メンズの「髪ケア」の基本をおさらい。正しいやり方&おすすめグッズもあわせて紹介!

かっこいいヘアスタイルを作ったり、若々しい印象を与えたりと、人の見た目を大きく左右する髪の毛。
毎日の髪ケアが大事とは知りつつも、日ごろ忙しかったり、面倒くさがったりと、なかなか正しいケアができていない男性もいるでしょう。

そこで今回は、メンズの髪ケアについて、頭髪トラブルを引き起こす主な原因から髪ケアをする上でのポイント、またおすすめの髪ケアグッズもあわせてご紹介します。

男の頭髪トラブルを引き起こす原因は?

まずは、男性がよく頭髪トラブルを引き起こす主な原因からチェックしていきましょう。

・皮脂の詰まり

汗などの分泌物によって頭皮に皮脂汚れが詰まり、それが原因で頭髪トラブルへとつながります。
もともと頭皮には、さまざまな雑菌や真菌が存在しています。普段はトラブルを起こしませんが、皮脂を栄養源にして過剰に増えると、乾燥や炎症などを引き起こす場合があるのです。

・洗髪方法の間違い

大ざっぱな洗い方でシャンプーの泡がしっかり落とし切れていないなど、洗髪方法の間違いもトラブルの元になります。
また、それ以外にもシャンプーを十分に泡立てなかったり、頭皮を洗わなかったりすると、皮脂を十分に落とせません。加えて、洗浄力が弱すぎるシャンプーを使っている場合も皮脂汚れが残る原因になるでしょう。

・食事のバランスが悪い

身近なところでは、食事の時間が不規則だったり栄養のバランスが偏っていたりする場合も、頭髪トラブルの原因を招くでしょう。
たとえば、糖質や脂質を過剰にとると、頭皮の皮脂分泌が活発になります。そのほか、ビタミン類が不足している場合も、糖質や脂質の代謝が低下することで、結果的に皮脂量が増えます。

・ストレスの蓄積

ストレスを受けやすい環境にいると、ストレスの蓄積によって睡眠時間が削られたり、食事の栄養バランスが乱れたりと、間接的に頭髪トラブルにつながるでしょう。
また、ストレスはホルモンバランスを崩す直接的な原因で、皮脂の分泌を活発にします。仕事や私生活で慢性的なストレスを受けていると、頭皮トラブルが深刻化しやすいでしょう。

髪ケアのポイント5つ

ここからは、髪ケアのポイントを5つご紹介します。
自分の日常生活と比較して、きちんと出来ているかどうか確認してみましょう。

【1】シャンプーの選び方

シャンプーの選び方男性の場合、シャンプーは爽快感を求めて洗浄力の強いものを選びがちですが、特に髪の短い人は、洗浄力よりも頭皮ケアに目を向けて買うようにしましょう。

あまりにも洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮の必要な皮脂まで落としてしまい、今度は足りなくなった皮脂を補おうと身体が皮脂をどんどん分泌して毛穴に皮脂が詰まるといった悪循環を引き起こすからです。
中でも、頭皮や毛髪へのやさしさが魅力の「アミノ酸入り」のシャンプーがおすすめです。

ただし、皮脂がもともと多い人がアミノ酸系シャンプーを使うと、洗浄力が足りないことによって頭皮に皮脂が残る可能性があります。アルコール系や石鹸系のシャンプーも試した上で、自分に合ったシャンプーを見つけましょう。

【2】洗髪する時間帯

洗髪する時間帯「家に帰ったらすぐに寝たい…」または「夜のお風呂が面倒くさい…」など、さまざまな理由から夜のお風呂を嫌い、朝シャワーを好む人もいますが、できるだけ毎日の入浴は夜の時間帯に済ませておきましょう。
寝ている間に皮脂によって雑菌や真菌が増えて、頭皮トラブルが起こる可能性があるからです。
また、寝具との摩擦や寝具と密着することによる蒸れなど、睡眠環境には頭皮と髪に影響を与えるさまざまな問題があるため、少しでも影響を抑えるためにも洗髪の時間帯は夜がおすすめです。

【3】髪の洗い方

髪の洗い方まず髪の毛を洗うときは、ぬるめのお湯で予洗い(よあらい)をしましょう。
髪の短い人は、30秒~1分程度予洗いすれば8割の汚れは落とせてしまいます。
さらに予洗いしておくことで、本格的な洗髪時にシャンプーの泡立ちがよくなるなど、効率のいい洗髪ができるようになるでしょう。
ちなみに、へアスタイル作りにワックスやジェルを使用している場合は、ヘアクレンジング剤があると便利です。整髪剤をしっかり落とすことでシャンプーの泡立ちがよくなります。
洗った後は、シャンプーの洗い残しがないように、十分な時間をかけてしっかりすすぎましょう。

【4】トリートメントを使うメリットorデメリット

トリートメントを使うメリットorデメリット傷んだ髪に水分や油分を浸透させ、髪の毛に潤いを与えるトリートメント。
髪の毛を染めていたり、パーマをあてたりしている男性は、シャンプー後にトリートメントを使うことで、髪の栄養補給につながるでしょう。
ただし、短髪の男性はトリートメントの使用は控えたほうがいいかもしれません。トリートメント剤が毛穴に詰まってしまい、育毛や発毛を妨げてしまうというデメリットがあるからです。
また、トリートメントを使う場合は、ぬめりがなくなるまで十分にすすぎましょう。

【5】髪の乾かし方

髪の乾かし方特に髪の短い男性は、洗髪後「自然乾燥でいいや!」と濡れた髪の毛をそのまま放置にしがちですが、やっぱり髪ケアとしてはNG。
塗れた髪をそのまま放置にしておくと、雑菌が繁殖して不快なニオイを発するようになるでしょう。
髪を洗った後は、しっかりタオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾かしてあげることが大切です。
タオルで水分を拭き取るときは、力任せにゴシゴシ拭くのではなく、髪をはさみこんで水分をやさしく吸い取るイメージで行いましょう。
ドライヤーは、20~30cmほど離れた距離からあてるのがポイントです。
また、ドライヤーのヘッドは常に振りましょう。同じところに集中して当てると、髪が傷んだり頭皮がやけどしたりする恐れがあるからです。
そして、あまり長時間乾かしすぎると、頭皮が乾燥してフケや痒みの原因になるため、9割乾いたらOKです。

メンズにおすすめの髪ケアグッズ6つ

ここからは、メンズの髪ケアに役立つおすすめグッズをご紹介します。必要最低限のものは、きちんと自宅に揃えておきましょう。

(1)ヘアブラシ

ヘアブラシまずは、髪をとかすヘアブラシです。
髪の短い男性はコーム(櫛=くし)があれば十分ですが、髪が長めの男性はヘアブラシで髪をとかすようにしましょう。
毎日しっかり髪の毛をとかすことで、髪の絡まりが解消しツヤ出し効果も期待できます。
また、髪を洗う前に髪をとかすことで、すみずみまでお湯とシャンプーが行き渡るようになります。
 

(2)頭皮マッサージャー

頭皮マッサージャー頭皮マッサージャーは、頭皮の血流を促すことで頭皮環境を整えるアイテムです。
頭皮の代謝が促されることで皮脂の分泌が正常化したり、髪への栄養供給量が高まって育毛効果を実感できたりするでしょう。
自分でマッサージをしても同じ効果が期待できますが、頭皮マッサージャーを使う方が手軽です。毎日続けるためにも、頭皮マッサージャーを持っておいた方が良いでしょう。
 

(3)トリートメント

トリートメントトリートメントは、髪を補修するためのヘアケア用品です。
トリートメントには、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。洗い流さないタイプは、髪を乾かす前につけて、そのままドライヤーで乾かします。空気中の化学物質や乾燥・紫外線など外的刺激から髪を守り、つやとコシをキープしてくれるでしょう。
中には、香りつきのトリートメントもありますので、香水はつけたくないけれど、いい香りを漂わせたい男性にもおすすめです。
 

(4)ヘアオイル

ヘアオイル髪を洗って乾かした後にヘアオイルをつけることで、髪を外的ダメージから守る効果が期待できます。
皮脂が頭皮を外部刺激から守るのと同じように、ヘアオイルは髪を守ります。ただし、つけすぎるとベタつくため、適量をつけることが大切です。
また、頭皮や髪の根本にヘアオイルをつけた場合、毛穴に詰まって頭皮トラブルが起こる可能性があります。ヘアオイルを正しく使用して、ダメージのない髪質改善を目指しましょう。
 

(5)マイナスイオンドライヤー

マイナスイオンドライヤーマイナスイオンのドライヤーは、空気中の酸素や窒素に電荷を帯びさせることで発生させたマイナスイオンを利用し、しなやかな髪を実現する髪ケアの道具。髪の表面や内部に水分が浸透することで、つやのある髪へと導きます。
マイナスイオンドライヤーを使って、髪のパサつきが改善する人もいるほど。
また、マイナスイオンのドライヤーは、商品によって風量や効果が異なるため、いくつか試して選ぶようにしましょう。
 

(6)髪のUVスプレー

髪のUVスプレー髪のUVスプレーは、髪を紫外線から守るためのアイテムです。紫外線は、髪に熱ダメージを与えることで、パサつきを引き起こします。出かける前に何度かプッシュするだけで髪の紫外線予防ができるため、1本持っておくと便利に使えておすすめです。
また、UVスプレーを使用した上で、UVカットの帽子をかぶれば、紫外線対策は万全と言えるでしょう。
 

正しい髪ケアを心がけましょう

かっこいいヘアスタイルや、好印象な髪型を作る上で欠かせない髪ケア。
髪は、一度ダメージを受けると簡単には修復できません。また、皮脂の影響で起きた頭皮トラブルもすぐには改善しないのです。日頃から正しいヘアケアを心がけて、髪と頭皮の健康を守りましょう。

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この記事のライター
結城 友美
結城 友美
ご縁を大切に!をモットーに今年は新しい事に積極的にチャレンジしている働くママです。