それ夏バテかも? 夏バテを示す危険サイン3つと、夏バテ解消の予防&対策方法を紹介!

ポカポカ陽気の春から梅雨のシーズンを超え、本格的に暑くなってきたころに気をつけたいのが「夏バテ」。
身体がだるくて仕事が手につかなかったり、休みの日も一日中ボーっと過ごしたり、ダラダラと生産性のない日々に悩んでいる人もいるでしょう。
夏バテは、原因を正しく知って早急に対処することが大切です。

今回は、夏バテを示す危険サイン3つと、夏バテの詳しいメカニズム&具体的な解消法についてご紹介します。

夏バテを示す危険サイン4つ

夏バテを示す危険サインまずは、夏バテを示す危険サインから見ていきましょう。

(1)やる気が起きない

夏バテしていると、倦怠感や脱力感で何事にもやる気が起きません。
身体がだるくなることと、精神面が不安定になることが重なり、何をするにもやる気が出なくなります。
さらに、物事がうまくいかなくなることでストレスが溜まり、より一層夏バテが悪化するケースもあります。

(2)食欲が出ない

夏バテの分かりやすいサインとして、食欲がなくなり、何も食べられなくなる場合があります。そうめんや冷やし中華など、さっぱりとした喉ごしがよい食べ物であれば食べられる方もいます。
中には夏バテが原因で、ゲッソリと不健康に痩せてしまう人もいます。

(3)疲れがとれない

夏バテになると、しっかり睡眠時間を確保してもなかなか疲れがとれなくなり、日中にバテて集中力がなくなってしまいます。
どれだけ寝ても、心と身体のバランスが崩れてしまっている状態では疲労が回復しません。
また、むやみに長時間寝ると、かえって疲れが溜まり逆効果になることもあるでしょう。

(4)よく眠れない

夏バテのサインには、睡眠の質が低下することも特徴として挙げられるでしょう。
夜中に何度も目を覚ましたり布団に入っても寝つきにくくなったりして、睡眠不足になります。
また、十分に寝たつもりでも、夏バテの影響で寝起き後いまいちスッキリしないこともあります。睡眠は、心身の状態に深く関係しているため、真っ先に見直したいところです。

夏バテのメカニズムを知ろう。夏バテの正体とは?

夏バテのメカニズム夏バテとは、いわば自律神経が乱れている状態のことを指します。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」で成り立っており、それぞれのスイッチが切り替わることで身体のバランスが保たれています。
夏など高温多湿の環境では必然的に体温が上がりやすいため、自律神経がフル稼働して体温を整えようとするのですが、それによって自律神経が疲弊してしまうのです。
その結果、自律神経が正常に働かなくなり、全身の機能調節に問題が生じる現象を夏バテと言います。

また、自立神経が乱れる理由は高温多湿の環境だけではありません。
エアコンで部屋を冷やしすぎたことで身体が冷えたり、外気温と大きな差が生じたりすることも原因とされています。

夏バテの解消方法4つ

夏バテの解消方法夏バテはどう対処すればいいのでしょうか?
ここからは、夏バテの解消方法を4つご紹介します。

(1)こまめに水分をとる

夏など、汗をかきやすい高温多湿の環境では水分の必要量が増えるため、十分に水分補給をすることが大切です。
ただし、一気に水分をとるのではなく、こまめに補給してください。一気に補給しても、余分な水分が尿中に排出されてしまいます。こまめに飲むことで、身体に必要な水分量がとれます。
また、スポーツドリンクは汗で失った塩分を補えます。しかし、同時に糖分も多く含まれており、一気飲みをすると血糖値の急激な上昇を招くため注意しましょう。

(2)睡眠環境を整える

夏バテ解消のためには、少しでも自律神経を正せるように、睡眠環境を整えることが大切です。
自宅に設置してあるエアコンや扇風機を上手に活用して、室温をコントロールしましょう。
また、通気性のよいパジャマや寝心地のよいマットレスを選ぶことで睡眠の質も高められるでしょう。
逆に、寝る前の飲食やスマホ操作は睡眠の質を低下させるため避けてください。

(3)涼しい時間帯に運動する

夏バテで疲れがとれないからといって部屋に閉じこもっていると、さらに自律神経が乱れがちになります。
涼しい時間帯に適度な運動を習慣づけることで、自律神経が整いやすくなるでしょう。
運動不足の方は、まずウォーキングから始めてみてください。
ウォーキングは普段運動しない方でも気軽に始められるうえに、長く続けやすい運動方法です。音楽を聴きながら、普段歩かない自然の中をウォーキングするのは楽しいですよ。

(4)栄養バランスのとれた食事を心がける

夏バテの予防・対策に、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
糖質や脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素をバランスよくとることが大切です。
すでに夏バテ気味で食欲がないという方は、サプリメントで栄養を補いましょう。
さっぱりした食べ物しか喉を通らない場合は、天ざるや冷やし中華、豚しゃぶサラダなど、できるだけ野菜や肉、炭水化物を含んだ食事メニューをおすすめします。

夏バテを解消させよう!

夏バテになると、心身のバランスが崩れて日常生活に悪影響が出てしまいます。
「仕事に集中できない…」「人と会いたくない…」「外にでたくない…」など、それが積み重なることで負のループを招く可能性もあるでしょう。
しかし夏バテは、自分自身で十分に予防と対策が可能です。
まずは普段の食事や運動、睡眠環境を見直すことから、夏バテの解消に繋げていきましょう。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。