スクールコートみたい?……いやいや、実はダッフルコートって大人の男性によく似合うんです!

ダッフルコートって、ボタンがトグルになっていたり、大きなフードがついていたりと、伝統的なデザインながらも飽きがこないのが魅力的ですよね。
日本の場合は、制服の上から着るスクールコートのイメージですが、ダッフルコートは元々、北欧の漁師の仕事着、そしてイギリス海軍の防寒着だってご存知でしたか?
今回は、長い間愛用している方も多いであろう、ダッフルコートの特徴を活かした、大人の男性にふさわしい着こなしコーデの作り方をご紹介します。

ボリューム感のあるダッフルコートはYラインで着こなす

まるでポンチョ服のように、横幅が広く丈が短いダッフルコートを着る場合は、Yラインで着こなすことが鉄則。ダッフルコートに合わせるパンツを、スリムタイプにすることで、着こなしのスタイルも抜群によくなります。

たしかにスリムタイプのパンツは、お尻の大きさが気になるところではありますが、ヒップ丈のダッフルコートを選べば、大きいお尻もほどよくカバーしてくれるので、そこまで心配する必要はありません。

もし出先などでコートを脱ぐ機会のある方であれば、テーパードパンツを合わせて、できるだけスリムに見える着こなしコーデを作るといいですね。

ダッフルコートは自分に似合う着丈を選んでコーデして

ダッフルコートにはショート丈、ミディアム丈、ロング丈とありますよね。この着丈の長さも、ダッフルコートを着る上でとても重要。

一般的にダッフルコートでロング丈といえば、裾が膝上あたりにくるものを指しますが、背が高い人は、このロング丈のダッフルコートがよく似合いますね。またロング丈のダッフルコートを羽織った時に、裾が膝より少し長めになってしまう場合は、ミディアム丈を選んだ方が無難です。

そしてロング丈のダッフルコートをスッキリ着こなすなら、パンツの裾が短めのものをコーディネートすると小慣れた印象に仕上がります。

カジュアルなダッフルコートだからデニムにも似合う

ダッフルコートは丈が短くなるほどカジュアルに着こなすことができます。
きれいめにもカジュアルにも両方着こなすならミドル丈がベスト。

そしてベージュのダッフルコートはデニムとも相性が良いので、靴とコートを同系色でコーディネートするとおしゃれな着こなしに仕上がります。

インナーにセーターを合わせればきれいめに、スウェットを合わせればカジュアルに、とインナー次第で柔軟な着こなしが作れます。

ショート丈のダッフルコートはブリティッシュコーデにも相性良し

ちょっと英国風なイメージのあるダッフルコートは、きれいめのスラックスとも相性の良いコーディネートです。

特にブリティッシュな個性を損なわない、ストライプやチェック柄のきれいめパンツを合わせると大人っぽくかつシックな着こなしが作れます。

またダッフルコートについているトグル(ボタン)は、手袋をしたまま着け外しができるようにデザインされたもの。レザーの手袋を合わせてもおしゃれです。

爽やかな印象が抜群!ダッフルコートのマリンテイストコーデ

街歩きや優等生なイメージのあるベージュとは違い、ちょっぴり海の雰囲気を感じさせるネイビーのダッフルコートには、インナーにボーダーのシャツを組み合わせてコーディネートしてみましょう。

マリンテイストが引き立つ、爽やかな印象の着こなしスタイルが作れます。

無駄に飾りっ気がない、ナチュラルなコーディネートですので、緑や花のあるカフェテラスや川沿いデートなど、自然の多い場所に出かけるときに着ると似合いそうですね。

意外とカラバリ豊富なダッフルコートのインナーはモノトーンで楽しむ

ベージュやネイビーなどのイメージの強いダッフルコートですが、定番のデザインだからこそ、意外と色のバリエーションも豊富に揃っています。

ちょっと派手めなダッフルコートに挑戦するなら、インナーはいつも通りモノトーン系でもバッチリ似合います!むしろ、モノトーン系のコーディネートが増える秋冬の着こなしだからこそ、コートの色で変化を楽しむのは大あり♪休日のオシャレも思いっきり楽しめそうですね。

子供っぽい柄物のダッフルコートこそ無骨な大人の着こなしがよく似合う

色の種類だけでなく、柄物も多いダッフルコートは、他のコートにはないバリエーションの豊富さを感じます。

しかし、大人の年齢になると、何となく柄物を避け無地物に飛びつきたくなるものですが、ここは一歩踏み込んで柄物をチョイス。特にコートなど着こなし全体の主役になるような洋服は、柄のデザインが変わるだけで、着こなしの幅もグッと広がります。

子供っぽいと思われがちな柄物のコートも、デニムやジャケットなどをザックリと合わせて、大人の男に似合う着こなしコーデに仕上げましょう!

ダッフルコートとトグルの色を合わせた遊び心のあるコーディネート

コートとトグル(ボタン)が同じ色のダッフルコートも多いのですが、ネイビーのコートにウッド調のトグルがついているタイプもありますよね。

この色差のあるダッフルコートは、他のタイプに比べてかなりカジュアルな印象。そんな色差のあるダッフルコートを着るときは、トグルの色とパンツの色を合わせるだけで、全体に統一感のある着こなしコーデに仕上がります。

さらに靴や帽子などの小物類を、ポイント毎に色を合わせる着こなしもオシャレですね。

ビジカジにもよく似合うロング丈のダッフルコート

ショート丈のダッフルコートは、特にカジュアルな着こなしコーデによく似合いますが、ロング丈のダッフルコートは、仕事用のコートとしても相性良く着こなすことができます。

ダッフルコート自体、他のコート類に比べてちょっとカジュアルな印象もあると思いますが、ロング丈なら気になりません。

中でもグレーやモノトーン系のダッフルコートは、スーツやジャケパンスタイルとも馴染みやすく、コーディネートも作りやすいはず。仕事用としてダッフルコートを着こなす場合は、きれいめに仕上げましょう。

ダッフルコートをビジカジに合わせるならレザーアイテムを添えて

ビジカジスタイルでダッフルコートを着こなす場合は、レザーアイテムと組み合わせてコーディネートしてみるのもおすすめです。

そして、もしトグルの部分とコートの色が違う場合は、革靴やバッグなどの小物と色のバランスを合わせてみてもおしゃれ。レザーアイテムを持つことで、ダッフルコートでほどよくカジュアルに崩れた着こなしをピリッと引き締めてくれます。

ダッフルコートのような、カジュアルとしてもビジネスとしても使える万能コートは、着こなしの作り方を工夫することで、どこか‟ゆとりのある大人の男”といった印象に仕上げられます。英国紳士風に着こなしてみたり、カジュアルで若々しい着こなしなど、その場のシーンに合わせて上手にコーディネートしてみましょう。

Cover画像: wear.jp

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この記事のライター
椎名 香澄
椎名 香澄
元アパレル系販売員。ジェントル系メンズファッションがお好み。素敵なスタイルをご提案していけるように頑張りマス♡