冬のリュックは野暮ったいイメージ? 見た目がダサくならない「リュックコーデ」の作り方

最近は、街中でも普通にリュックを背負っている人も増えましたが、人によってはなんとなく「イケてない」「似合わない」などと先入観でリュックを背負うことに抵抗感をいだく男性も少なくないのではないでしょうか。
特に寒い冬場は、ただでさえ重ね着などの厚着の服装が多く、そこに重たいリュックを背負うことで、野暮ったいイメージが強まるなどの影響もあるのかもしれません。
今回は、そんな男性の方に、見た目がダサくならない冬のリュックコーデをご紹介します。

リュックは、背負う位置がとても重要!

リュックを背負って野暮ったくなってしまう理由は、背中にあるリュックの位置が関係しています。

リュックの位置が高すぎては子供っぽい印象に仕上がり、逆にお尻の上にリュックが乗るほど下げてしまうと、今度は見た目の姿勢(スタイル)を悪く見せてしまい、歩いているときもお尻にぶつかって邪魔です。

リュックを背負うときのベストなポジションは、リュックの底がお尻の上に部分に乗る高さ。これは冬も夏も変わりませんので、紐の長さを調節して正しい位置で背負うようにしましょう。

やっぱりリュックとパーカーの組み合わせは裏切らない

冬のカジュアルファッションの定番アイテムの一つ「パーカー」はやっぱりリュックとも好相性!

リュックの高さ・位置さえ正しく調節しておけば、重心が下に集まりがちなチェスターコートとリュックの組み合わせも難なくクリアできます。

また、パーカーのフード部分を活かして、視線を上に集めることで全体のバランスを取りやすい点もポイントの一つ。着こなし全体を、引き締まるような色合いで組み合わせることで、より大人っぽいコーディネートに仕上がります。

冬のアウトドアコーデだからこそリュックがマスト

冬といえば、スキーやスノボをはじめとする雪の中でアウトドアを楽しめるシーズン。しかし、必ずしも好天に恵まれるとは限りません。

そんな雪の中では、つねに両手を空けておくのは常識中の常識。トートバッグやショルダーバッグなどではなく、安定感のあるリュックこそマストなアイテムです。

特にアウトドア系のリュックは、機能面でもとても優れていますので、デザイン面も含め、マウンテンパーカーなどと好相性に着こなせます。

MA-1にリュックを合わせる無骨なメンズスタイル

男っぽいMA-1の着こなしにリュックを合わせるときは、気持ちルーズな位置で調節するといいでしょう。

お尻の山の上に乗るくらいがルーズ感を出すベストポジション。それ以上下げてしまうと野暮ったくなってしまうのでご注意を。

また、無骨なMA-1の着こなしファッションは、ミリタリー調の迷彩柄とも好相性ですので、無地のコーディネートならリュックを柄物にするのもいいですね。

スポーツミックスに合わせたリュックコーデ

スポーツミックスのコーディネートに仕上げた時に困るのがバッグ選び。やっぱりスポーツミックスならリュックが合わせやすいでしょう。

たとえ全体を黒系でまとめていても、アクティブでスポーティーな印象にさわやかさが加わりますよね。そんなスポーツミックスの着こなしには、下手に白アイテムでコーディネートするよりも、服のアクセントで白を上手く取り入れるとナチュラルなおしゃれ感が作れます。

きれいめコーデこそ地味リュックがイイ

「ちょっと地味かなぁ…」と思えるリュックこそ、きれいめコーデに使いたいアイテム。

存在感のあるバックパックのような大きなリュックや派手めのリュックでは、せっかくのきれいめコーデがカジュアルダウンしてしまうのが難点。きれいめコーデに合わせるなら、大きさや色柄などで存在感や主張の少ない地味なリュックを選んでみるといいでしょう。

上半身のボリューム感はパンツの色で帳消し

冬コーデの難点として、コート類を羽織ることによって全体が重たくなりがちなところがありますよね。

特にダウンジャケットは元々存在感があるにも関わらず、そこにリュックを合わせてしまうと余計にボリューム感が出てしまい、一層かさばって見えてしまいます。

とはいえ、ボリューム感を変えることはできませんので、色でバランスを調節してみるのも手。黒のアウターには白やベージュなどの軽い色のパンツを合わせて存在感を帳消ししてしまいましょう。

やっぱりモノトーン!男が落ち着く鉄板コーデ

やっぱり男性が一番落ち着くコーディネートの色合わせはモノトーンでしょう。

リュックの存在感から、どうしても「スッキリ」や「スマート」という印象からはかけ離れてしまうリュックコーデは、まず色で工夫するのがもっとも簡単なコーデテク。

黒をベースに、白をコーディネートのアクセントとして使うことで、着こなしはカジュアルなのに見た目がシックな印象に仕上がります。

冬の定番チェスターコートにもリュックがよく似合う

ドレッシーなチェスターコートにもリュックは好相性のアイテム。きれいめアイテムとカジュアルアイテムを上手く交えることで、大人のキレカジコーデに仕上がります。

また大人カジュアルは、外し過ぎると全体的にまとまりがなくなってしまいますので、引き締めアイテムとしてチェスターコートを合わせてみましょう。そして足元には、あえてデニムではなくスラックスを選ぶことで、大人カジュアルな雰囲気を一層引き立たせてくれます。

ビジカジにもオフスタイルにも似合うリュックコーデ

最近では、会社に自転車で通勤する人や、運動のロードバイクとして自転車を楽しむ人も増えましたよね
。そんなアクティブスタイルとしても、やっぱりリュックは欠かせないアイテムの一つ。

おしゃれで機能的なリュックも増えましたので、スーツスタイルにもリュック姿がよく似合います。そして自転車に乗るときは、リュックの底が腰付近の位置で背負える程度の長さがベストです。

冬のリュックコーデはどうしても野暮ったい印象になりがちですが、位置や高さ、色など全体のバランスを調節することで、見た目もダサくならない着こなしが作れます。
そして今回ご紹介したコーディネートは、どれも簡単なものばかり。冬にリュックを背負うことへ抵抗のある男性の方は、ぜひ参考にしてみてください。

Cover画像: wear.jp

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この記事のライター
椎名 香澄
椎名 香澄
元アパレル系販売員。ジェントル系メンズファッションがお好み。素敵なスタイルをご提案していけるように頑張りマス♡