【ワインの基本をおさらい】レストランデートで恥をかかない「ワイン選び」のあれこれ

大人女子が大好きな「ワイン」ですが、レストランで注文するときは、男性も彼女の前で恥をかかないようにしたいものですよね。
ちょっとしたウンチクを語りたくなるような豆知識を交えつつ、ワインの種類・選び方からレストランでの注文方法、マナーまでをご紹介します。

ワインの基本おさらい

世界で初めてワインを作った国はどこだと思いますか?
フランスやイタリア、スペイン、カリフォルニアやチリ、もちろん日本国内でもワイン作りは盛んに行われていますよね。
実は、世界最古の葡萄酒(ワイン)は、ジョージアのグルジアワインだといわれています。
グルジアでワインが遅くとも紀元前8000年頃だといわれているので、日本では縄文時代早期ですね。

クレオパトラも愛したグルジアワインですが、やはりワインが健康、美容に良いというのは言うまでもありません。既に皆さんご存知「ポリフェノール」の効果はもちろん、フルーティーな味わいは生産国や作り手によっても全く異なるのがワインの魅力。
ワインはそのままで飲むのはもちろん、カクテルにも使えるので女性に好まれるのも納得ですね。

ワインの種類①|スティルワイン

ワインは大きく分けて4つの種類があります。
一般的に親しまれているワインが、非発泡性ワインのスティルワインです。
赤ワイン、白ワイン、ロゼワインなどがありますが、最近はオレンジワインも注目です。
赤ワインはブラック系のブドウをまるごと使って作るワイン。
白ワインはホワイト系のブドウを皮や種を取り除いて作るワイン。
オレンジワインは白ワインの原料を赤ワインを作る要領で作るワインです。つまり、白ブドウを丸ごと使って作るワインなんです。
ちなみにロゼは、赤ワインを作る工程で適当なところで着色した時点で皮や種を分離させて醸造します。
貴腐ワインやアイスワインもスティルワインです。

ワインの種類②|スパークリングワイン

食前酒やパーティーの乾杯、お祝いなどの場で飲まれるのが、発泡性ワインのスパークリングワインです。中に炭酸ガスが入っていて、泡立つワイン。
シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方にあるワイナリーにおいてシャンパーニュ製法で作られた発泡性ワインだけがシャンパンを名乗ることができます。
他の地方でシャンパーニュ製法で作ったワインはクレマンと呼ばれます。
スペイン産はカヴァ、イタリア産はスプマンテなどといいますが、それ以外は全てスパークリングワインと呼ばれているといってもいいでしょう。

ワインの種類③|フォーティファイドワイン

フォーティファイドワインは、酒精強化ワインと言われています。スティルワインの発酵中や発酵終了後に、強い酒を加えてアルコール度数を上げる作り方です。温度管理が難しい温暖な地域で用いられている手法で、腐敗や酸化から守る目的があります。そのため、コクのあるワインになります。
スペインのシェリー、ポルトガルのポートワインやマデイラ、マルサラワインなどが有名です。

ワインの種類④|フレーヴァードワイン

ワインに香りをつけたアロマタイズドワイン、香味付けワインをフレーヴァードワインと言います。スティルワインに薬草や香辛料、果汁、甘味料を合わせ、独自の風味をもつワインです。
白ワインにスピリッツを加えたヴェルモットや、白ワインにカシスを加えたキールなどは食前酒やカクテルの原料にもなりますよね。サングリアもフレーヴァードワインの一つです。

レストランで違うワインの種類

レストランで出される「ハウスワイン」とは、市販されているワインをレストランでお客様にお出しするワインの事です。

一般的には、グラスかボトルで出されます。お店のメニュー内容や平均価格によってハウスワインも違ってきます。
比較的リーズナブルなお店に入れば、当然ハウスワインもお手頃ですし、高級レストランであれば、それなりの高級なワインがハウスワインとして出されます。料理のジャンルだけでなく、お店のランクに合わせた“選ばれたワイン”がワインリストに並ぶ傾向があるので、置いてあるワインの種類がお店の品格を表すといっても良いでしょう。

ティスティングで味を確認!

レストランでワインを選ぶときは、ソムリエと相談しながら料理に合わせたワインを選ぶのがスマートです。一般的にはボトルでオーダーしますが、グラスワインでのオーダーができるお店もあります。

フルボトルをオーダーをすれば、ソムリエがワインを運んで来てくれますのでテイスティングをします。この時にチェックするのは、ワインのラベル、色、濁り、曇りはないか。テイスティング用のグラスに注いでもらい、空気を含ませながら香りを確認します。最後に少量のワインを口に拭くんで、味を確認しましょう。

ただし、ティスティングは、味見や試飲ではありません。通常はテイスティング時に味が自分の好みに合わないからといって交換することはできませんので覚えておいてくださいね。

食後酒も楽しもう!

食事が済んですぐ「御馳走様でした」と席を離れてしまっては、せっかくの食事の余韻を楽しむことが出来ません。しかし、最後のコーヒーで長時間話しをするのもどこか不格好ですよね。食事の後もまだゆっくりと会話をしたい、そんな時間を過ごす時におすすめなのが食後酒です。

食前酒(アペリティフ)は飲むこともあると思いますが、実は食後酒も胃の調子を良くしたり緊張感をほぐすというメリットがあるんです。

食後酒(ディジェスティフ)に選ぶなら、貴腐ワインやアイスワインなどの甘いデザートワインや、先ほどご紹介したフォーティファイドワインもオススメ。ポートワインやマルサラワインなどがいいですね。デートの時間を十分楽しむ事ができるはずですよ。

ワインにはいろいろな種類があるので、デートの前には事前にお店のランクやレベルを確認しておく必要があります。
大人になればワインを飲む機会も自然と増えていきます。お店のランクやレベルでマナーも異なりますが、スマートにこなせるのが大人の男性ですよ♪

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この記事のライター
木下京子
木下京子
旅行が大の趣味。子持ちの母です。 これからもたくさんの国を訪問したいです^^