【なぜ あなたは嫉妬深いのか?】その理由は「幼少期」にあるのかも。

自分自身で「俺って嫉妬深いよな…」という自覚があった場合でも、ある程度年齢を重ねてから嫉妬深い性格を改善することはなかなか難しいものです。
嫉妬深い性格を治すためには、まず自分が嫉妬深くなってしまう原因を知る必要があります。
そこで今回は、嫉妬深い性格に悩む方々へ向けて、『なぜ人は嫉妬深くなってしまうのか?』その理由について心理カウンセラーの資格を持つ筆者がご紹介したいと思います。

親から可愛がられなかった

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幼少期の頃にあまり親から可愛がられなかった人は相対的に嫉妬深くなる傾向があります。

そもそも嫉妬深くなる理由の裏には“人を信頼できない”という根底の原因が隠れているケースが多く、自分自身が相手を信頼できないでいるため、相手の愛情を試すような嫉妬深い言動をとってしまうのです。

幼少期の頃、親に可愛がってもらえなかった人は、
「みんな僕のことなんてどうでもいいんだ…」
「俺なんて誰からも相手にされない必要のない存在なんだ…」
などと、根っからのネガティブ思考が強く、人を信頼できないでいるのです。

自分の幼少期の頃を思い返し、親から可愛がってもらった記憶が少ない人は、そのことが原因で嫉妬深い性格に陥っている可能性が考えられます。

しかし、幼少期の頃の親からの愛情不足が原因で嫉妬深くなっている場合でも十分改善することは可能です。

たとえば些細なことですが、誰かからLINEやメールを受け取った際に、「ちゃんと返信くれた」「わざわざ時間を取って文章書いてくれたんだな」と、相手が自分に“してくれていること”に意識を向けて捉えれば「俺のことをちゃんと考えてくれてるんだ」と、相手に対する信頼感を持つことができます。人を信頼することに慣れていけば自然と嫉妬深い言動も減るはずです。

間違っても「すぐ返信しろよ」「俺はあれだけ長文だったのに短文で返しやがって」などと、恨みを買うような解釈をしないよう注意し、広い視野で相手を見ることに努めましょう。

親から甘やかされ過ぎた

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反対に幼少期の頃に親から可愛がられ過ぎた人も嫉妬深くなる傾向があります。

親から過保護と言えるほど溺愛の状態で育った人は、“自分は愛されて当然”という自意識が強いため、常に相手からの関心度を120パーセント自分に向けたがります。そのため、自分の彼女が少しでも他の男性と仲良く話をすることさえも嫉妬のキッカケになるのです。

幼少期の頃に親から可愛がられ過ぎた人は、
「自分は愛されるべき存在だ」
「常に周囲の人は自分に気を配るべきだ」
という思い込みが激しく、“自分は愛されて当然”という錯覚に陥る傾向が強いようです。

しかし、この幼少期の頃に可愛がられ過ぎて育った人でも嫉妬深い性格を改善する余地は十分にあります。

そもそもこの性格の持ち主は、“自分は主人公”という意識が強いため
「他人は俺に尽くすべき存在」
「俺の思い通りに動くのが当たり前」
と、他人への配慮が欠けてしまうことも少なくありません。

「いや」「それは違う」などと、ついつい相手の話に割って口を挟みたくなってしまうのが特徴。

まずは相手の考えや言い分を否定せず、最後まで話を聞く姿勢を意識的に心掛けるようにしましょう。
最後まで話を聞く姿勢を習慣化することで、相手の考えや気持ちを客観的視点から理解できるようになり、また人との適切な距離感も磨かれますので、恋愛に限らず仕事の面でも好影響をもたらすはずです。


ちなみに、幼少期に親から可愛がられ過ぎた記憶のない方でも、よく周囲から「プライド高いよね」「常に自分が正しいと思ってるでしょ」などと指摘を受けたことのある人も、この手のタイプと同じく嫉妬深い性格を持つ可能性がありますので、合わせて覚えておくと良いでしょう。

「嫉妬深い性格」と「幼少期の頃に育ってきた環境」は大きな関係性があります。
人の嫉妬深さとは突発的に起こるものではなく、必ず過去に何かしらの影響を受け、そこに原因が隠れているものです。
自分の嫉妬深い性格に悩む方は、まず過去の幼少期を振り返った上で、原因を探りそこから改善を図るようにしましょう。

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この記事のライター
高萩 陽平
高萩 陽平
心理カウンセラーの資格を持つフリーライター。 国内だけでなく海外の文献もチェックしており、その幅広い心理学の知識をベースにした合理的な内容の記事を執筆する。