男性が知っておきたい「薄毛」の進行パターン4種類。薄毛の原因10コと改善の対策方法とは?
日本人男性の3人に1人は、日々気にしたり悩んだりしていると言われる「薄毛」。
「薄毛」というと、30代や40代以降の中年男性をイメージする人も多いかもしれませんが、実は20代の若い人、さらに早い人の場合は10代から薄毛の症状があらわれる人もいます。
「前に比べて、髪の毛の量が減った気がする…」「最近、いっきに抜け毛の量が増えた…」「遺伝で俺もハゲやすいかも…」そんなふうに思う男性へ、今回は薄毛の進行パターンの種類から薄毛をまねく原因、また今すぐに始められる薄毛の改善&対策方法についてご紹介したいと思います。
「薄毛」というと、30代や40代以降の中年男性をイメージする人も多いかもしれませんが、実は20代の若い人、さらに早い人の場合は10代から薄毛の症状があらわれる人もいます。
「前に比べて、髪の毛の量が減った気がする…」「最近、いっきに抜け毛の量が増えた…」「遺伝で俺もハゲやすいかも…」そんなふうに思う男性へ、今回は薄毛の進行パターンの種類から薄毛をまねく原因、また今すぐに始められる薄毛の改善&対策方法についてご紹介したいと思います。
薄毛の進行パターン4種類
薄毛の進行パターンは人それぞれ。薄毛の症状にいち早く気づくためにも、どんな進行パターンの種類があるのか確認しておきましょう。(1)生え際から後退するパターン【M型】
前髪の生え際から後退するパターンは、一般的に「M字ハゲ」と呼ばれています。前から見たときに、「M」の形に後退していることが特徴的。そこから次第に前頭部の髪も薄くなる可能性があります。(2)頭頂部が薄くなるパターン【O型】
頭頂部の髪が薄くなり、頭皮が透けて見えるようになります。これは、一般的に「頭頂部型」や「O型のハゲ」などと呼ばれている進行パターンです。そのまま放置にすると、前頭部の髪も徐々に薄くなる可能性があります。(3)前頂部から後退するパターン【U型】
前頂部全体の生え際から頭頂部にかけて後退していくパターンで、一般的に「前頂部型」や「U型のハゲ」と呼ばれています。側頭部の髪の毛だけを残しながら進行していくのが特徴的で、たいていは症状が進行するにつれU字のくぼみが深くなっていきます。(4)複数の薄毛が同時に進行するパターン【複合型】
薄毛が複数同時に進んでいくパターンもあります。例えばよくあるケースとしては、前髪の生え際が薄くなりつつ、頭頂部の髪の毛も同時に減っていく状況。このように複数が同時進行するパターンは、一般的に「複合型」などと呼ばれています。
「薄毛」をまねく原因10コ
「薄毛」の症状は、単に遺伝の影響以外にもさまざまな原因が重なることで起こるもの。ここからは、薄毛につながる原因10コを紹介していきます。(1)ストレス
ストレスは、自律神経のバランスを崩して、頭皮への血行を悪化させます。血液には、髪の成長に必要な栄養を運ぶ役割があるため、頭皮が栄養不足になって、薄毛が起こるとされているのです。(2)食事のバランスが偏る
食事のバランスが偏ったり乱れたりすることで、髪の成長に必要な栄養が不足して、髪が十分に育たなくなります。外食やファストフード中心の食生活で、栄養バランスが偏りがちな人は注意しましょう。(3)生活習慣が乱れる
睡眠不足は、髪の成長に必要なホルモンの分泌を低下させます。また、運動不足は血行不良を招き、頭皮の栄養不足を引き起こすのです。生活習慣の乱れは、自分でも気づかないうちに薄毛の進行スピードを早める危険があるでしょう。(4)洗髪しないで寝る
夜に洗髪しないで寝ると、皮脂汚れをエサにして雑菌が増え、毛穴に炎症を起こす場合があります。結果的に髪が抜ける恐れもあるため、必ずシャンプーで髪の毛をしっかり洗ってから寝ることが大切です。(5)タバコを吸う
喫煙者は、健康を害する以外に薄毛の進行にも注意が必要です。タバコに含まれる有害物質の影響で血管が収縮し、血流が悪くなって頭皮が栄養不足になるからです。(6)整髪剤を落とさないで寝る
ヘアスタイルを整えるために、毎日ワックスやジェルをつける人も薄毛に要注意。ワックスやジェルなどの整髪剤は、毛穴につまって髪の成長に悪影響を及ぼす場合があるからです。間違っても整髪剤をつけたまま就寝しないこと。丁寧に洗髪することで、影響を抑えられるでしょう。
(7)髪染めを使う
ヘアカラーは、髪に大きなダメージを与えます。また、頭皮にもダメージを与え、発毛環境を悪化させる可能性もあるでしょう。髪染めが原因ですぐに薄毛になるとは限りませんが、将来のリスクとして注意しましょう。(8)洗髪方法が間違っている
洗浄力が強いシャンプーで頭皮をゴシゴシ洗うと、頭皮環境が乱れて育毛に悪影響が及びます。また、熱いお湯で洗うと、頭皮を守る皮脂まで洗い流してしまうため注意が必要です。(9)男性ホルモンの影響
男性ホルモンの“テストステロン”が、頭皮にある5αリダクターゼによって“ジヒドロテストステロン”に変化します。ジヒドロテストステロンは、発毛に関わる毛乳頭細胞に取り込まれ、脱毛を引き起こすシグナルを出すのです。その結果、AGAが起こり、前髪の生え際が後退したり頭頂部が薄くなったりします。(10)遺伝の影響
5αリダクターゼの活性度と、毛乳頭細胞のジヒドロテストステロンに対する感受性が両親から遺伝し、AGAのリスクが変化します。両親が薄毛の場合は、自分もAGAのリスクが高いことを覚えておきましょう。
「薄毛」の改善&対策方法5つ
薄毛の予防や改善、また髪の毛が減る進行スピードを抑えるためには、次のような対策方法を心がけましょう。(1)ストレスを溜めない
まずは、日々のストレスをこまめに解消し、頭皮への血流悪化を防ぐことが大切です。ストレスの原因として、職場の人間関係や家事など、なかには一筋縄で解消が難しいケースもありますが、例えば「良質な睡眠」や「適度な運動」「趣味への没頭」「カラオケで大声を出す」など、自分に合ったストレスの発散方法を見つけて、対策に努めましょう。
(2)生活習慣を整える
生活習慣の改善も薄毛の予防に役立つでしょう。なかでも「良質な睡眠」と「適度な運動習慣」に気をつけましょう。
寝る3時間前までに食事を済ませ、寝る2時間前に入浴してください。また、室温や湿度を調節したり、身体を締め付けない寝巻きを着たりすることも大切です。
運動は、ウォーキングやジョギング・サイクリングなどの有酸素運動を行いましょう。血行が促されて、頭皮への栄養の供給が高まります。
(3)食生活を整える
薄毛の対策にあたり、毎日の食事では「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」が含まれる食べ物をバランスよく摂りましょう。主な食材としては、肉や魚・卵・大豆・野菜・きのこ・果物、ナッツ類などが挙げられます。
仮にダイエット中の人でも、毎食の栄養バランスは崩さないことが大切。
タンパク質は髪の材料となり、ビタミンやミネラルは髪の合成を助けてくれます。
(4)正しいヘアケアを心がける
自分に合った洗浄力のシャンプーで、丁寧に洗髪してください。まずはシャンプーを手の平でしっかり泡立てたうえで、頭皮をマッサージするように優しく洗いましょう。
髪を洗うときに爪は立てず、指の腹で気持ちよく感じる程度の力で洗うことがポイントです。
また、頭皮の皮脂を洗い流しすぎないように、ぬるま湯で洗うようにしましょう。
(5)医療機関を受診する
AGAの進行は、日常生活の改善だけでは完全に防ぐことができません。薄毛の進行を抑えたり、発毛を促したりする薬が必要不可欠です。そのため、ここまでご紹介した対策方法を実行しつつ、他に医療機関を受診し、必要に応じて専門の治療を受けるようにしましょう。
薄毛が気になったら、早めの対策を。
「薄毛」の問題は、他人に相談しにくいデリケートな悩みで、いきなり専門医に行くのも気がひけるため、結局気づいてもそのまま放ったらかし……という人が多いもの。まずは自分がどの薄毛タイプに該当するのか、進行パターンの種類をしっかり把握すること、そして薄毛の原因&改善のポイントをきちんと認識したうえで対策にあたりましょう。
また、少しでも頭皮まわりが気になるようなら、早めに医療機関を受診するようにしてください。
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