【ポケットチーフ初心者向け】選び方から使い方までを解説!

ビジネスマンのおしゃれって、あまり工夫できないように思われがちですが、普段のスーツにポッケットチーフを挿すだけで、印象を大きく変えてくれます。ビジネスシーンからフォーマルまで使えるポケットチーフ活用方を教えます。

ポケットチーフの発祥・由来

ハンカチーフが語源となっている「ポケットチーフ」は、実は和製英語なんです。ハンカチーフ自体は、西欧の女性が頭に被る布のカチーフから来ています。
今のように、男性がポケットにハンカチを挿すようになった理由については諸説ありますが、昔は貴重品だったハンカチを婚礼の際に親から子へと受け継ぐためにベストに挿したのが最初という説もあります。その後、オシャレ目的としてスーツやジャケットに挿すようになりますが、ポケットチーフを挿す目的で浅い胸ポケットができたのは20世紀になってからのことなんです。

ポケットチーフの生地素材

今では種類が多いポケットチーフですが、素材選びにこだわっている方は少なくありません。
絹(シルク)素材は光沢があるので、ドレスコードがあるフォーマルなシーンに似合います。綿(コットン)素材はカジュアルシーンで活躍してくれます。麻(リネン)素材はオールマイティなシーンで活躍できるので、男性なら一枚は持っていたい素材の一つです。

ポケットチーフの一般的な大きさ

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手持ちのハンカチをポケットチーフ代わりに挿すより、やはりポケットチーフを挿す方がオシャレです。大きさも大小ありますが、ポケットチーフのサイズ基準は一般的に約30~45cm(12~18インチ)程度です。40cm(16インチ程度)が、ほとんどのポケットチーフの様式に対応できるサイズ感。
それ以上に大きなものや小さいものがありますが、あまり小さいと時間が経つうちにポケットの中に落ちて行ってしまうなんていうこともあります。色んなシュチエーションでポケットチーフの形を作るなら、一般的なサイズで作るのが無難です。

ポケットチーフを使うシーン①フォーマル

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ポケットチーフを男性が使用するシーンで一番多いのは、結婚式やパーティーでしょう。ステージや会場が豪華で輝きがあるシーンでのおしゃれには、ポケットチーフは欠かせません!
ここは是非シルクなどの光沢ある素材をパフやスリーピークスという形で胸元に挿しているだけで華やかになります。例え普段のビジネススーツでも、一気にフォーマルな雰囲気に格上げさせてくれます。

ポケットチーフを使うシーン②ビジネス

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クールビズなどの影響で、ネクタイ代わりにポケットチーフを挿すビジネスマンが増えてきました。ビジネスシーンのおしゃれでは、こなれ感を出したいですね。
ポイントはシャツの色に合わせたり、ジャッケトとは反対色となるチーフを合わせてもカッコイイです。また、ネクタイを着用するときは同系色で合わせても◎。シャツやネクタイとチーフの柄を合わせてもスマートに見えます。

ポケットチーフを使うシーン③カジュアル

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カジュアルシーンでのポケットチーフの使うなら、ペイズリー柄やチェックなどの大きめの柄や派手目のカラーなど、ビジネスやフォーマルシーンでは使えないようなデザインで遊ぶことがポイント!あとは時計やベルトや靴などの小物の色とカラーリングして合わせてもオシャレです。
デートの時は、女性の服の色にポケットチーフの色を合わせてみましょう。気付いた彼女はあなたの小粋なドレスアップに喜んでくれそう♪

ポケットチーフの折り方

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ポケットチーフの折り方には様々な種類があります。中でも定番なのは、「TVフォールド」という折り方。どんなシーンでも一番使えるテクニックなので、初めてポケットチーフを挿すなら、まずはTVフォールドをマスターしましょう。
フォーマルなら「スリーピークス」が華やかです。

【TVフォールド】
①縦・横の順に正方形に折ります。
②胸ポケットの横幅に合わせて三つに折りにします。
③ポケットの深さにあわせて下部分を折り返しましょう。

【スリーピークス】
①大きく三角に折ります。
②更に三角に折りながら頂点を少しずつずらして、3つの山を作ります。
③ポケットの横幅に合わせて端を折りたたんでいきます。
④ポケットの深さにあわせて下部分を折り返しましょう。
※山を2つにすれば「ツーピークス」になります。

ポケットチーフのたたみ方

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ポケットチーフは、胸ポケットのサイズに合わせて小さくたたむように入れてしまえばOK。
折るのが難しいという、ちょっぴり不器用さんな男性は、ハンカチをくしゃっとさせて挿すだけの「パフ」や「クラッシュ」という挿し方もあります。

【パフ】
①ハンカチの中央をつまんで持ち上げます。
②下になった4つの角をまとめてポケットの横幅、深さに折って入れます。

【クラッシュ】
①ハンカチの中央をつまんで持ち上げます。
②つまんだ方が下になるようにポケットに挿し、花弁のように整えましょう。
※パフとは反対の方が上になります。

ポケットチーフの入れ方

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ポケットチーフを入れるときのポイントは、ジャケットにあるポケットの深さです。
特にスクエアを強調する様式では、はみ出し過ぎの見せ方は絶対にNGです。全体的な色のバランスを見て1~2cm程度が一般的です。どうしてもチーフのバランスが難しく感じるなら、パイピングや縁にデザインが入ったチーフを利用して、柄が見えるように出せば簡単です。
スリーピークスやクラッシュは、あまり出し過ぎるとハンカチの素材によっては頭が倒れてしまうので気をつけましょう。

くしゃっと入れるタイプの挿し方の場合、胸ポケットがもたついたりしないよう、中で整えたり上から抑えて膨らまないように気をつけて。

ポケットチーフの洗い方・ケア

シルクやリネンでも、クリーニングに出さずに家でも水洗いすることができます。
リネンは、洗濯石鹸で30度のぬるま湯につけます。シワになりやすい素材なので、しっかり脱水せずに日陰で干しましょう。保管法は折シワがつかないようにハンガーにかけておくのがコツ。
シルクは手洗いで素材に対応した中性洗剤を使いましょう。ただし、水に弱いので、ぬるま湯で手洗いする際には最新の注意を払うようにしてくださいね。自分で洗うのが不安な場合はやっぱりクリーニングが安心です。

ジャケットとシャツに組み合わせるイメージで添えるのがポケットチーフ。最近のブームで色柄デザインとも数多くそろっています。日常使いのスーツにちょっとした彩りを加えてみるだけで、まわりからも一目置かれるかも♪

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この記事のライター
富 容華
富 容華
香港、アジア各国を渡り歩き、香港、韓国映画をこよなく愛しています。