30代以降の男性が「朝セックス」をすべき2つの理由。

年齢を重ねるって、けして良いことばかりではありませんよね。中でも男性が老いを実感しやすいのが、性行為にまつわる機能ではないでしょうか。
そこで今回は、性に悩む30代以降の男性の皆さんに「朝セックスの奨め」について考察して参りたいと思います。

老化にともない“アレ”が勃たない…硬くならない…

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人は、加齢にともない若い頃できていたことが徐々にできなくなっていくものです。
もちろん個人差はありますが、男性の場合ですと、20代前半から少しずつ体の様々な機能が老化の一途を辿るようになるのだとか。

たとえばホテルで愛し合う際に、どうにも満足にアレが勃ってくれないとか、勃つには勃つものの、挿入してほどなくすると、少しずつ硬さが失われるとか…。これって他人が思う以上に当人にとってはなかなかに深刻な問題ですよね。

さらに加齢が原因となると、完璧に100%元の状態に戻すことはやはり困難を極めます。ただし、それも対策次第である程度カバーすることも可能。

今回は、朝セックスを主眼において、この点を深掘りしていきたいと思います。

朝セックスをすべき理由①|男性機能維持のために役立つ!

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加齢にともない、徐々にセックスの内容に精彩を欠くようになってしまったとき、まず見直すべきは「生活習慣」です。
たとえば現代社会はストレス社会と呼ばれるほど、ストレスとは密接な関係にありますし、食生活の乱れや、睡眠時間の十分な確保ができないといった状態では、加齢と自律神経系の変調のダブルパンチをくらい、ますます満足のいくセックスができない体になってしまいます。

そしてこの問題を防ぐには、とにかく体内を加齢や様々な外的要因に負けないよう、作り変えることが大切。

たとえば毎朝トレーニングを積極的に行うことで、運動不足の問題は幾分か解消に向かうことでしょう。
加齢にともない代謝の悪くなった体も、適切な運動を行うことによって鈍らない体に作り変えられるわけですが、朝のトレーニングはそれだけがメリットではありません。

男性ホルモンの一種、テストステロン。性生活を順風満帆にこなすには、テストステロンの占める役割は大きいのですが、このテストステロンは午前中ほど、多く分泌されやすいようです。そしてこのテストステロンをより分泌しやすい体内環境を維持するために、朝に体を動かすことが効果的だという見方があるのです。

……そしてここからが本題なのですが、セックスってそもそも、じっくり時間を掛けて行うと結構な運動量を必要としますよね。中年以降にガッツリやると、翌朝筋肉痛になっていることもしばしば…。
つまりセックスをすることって、ある意味ではベッドの上で行うトレーニングみたいなものなのかもしれません。

実際、セックスを1時間こなしたあとの消費カロリーは、男性の場合101キロカロリーを計測したという研究結果もあり、これは15分以上のジョギングをすることで消費されるカロリーと同等とされています。
パートナーと愛し合いつつ運動もできて、なおかつ性的機能の維持にも欠かせないテストステロンの分泌をも促せるという、いくつかのメリットが複合してもたらされる、朝のセックス。その素晴らしさを、特に中年に差し掛かってからの男性は、重視すべきではないでしょうか。

朝セックスをすべき理由②|朝勃ちをそのまま利用できる!

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もう一つ、朝セックスをオススメする理由に「朝勃ち」の存在があります。
男性は就寝時から起床してしばらくの時間、性器が勃起していますが、単純にこの勃起をそのまま利用しようという話で、これはまさに単純な理由です。

加齢の影響で男性は年々勃起しにくくなりますが、筆者の知人の40代後半の男性は、朝勃ちを上手く活用して、性生活にいかしていると打ち明けてくれました。

朝勃ちは他愛もない生理現象ですが、その朝勃ちを上手く利用することで、パートナーとのセックスをより充実させることができるのは事実でしょう。

とくに30代以降の男性は、大抵精力低下に悩むもの。
若い頃のように、飲酒をして、食事も経てからホテルに直行しても、なかなか相手を満足させることが難しくなってしまいます。

この際朝勃ちであろうと、利用できるものはしっかりと利用しましょう。せっかくのセックスをするチャンスを得た以上、最大限に活かさないともったいないですし。

朝セックスをすべき理由は他にもある!

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朝セックスすべき理由は他にもあります。
なぜ筆者は朝セックスをこんなにも推しているのか。
その理由は、大人の夜のデートにつきものの、“飲酒”にあります。

ラブホテルにチェックインする前、大抵の男女はどこかでお酒を引っ掛けるものですよね。デートで飲食をして、それからベッドインという構図は、ありふれています。
ただ、この飲酒が男性機能に、そこそこの影響を及ぼしているのです。

基本的にアルコールは摂取することで血行を促進する効能があり健康面でいえばありがたいもの。さらに、中枢神経にも作用してリラックス効果をもたらしてくれます。このリラックス効果にともない適度に緊張もほぐしてくれるため、良いこと尽くめのようにも思えるところですが、いざセックスの直前にアルコールを摂取してしまうと、これが仇となることもあります。

というのも、飲酒後にセックスをしようにも、アルコールが勃起中枢にも影響を及ぼしてしまい、勃起しにくくなり、さらに挿入後も中折れしやすくなってしまうわけです。

これを防ぐには、飲酒後ホテルに入ったら、まずは一旦そのまま寝てしまい朝にセックスを持ち込む方法が有効でしょう。飲酒後、極端に勃起力が弱まる男性であっても、睡眠後はすっきりとして、アルコールも抜けています。

勢いでホテルに入ったまではいいものの、結局アレが役に立たずに中断してしまうより、この方がまだマシではないでしょうか。

どうしても私たちはセックスは基本的に夜するものという固定概念を持っています。
ただ、加齢がある程度進んでしまうと、夜のセックスでは満足のいくポテンシャルを発揮できないというケースも多々起こり得ます。

そうなってしまったら、もうセックスをする際の“時間帯”に、これまでのようなこだわりを持っていても仕方がないでしょう。
お酒が残っていたら勃起はしにくくなり、それはたとえバイアグラなどのED治療薬を服用していても、完璧にカバーはできません。

飲んだらしばらく休み、アルコールが抜けるのを待ちましょう。そうすることでコンディションもある程度回復してきますし、起きたら朝勃ちしている可能性も高いわけです。
これを心掛けるだけでも、若い頃と同じようなセックスを楽しめる可能性が見えてきます。

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この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。