際のところ多くの女性は拒絶するものです。

だって、ケンカの原因を置き去りにしたまま彼女をセックスに誘うって、相手に「結局カラダだけが目当てだったのかな?」という誤解を与えてしまうことは目にみえてますからね。

やっぱりドラマと現実の世界は違う!

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ラブ映画や恋愛ドラマなど、作りもののワンシーンを観ると、しばしば男性側が、ケンカした彼女に「うるせえよ」「信じて」「好きだよ」などと言いながら相手の服を脱がせ、なかば強引にセックスへと持ち込み、問題をうやむやにさせたまま、なんとなく元の関係に戻るとか、あるいは何故か余計に仲良くなってしまう、なんていうトンデモな展開を描いた作品もありますが、これは参考にすべきではないでしょう。

たとえ女性向けに作られた恋愛ドラマで、こんな描写にたいして彼女が「素敵だなぁ」なんて感想を述べていたとしてもです。

ケンカしたままセックスに誘われて喜ぶ女性はいない…

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大前提として、こういう強引なやり方を実践しようという根拠がフィクションの世界の恋愛にあるのだとしたら、それを実行に移しても成功するのは同じフィクションの世界だけ。
AVなどアダルトビデオの世界と同じように、恋愛描写のあるフィクションもまた、現実世界においては参考にすべきではないのです。

自分の目で得た情報をつい現実世界で実践したくなる気持ちも分からなくもないですが、「だって、あの映画でもこういうことして仲直りしたし…」と思い込むのは、関係修復のための根拠にはならないということですね。

現実世界の恋愛は台本もなければ、その瞬間ごとにお互いが異なる印象を相手に抱いているものです。
言い方を変えれば、女性はケンカ中の彼氏にたいして、その瞬間は“世界中で一番嫌いな男”と認識している可能性が極めて高いということ。

そんな相手に無理やりキスやセックスを強要したらどうなるか……。
おそらく一発で関係修復が不可能な状態になることも、決してありえない話ではないでしょう。

仲直りをするためのセックスが通用するのは空想の世界だけで、実際にはケンカをした相手にセックスを持ちかけられることは、女性にとっては喜ばしいことではないのです。

夫婦であろうとカップルであろうと、基本的に違う価値観の男女が付き合えばケンカに発展するもの。
だからこそ、もし交際中の彼女とケンカに発展したときは、まず第一にケンカの原因から目を背けず真摯に向き合うことが、早期関係修復のポイントであると考えましょう。
その上で、ケンカした状態のまま彼女にセックスを迫るという行為は、決して仲直りへの近道ではないという認識を忘れないでください。

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この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。