セーター、カーディガン、ニットの違いとは?着こなし&使い分けまで詳しく解説!

普段の生活では「ニット」や「セーター」といったり、はたまた「カーディガン」と呼んでいますが、その明確な違いをあまり認識せずに使ってはいませんか?日常で身近すぎて、今更聞けない、実は知らないこの3つの違いをご説明します!

セーターとは?

セーターとはニットの生地で作られたプルオーバーのことで、いわゆる頭からすっぽりと被るタイプのものです。いわゆる「カットソー」をニット生地で仕立て上げたものなので、ハイネックもボートネックも、プルオーバータイプであれば全て「セーター」となります。袖の長さも関係ありません。セーターには、半袖もあれば長袖もあり、女性ものになると袖がないものもあります。

カーディガンとは?

素材に関わらず、前開きの簡易なジャケットタイプのものを「カーディガン」と言います。前はボタンで留めるタイプになっているので、ボタンの開け留めで体温調節もできるうえ、セーターと違って簡単に脱ぐことができるのも特徴です。カーディガンは重ね着することが前提なので、一般的にはシャツの上から羽織ったり、コートやジャケットの下に着ます。

ニットとは?

ニットと聞いて連想するのは、ウール使って編んだ冬用のセーターです。しかし、実際ニットというのは糸をループ状に編み上げた素材、生地のこと全般を指します。そのため、もちろん春夏用のサマーニットも存在します。細い糸で綺麗に編まれた小さな目のニットを「ハイゲージ」、太い糸でざっくり大きな目で編んだものを「ローゲージ」と言います。セーターやカーディガンだけではなく、マフラーや帽子、手袋、靴下、中にはバッグなどニット製品は身近なところにたくさんあります。

セーター、カーディガン、ニットの違いとは?

まとめると、ニットは衣類の素材で縦横に伸縮する素材のこと。このニットを使って製造されるのが、セーターであり、カーディガンです。
セーターはプルオーバータイプなので、着脱しづらいのがデメリットですが、逆に防寒性が高いので、寒さ対策にはピッタリです。カーディガンはジャケットのように脱ぎ着しやすいので、体温調節もしやすいので、ニットの素材感によってはオールシーズン活躍してくれるアイテムです。

セーターの着こなし

冬のアイボリーはおしゃれです。編地が大きく目立つタートルのセーターはカジュアル感プラス品の良さを感じさせます。アイボリー系でトータルコーデした場合、外出の際はネイビーやキャメルのコートを合わせると抜群の相性の良さを発揮します。タートルでも重たい印象にならないのは、その優しい色合いと、ふんわりとした風合いが軽やか。重量感がでやすいセーターはカラーで爽やかさを演出するのがポイントです。

カーディガンの着こなし

ノルディック柄のように、全体に編み込み模様を入れて二重に編むことで厚手に仕上げているのタイプのカーディガンは暖かみがあって、冬にしか着こなせないコーディネートです。そんなカーディガンに相性抜群なのがデニムシャツです。男っぽい印象のデニムとあわせると個性が強い柄もマイルドになります。また華奢なカーディガンが似合わない男性でも、この組合せはバッチリ決まります。

ニットの着こなし

今年は何と言っても「コーディガン」が注目アイテムです。コートとカーディガンを掛け合わせた言葉で、いわゆるニットコートです。普通のコートに比べてカジュアルダウンするアイテムですが、それも素材、網目、デザインによりけり。トレンチコートよりも季節感があって、意外とオールマイティーに使えるんです。大人メンズは素材感にこだわったコーディガンを選べば、ビジカジスタイルでも応用できます。

3つの着こなしの使い分けはこうなる!

3つともニット製品になりますが、編み方でその印象は大きく左右されます。知的でキレイめな感じで着たければ、目の細かいハイゲージニット製品を着用。カジュアルな着こなしや、親しみやすさを与えたいなら、ざっくり目のローゲージニット製品を着用しましょう。脱ぎ着しやすさを考えるなら、カーディガンが最適です。
上からジャケットを羽織る時はハイゲージを、そのままコートを羽織る時はローゲージもOK!その時の目的や用途にあわせてスタイリングしていきましょう。

ニットは編み物なので、繊維の間にたくさん空気を含んでおり、通気性、保温効果も高いのが特徴です。繊維が細ければ通気性がよくなり、太ければ生地が厚く暖かくなります。生地の素材、厚さによって洗濯などのお手入れ方法も変わってくるので、ニットだからと一括りにせず、ちゃんとしたお手入れ方法で保管して下さいね。

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この記事のライター
富 容華
富 容華
香港、アジア各国を渡り歩き、香港、韓国映画をこよなく愛しています。