オトコの美肌は、こうやって作る!「寝る前」と「寝起き後」の対策ポイント8つ

「普通に生活してるだけなのに、なぜか肌が荒れる…」「顔にできたデキモノが、いつまでたっても治らない…」「いつも表情が疲れた感じ…」といった悩みはありませんでしょうか?

男性だって気になる肌の調子。
人間の肌は、就寝中にターンオーバーと呼ばれる肌の代謝が活発に起こるため、日中の過ごし方以上に“寝る前の準備”と“寝起き後の対策”が重要です。
そこで今回は、オトコの美肌を作る、寝る前と寝起き後の対処法について詳しくご紹介したいと思います。

ポイント①|寝る前と寝起き後に1日2回洗顔する

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毎日の洗顔は、寝る前と寝起き後の1日2回がベストです。それ以上の洗いすぎは、肌を乾燥させてしまうため、避けなければなりません。

また、特に仕事やプライベートに忙しい人の場合、疲れていると入浴せずに寝てしまいがちですが、洗顔だけは欠かさずにやりましょう。帰宅後そのまま放置にして寝ると、肌の余分な皮脂が毛穴に詰まり、角栓やニキビ、肌荒れの原因に繋がります。

寝起き後の朝に関しては、寝ている間に分泌された過剰な皮脂を洗い流すことが目的のため、それほどしっかり洗顔でゴシゴシと洗う必要はありません。中でも肌が乾燥しがちな人は、寝る前の1回だけでも問題ないでしょう。肌の状態には個人差があるため、美肌を保てる自分に最適な頻度を見つけてください。

ポイント②|自分に合った洗顔料で正しく洗顔する

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寝る前に毎日きちんと洗顔をしているつもりでも、洗顔方法を間違えていると肌トラブルのリスクが高まります。自分の肌体質に合った洗顔料で、正しく洗顔しましょう。

特に男性の場合、女性に比べて皮脂の分泌が活発なため、ついサッパリタイプの洗顔料を選びがちですが、あまりにも洗浄力の強い洗顔料を使うと、必要以上に皮脂を落としてしまい、乾燥を招く恐れがあります。自分の皮脂の分泌量に合った洗顔料を選びましょう。

また、洗顔の際には、32~35℃程度のぬるま湯で優しく丁寧に洗うことが大切です。熱いお湯で顔をゴシゴシ洗うと、想像以上に皮脂が落ちてしまいますので注意しましょう。
洗い上がりに、ツッパリ感やべたつきを感じない場合は、自分に合った洗顔料で正しく洗えている証拠です。

ポイント③|洗顔後は必ず保湿ケアをする

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正しい方法で洗顔をすれば基本的に肌は乾燥しませんが、それでも洗顔後の保湿ケアは必須です。
どれだけ正しく洗顔できていても、多少なりとも肌の角質がダメージを受けていたり、必要な皮脂が落ちてしまっているからです。

洗顔によってダメージを受けた肌を保湿ケアすることで、肌トラブルが起こりにくい健康な肌を作れるのです。
洗顔後の保湿ケアは、「化粧水」→「美容液」→「乳液」or「クリーム」の順につけていきましょう。化粧水は水分、美容液は水分と栄養、乳液とクリームは油分を補給することができます。
乳液とクリームは、使用感や使用後のなじみ具合、その後の肌の状態を見て、どちらか片方をつけるようにしましょう。

ポイント④|寝る前と寝起き後に水分を補給する

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寝る前と寝起き後のタイミングは、十分に水分補給をしましょう。体内の水分量が不足した状態が続くと、肌の水分までもが失われてしまい、肌トラブルが起こりやすくなります。

特に就寝中は、寝具との摩擦やエアコンによる空気の乾燥にさらされているため、必ず水分補給をしてから寝るようにしましょう。ただし、寝る前に沢山の水分を摂りすぎると、夜中にトイレが近くなり、睡眠の質が低下してしまう恐れがありますので、多くてもコップ1杯程度の水分量に留めることが大切です。

また就寝中は、自分でも気づかないうちに水分が失われているため、寝起き後はできるだけ早く水分を補給するようにしてください。

ポイント⑤|夕食で糖質や脂質を摂りすぎない

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寝る前の夕食に糖質や脂質を摂りすぎると、寝ている間に皮脂が過剰に分泌されて、その皮脂が毛穴に詰まり角栓やニキビを引き起こす原因になるでしょう。
糖質や脂質を摂り過ぎた場合、余った分が中性脂肪として身体に蓄えられるのですが、同時に皮脂の分泌も活発になり、結果的に皮脂量が増えてしまうのです。

また、中性脂肪が異常に蓄えられた肥満体型の人の場合は、常に皮脂の分泌が多くなる恐れがありますので、日頃の食生活にはくれぐれも注意しましょう。

特に仕事終わりの夜の時間は、料理する気力や体力が残っておらず、糖質や脂質が多く含まれたコンビニ食や外食で済ませてしまいがちになりますので、スーパーの総菜なども活用して、糖質や脂質を摂りすぎないことが大切です。

ポイント⑥|寝る前の刺激はNG、就寝3時間前までに食事を終える

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寝る前にスマホやテレビの画面を見ると、目や脳が活発に動いてしまい、寝れなくなってしまいます。また、寝る直前の食事がきっかけで寝つきが悪くなり、結果的に寝不足など睡眠の質が低下し、肌のターンオーバーを乱す原因にもなるでしょう。

このように、就寝時の悪習慣が原因で肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が肌に残り、毛穴に詰まって角栓を作ったり、毛穴開きを引き起こしたりします。ターンオーバーによる肌の代謝は、美肌を作るうえで絶対に欠かせない現象なのです。

就寝前は、読書をするなどできるだけ強い刺激を受けないこと、また食事は寝る3時間前までに済ませることを心がけましょう。

ポイント⑦|寝つきやすい睡眠環境を整える

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寝る部屋の中が暑かったり寒かったりと、寒暖差が激しい状態では、なかなか寝つけないばかりか、肌にも悪影響を及ぼしてしまいます。暑い場合は、汗の影響で肌に刺激が及ぶでしょう。逆に、寒い場合は肌が乾燥したり血行不良でターンオーバーが乱れたりしてしまいます。

睡眠中の肌トラブルを避けるためには、冷暖房で室温を調節し快適な状態で眠りにつくことが大切です。

ただしエアコンは、基本的に部屋の湿気を取り除くものであり、エアコンをつけることで空気が乾燥してしまうため、冷暖房と一緒に加湿器をつけ湿度調整に気を配りましょう。

ポイント⑧|日焼け止めを塗って紫外線対策に努める

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朝の洗顔後、外出前は日焼け止めのクリームを肌に塗りましょう。肌の大敵である紫外線は、基本的に年中通して降り注いでいますので、紫外線対策も1年中行う必要があります。また、室内にいる場合も同じく弱めの日焼け止めクリームを塗って紫外線対策に努めましょう。

日焼け止めクリームには、肌の奥へ到達するUV-Aに対処する「PA」、そして肌の表面に炎症を引き起こすUV-Bに対処する「SPF」がそれぞれに定められています。
普段使いの日焼け止めクリームとしては、「SPF50」「PA++~+++」程度のものがベストでしょう。

オトコの美肌を作るためには、毎日の洗顔や睡眠・紫外線対策など、生活習慣における抜け・漏れの見直しが大切です。
そして正しいやり方を習慣化し、毎日継続的に続けていくことで、いつまでも若々しいきれいな肌環境がキープできるようになるでしょう。

真の男前を目指すうえで、「美肌」は絶対に欠かせません。今回ご紹介した対策ポイントは、どれもすぐに始められるものですので、さっそく今日から試してみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。