使うシーンで「量」と「場所」が違う！大人のオトコの香水テク4つ

まずは「香水」をつける前に、デオドラント（消臭）を気にすること！

男性のニオイで一番気になるのはやはり「汗臭さ」ですよね。せっかく香り付けとして身につけた香水も汗のニオイによって変な香りに変わってしまっては台無し。

汗は、発汗直後こそ無臭ですが、放置することで雑菌が増え強烈なニオイを発します。香水をつける前・つけ直すタイミングには、必ずニオイの確認、そしてデオドラントを小まめに意識するようにしましょう。さらに香水前に制汗用のデオドラントスプレーを使用する際は、香るタイプは絶対にNG。余計な香りが混同しないよう必ず無臭タイプを選びましょう。

オフィスなど人が多く混在する場所で「香水」のニオイをプンプン……。本人はなかなか気づきにくいですが、周囲の人はホント大迷惑！ あなたの職場にも香水の強烈なニオイを発する人、少しはいるのではないでしょうか？

「香水」は、身につける量に配慮することはもちろん、量に加えてつける場所にも配慮しましょう。
基本的に香りは、上半身や静脈の上、体温の高い部位（耳のうしろ、うなじ、ひじの内側、手首など）は、鼻に近いこともあり香水のニオイが香りやすい場所と言われています。
反対に、ウエストから下の下半身（ウエスト周辺、ひざの裏、足首など）は鼻から遠く、控えめに香る場所と言われています。ビジネスシーンで香水を身につける際にふさわしいのは後者。人が混在する場所では、控えめに香らせることがマナーです。

さらにウエスト周辺は、服を隔てていることもあり、香水が上品に香る部位。加えて足首は、歩くたびに下の方からふんわりと柔らかい香りを醸し出す部位と言われています。香水のつけ直しの際に特にオススメの箇所です。

また、香水を選ぶ際は自分好みを選ぶスタンスで問題ありませんが、あえてアドバイスするなら「官能的」や「甘い香り系」の香水よりも、「清潔感」や「爽やかさ」を演出できる『ミント系』や『柑橘系』『グリーン系』の香りが多くの人から好感も得やすくオススメです。

彼女とのデートシーンでは、プランの内容によって「香水」のつけ方を工夫してみましょう。

たとえば、お寿司屋さんや料亭、レストランなどのディナーデートを予定している場合は、強く香る香水はNG。また、映画館や車のドライブデートなど密閉された空間に長時間こもる場合も香りは控えめの香水がベストです。とくに車内は、車に染み付いた独特のニオイに香水のニオイが混同されて車酔いを引き起こす原因になりかねません。せっかくの楽しいデートが台無し……なんてことにならないよう、香水の量とつける場所にはくれぐれも配慮してあげましょう。デートで密閉された空間に行くことが事前に分かっている場合、香水はウエスト周辺や下半身につける程度に留めておくのがスマートです。

反対に、Barやナイトクラブなどお酒を酌み交わしながら相手との距離を縮めるシーンでは、手首やひじの内側、心臓付近など、仕草や脈を打つたびに香水が香る箇所につけてセクシーさをアピールすると良いでしょう。香水は相手に色気を伝える武器。デート一つでも香水を身につけるシーンは使い分けていきましょう。

「香水」は、とにかくつけすぎないことが肝心です。たとえどんなに良い香りのする香水でも、つけ過ぎは相手にとって不快感でしかありません。

また、香水をつけること自体NG、控えたほうが良いシーンもあります。
たとえば病院や介護、福祉施設など。入院中の患者さんは通常の人よりも体質状態が過敏な為、香水の強い香りによって体調悪化が懸念されます。入院中の患者さんへのお見舞いにユリの花がNGな理由も同じことなのです。

他にも法事やお葬式、お通夜なども強い香りの香水はNG。悲しみを表したり故人を偲ぶシーンに香水のニオイを漂わせること自体がタブーなのです。またお線香をあげる行為は「香を供える」ということ。仏事で用いる香は「食香」と言い、仏様が香を召し上がると考えられています。つまり、仏様の「食香」を妨げる行為にもあたる香水のニオイはマナー違反となります。くれぐれも気をつけましょう。