興味がない女性からのお誘い……どうすれば傷つけずに断れる？

ただ、これをやっているとしばしば、想定外のアプローチを受けてしまうこともあります。

Aさんを狙っていたのに、全く別のBさんの琴線に触れてしまって、熱烈なアタックを受けてしまうというような具合に「え？　君じゃないんだけどなぁ…」と言いたくても言えない状況に陥ってしまった経験、あなたもありませんか？

こういうときって、どうやって断ればいいのか、毎回悩んでしまうものですよね。
はっきりとお断りするのがいいのか、それとも遠まわしに理解を得ようとするのか正しいのか。ケースバイケースで対応も変わってくることでしょう。

そして多くの恋愛コラムを見てみると、この手のテーマを取り扱う記事には、大抵「自分を悪者にしないで、穏便に……」という方向性を勧めるものが多いようです。

ただし、相手の好意に報いる気持ちがない以上は、中途半端な対応が、逆に相手を傷つけてしまうことにもなりかねません。
むしろ、相手を傷つける以前に、あえて自分が悪者になり、バッサリと縁を切り捨てる勢いで、嫌われる方向に持っていくほうが、結果的に長い目で見た際、お互いのためになることもあるのです。

興味がない相手からのアプローチを断る際に、よく手段として浮かびやすいのが「最近ちょっと仕事も忙しくなってさ」といったような、仕事をダシにした対応です。
これはこれで、交際関係にある相手とやんわり別れようとする場合には有効なのですが、そもそも付き合ってもいない相手にこんなこと言って、思い通り食い下がってくれるかどうか、甚だ疑問です。

まだお互いに何の関係性もスタートしていないわけですから、仕事を理由にしても「私はそんなの気にしないよ」と言われてしまうと、二の手に窮することでしょう。

また、友達に協力してもらって、自分のことをあきらめるように仕組ませるという手も考えられます。
これはこれでしっかりとやればそれなりに効果も高いのですが、第三者に骨を折ってもらう必要があるのはネック。
さらには、自分と、アタックしてきた女性の間を取り持つ共通の友人がいないと、算段も練りにくいというのも欠点です。

やっぱり興味がない女性からお誘いを受けた際の正しい断り方は、穏やかな口調で、かつはっきりと気持ちがない旨をストレートに伝えるというやり方ではないでしょうか。

嘘もなく、体裁も気にせず、結局自分にとって、アタックしてきた相手が異性として魅力的には感じられないという事実を、しっかりと相手の目を見て話すわけですね。
これをやられると、相手は恐らくあなたのことを嫌いになるでしょう。
しかし、以降のアプローチはほぼ無理筋になったということを自覚してくれます。

丁寧にな口調で「僕は君を異性として見ることはできない」という意思をきちんと伝えられれば、さすがに相手も諦めてくれるはず。

変に相手の魅力も認めつつ断ろうとすると、話がこじれることもあるでしょうし、結果的に、これが一番いい方向に進む近道になってくれるはずです。

前述の方法をしっかり誠実に実践すれば、大抵の女性は引き下がってくれるはずです。
女性は男性ほど“女々しく”ないですし、断られて粘着するようなタイプは、そうそう多くはいませんし。

ただ、何事にも例外はあるものです。
時にはしっかりと断ったにも関わらず、それでも諦めてくれない頑固な女性に執着されるケースも、もしかしたらあり得るかもしれません。
こういうときは、もういっそ嘘をついてしまいましょう。

「彼女がいるから他の人には興味がない」と言ってしまえば、それだけで諦めてくれる場合もあるでしょう。
ここで引き下がってくれれば儲けモノ。
この「彼女がいる」という嘘って、「仕事で昇進して忙しくなったから恋愛は無理」といった類の嘘に比べれば、なかなか露見しにくいものです。
プライベートによほど肉薄されてない限りは、これだけで押し切ることも可能でしょう。

もし現状彼女がいなくても「心に決めた相手がいる。君と同じ立場で、君のように俺も頑張って振り向いてもらおうとしてるんだ」と伝えて断る方法もアリでしょう。
相手と同じ立場で恋愛に邁進している同志だと、そこに邪魔立てをするのは野暮だと、さすがに理解してくれるはずですし。