男の肌荒れを招く6大原因とは？ 大人メンズが気をつけたい肌荒れの症状もあわせて解説！

大人メンズが気をつけたい肌荒れの症状5つ

まずは、大人メンズが気をつけたい肌荒れの症状から見ていきましょう。
肌荒れは思春期の10代や20代前半に限らず、30代・40代を超えてからもずっと続く問題なのです。

・大人ニキビ

大人ニキビは、一般的に思春期以降に発生するニキビのことを指します。毛穴に過剰な皮脂と古い角質が混ざり、そこに細菌が感染して炎症が起こると赤ニキビになります。

・ベタつき

皮脂の分泌が増えると、光に反射してテカりとベタつきが発生します。特に40代以降の男性は、ホルモンバランスの乱れによって皮脂が多く分泌されやすいため、十分なスキンケアが必要です。

・赤み

睡眠不足や過度の洗顔などで肌のバリア機能が低下すると、小さな刺激ですぐに赤くなってしまいます。特に、皮脂の分泌が多かったり、汚れた皮脂を十分に洗い流せていなかったりすると、赤くなりやすいとされています。

・カサつき

カサツキは、肌が乾燥してキメが乱れ粉を吹いている状態を指します。主に寒い冬に十分なスキンケアができていなかったり、過剰に洗ったりすると起こる肌トラブルです。

・くすみ

肌をゴシゴシと摩擦して洗ったり、日差しの強い日に紫外線対策をしなかったりすると、メラニン色素が肌に沈着してくすみになります。
くすみを放置にすると、数年から10年以上経ってから濃いシミになる恐れがあるため、早めの対処が必要です。

男の肌荒れを招く6大原因

続いてここからは、男の肌荒れを引き起こす主な原因6つを紹介していきます。

（1）カラダと顔を同じ石鹸で洗う

まずは、ひとつの石鹸をカラダと顔で使い回すことが挙げられます。
「カラダを洗うついでに顔も洗ってしまいたい…」「洗顔フォームを使うのが面倒くさい…」などの理由からひとつの石鹸を全身に使い回しする人もいますが、スキンケアの観点でみれば極力避けた方が良いでしょう。
一般的に市販で売られている石鹸は、洗浄力が強いタイプです。
そんな洗浄力の強い石鹸を使い、カラダを洗う要領で顔をゴシゴシ洗っては肌が傷つき、カサカサの乾燥肌や皮脂の過剰分泌で肌のベタつきを招くでしょう。

（2）洗顔後に化粧水をしない

洗顔後に化粧水をしないことも肌荒れの原因として挙げられるでしょう。
本来、皮脂の役割には空気中の乾燥から肌を守る働きがあります。その皮脂量が減れば、おのずと乾燥肌を招くリスクが高まります。
さらに、肌が乾燥すると脳が水分不足を感じ取り、皮脂の過剰分泌につながることも…。
洗顔後は、汚れと同時に皮脂も落ちてしまうため、乾燥を防ぐ意味でも化粧水は必須です。特に男性の場合は、ヒゲソリによって皮膚がダメージを受けやすい状態のため、なおのこと化粧水の保湿ケアは欠かせません。

（3）お酒を飲みすぎてしまう

実はお酒に含まれるアルコール成分は、血管を膨張し、血流が改善し肌の調子が良くなると言われています。
しかしそれはあくまで適量の飲酒かつ一時的な効果に過ぎません。
お酒には糖質が多く含まれているため、皮脂の過剰分泌につながります。さらにアルコールを分解する際、タンパク質の合成に必要な亜鉛を大量に消費することもお酒が肌に悪いといわれる理由です。
お酒の飲みすぎは、翌日以降の肌荒れとして現れますので、過剰摂取にはくれぐれも気をつけましょう。

（4）睡眠の質が悪い

寝つきの悪さや睡眠時間が足りていないなど、睡眠の質低下も肌荒れの原因に直結するでしょう。
睡眠の主な目的は疲労回復ですが、肌にとっては日中に浴びた紫外線や外的刺激に休息の時間を与え、新陳代謝を促す役割があります。
特に人間の肌は、深い眠りに入っている状態で新陳代謝が促されるため、なおのこと睡眠の質を見直すことが大切といえるでしょう。
また、新陳代謝の活性化は、成長ホルモンの分泌、免疫力アップ、肌の修復と再生など美肌作り全般に役立ちます。

（5）炭水化物や脂っこいものの食べすぎ

炭水化物や脂っこいものに偏った食生活は、必然的に糖質や脂質を摂りすぎてしまいます。そして、余った糖質と脂質は中性脂肪として身体に蓄えられるとともに、皮脂として身体の外へ排出されるのです。
このように栄養バランスの偏った食事を繰り返していると、皮脂の分泌量が増え、テカりや大人ニキビなど肌トラブルの原因につながるでしょう。
1日あたりに摂取する野菜の量を増やすことで、自然と栄養バランスが整い、皮脂の量が元に戻る可能性があります。コンビニ飯や外食を控え、栄養バランスの状態に意識を向けてみましょう。

（6）日常的にストレスを受けている

仕事や家事、育児などで大きなストレスを抱えていると、自律神経とホルモンバランスが乱れて、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。さらに、肌のターンオーバーの周期が遅れてバリア機能が低下する危険もあるでしょう。
このように、ストレスは肌トラブルの原因になる皮脂を増やしつつ、肌トラブルが起こりやすい肌へと変化させるため、定期的に対処しなければなりません。
良質な睡眠や適度な運動、趣味を楽しむなどして、ストレスをこまめに解消させていきましょう。