だからアナタは「童貞」なんです! アラサー童貞の男性に彼女ができない原因とその対策3つ

30歳を目前に控えた状況でも未だに異性との性行為経験ゼロの「アラサー童貞」。
現在、若年層・壮年層に限らず、異性との交遊経験がない男性の数は非常に多くなっています。
たとえば、国立社会保障・人口問題研究所が公開した「第15回出生動向基本調査」のデータを見てみると、25~29歳の、いわゆるアラサー世代の男性のうち、これまでに性体験をしたことのない独身男性は31.7%という数値になっています。30~34歳になると、その数値は若干減少して25.6%にはなるのですが、それでも日本の全未婚男性のうち、4人に1人は30代以降も『童貞』であるということになります。

アラサー童貞に彼女ができない原因とその対策

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そして、20代も後半に差し掛かり、いわゆるアラサーの年齢を迎え、恋愛願望はあるにも関わらず、なかなか彼女ができず、未だにセックスをする相手がいないとなれば、どれだけマイペースな性格をした人でも、さすがに結構焦るところかもしれません。
「あの時アプローチをしていれば…」などと悔やんでも過去が戻ることは出来ませんからね。

では、そんなアラサー童貞は、今後どうすれば彼女を作ることができるのでしょうか。
まず原因として挙げられるのは、女性に対する接し方がちょっとズレているという可能性が考えられます。

これまでのやり方を貫き通すだけでは、マズいというか…このまま行けば、アラサー童貞がアラフォー童貞、アラフィフ童貞にクラスアップしてしまうリスクさえあり得ます。

今回は、そんなアラサー童貞が犯しがちな恋愛におけるミスと、アラサー童貞が女性に受け入れられるためにすべき対策3つをご紹介したいと思います。

その①|「でも…」「いや…」は禁止! 女性との会話で否定から入らないこと

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普段から職場などでそれなりに女性と接点があるにも関わらず、それを活かすどころか思いっきり嫌われてしまうようなアラサーの男性。筆者の周囲にも数人います。

こういう男性が、異性と恋愛することや将来の結婚観など、具体的にどう考え、計画しているのかまでは分かりませんが、終始会話が一方通行で「俺が俺が」になっているタイプが比較的多いことぐらいは、観察していればすぐに分かります。

たとえばAという話題についてみんなで盛り上がっていたのに、その輪に加わってAとは直接関係のないBの話に無理矢理つなげようとして、周囲から「え? 何この人…」と思われてしまう。
こういう傾向のある男性は賛同よりも反感を集めるタイプです。

会話ですらこうなのですから、彼女もできにくいですし、もったいないですよね。
実際こんな話の展開ばかりする男性に性体験の有無について尋ねると、大抵モゴモゴと口ごもりますし、なんかよくよく話を聞いてみたら「風俗の話をしていた」みたいなオチになりがちです。

特にこの手のアラサー童貞で最悪なケースが、せっかく女性と話をしているのに、「でもさぁ~」とか「いや、それはぁ~」などと、相手の会話を否定する切り返しからスタートしてしまう男性。

こんなことでは、女性にイヤな気分を味わわせるだけですし、まかり間違っても「男らしい人だ」なんて思われることは絶対にないでしょう。
相手の話を頭から否定してくる男性のことを、好意的に思う、または肯定してくれるような女性は、いないのです……。

頭の中では理解しつつも、なまじ30年近くそうして女性に接してきた手前、ここに来て自らの思考回路を正しく変えることは難しく、偏見の目を無くし、何事も平等な目線で見るという当たり前の行為ができなくなってしまっているのかもしれませんね。

大事なのはプライドを捨てることです。
アラサー童貞が思うクールな会話は、突き詰めると相手の発言の言葉尻を取ってマウンティングするという形態に陥るケースが多いので、否定よりもまず賛成することに終始し、女性の気持ちを逆撫でしないように努めてみましょう。

その②|モテたいし、彼女だってほしいくせに……自分のキモチを誤魔化さないこと

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以前、とあるアラサー童貞の男性と一緒に飲み会へ参加したときの出来事です。
その飲み会には、女性も複数人参加していたのですが、そのアラサー童貞の男性は、しきりに彼女たちに、自分の仕事への熱意や、家族思いの一面があること。それから趣味でスノーボードをやっていることをアピールしていました。

彼がアラサー童貞であることを知るその場の誰もが「お、いいじゃんいいじゃん。その勢いで自己PRして、この飲み会で彼女作ってしまえ!」と思っていたのですが、飲み会に参加していたメンバーのうち1人が、ちょうどこのアラサー男性とお手洗いで一緒になった際に「この調子でいけば、お前も童貞脱出だな」と励ましたところ、様子が一変…。

明らかに狙っている女性がいたにも関わらず「俺、そんなつもりで話してたわけじゃねえし」と言い出し、へそを曲げてしまったのです。
へそを曲げるような年齢ではないはずなのですが、結局彼はその後の2次会、3次会には参加せずに、さっさと帰ってしまいました。

ところがそれからしばらくして、このアラサー童貞は筆者に対して、こう言ってきました。

「こないだの飲み会に参加してたメンバーで、俺と楽しそうに話してた子いたじゃん。あれ松本の知り合いでしょ? 連絡先教えてよ」

筆者は咄嗟に「ほらやっぱり狙ってたんじゃん。なんで今さら言うんだよ…。あの子あれから別の男●●●と仲良くなって2次会の後にふたりでそのまま消えていったよ。てか後々そんなこと要求するぐらいなら、あのとき彼女が欲しくて人一倍頑張ってた自分のキモチ誤魔化さないでおけば良かったのに…」と説教してしまいました。

彼は愕然とした様子でしたが、攻めるべき好機に攻めず、後々になって惜しく思っても、もう遅いということですね。
アラサー童貞に足りていないのは、攻めの気迫と、時運を逃さない姿勢です。
極端な話、その覚悟が出来ていないから、彼女が欲しいと思っているにも関わらず、みすみすチャンスを逃し続けてアラサー童貞になってしまうのです。

気になる女性が出現したら、無駄に自分のキモチを誤魔化さず、必死でアタックすべきです。
これは誰もがやっていることで、それを笑う人なんていません。
周囲の目は気にせず、ドーンとぶつかりましょう。

その③|キレない、いじけない!「童貞」を言い訳に使わないこと

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そして最後に、アラサー童貞が結構やらかしがちな、周囲の反感を買う行動について紹介しておきましょう。
ズバリ、アラサー童貞なんて別に社会的に損をすることでもないし、弱みでもなんでもないのに、ことあるごとに「どうせ俺はアラサー童貞で女からもモテないよ」といじけたり、童貞を言い訳に使うような男性がいます。

こういう曲がった考えの男性を見ると、なんか無性に虚しくなってしまうのは、筆者だけでしょうか…。
童貞って生まれつきの病気でもなければ、降ってわいた不幸というわけでもありません。
動かないから、女性と出会えない。出会えないからセックスができず、童貞のままであるというだけのことです。

ですので、アラサー童貞を理由にしてひとりで勝手にいじけられても、相手する方は非常に困惑するんですよね。

一部のアラサー童貞に至っては、ちょっと女性からキツいことを言われると、すぐに「童貞だから女の気持ちなんか分からないんだよ!」と童貞をネタに反抗し逆ギレする始末。
これは20代前半の、まだ将来に希望の見える若者童貞には見られない特徴です。

漫然とした日々の中で、童貞脱出の気配が見えないまま過ごしていると、ことさらに童貞を恥ずべきものだと考えてしまうようになるということなのかもしれません。
ただ、繰り返しになりますが童貞であり続けることを選んでいるのはアラサー童貞当人であって、周囲は誰も「はい、お前ずっと童貞でいてね」などと命令しているわけではありません。

全て自分の思し召し。その結果がアラサー童貞というだけのこと。
ですから『童貞』を言い訳にキレたり、いじけたりするのは絶対に止めましょう。その卑屈な態度がますます女性を寄せ付けなくなります。

何か理不尽が降りかかっても、それは自分が童貞であることには一切関係がないと思うべきです。
基本的に“不幸である”ことと“童貞である”ことは、別のベクトルを走っているもの。不幸=童貞などと無理やり因果関係を結び付けても、どんどん落ち込んでしまうだけです。

アラサー童貞に必要なのは、いじけることではなく、女性に受け入れられる余地を自分の中に設けること!
辛い辛いと言ったって、世間のみんなだって大なり小なり辛いのです。
アラサー童貞だとしても、明るく笑顔でいることを、せめて女性の前だけでは徹底してはいかがでしょうか。

もしかしたら“イケメン”と呼ばれるルックスの優れている男性であれば、多少なりとも童貞率が低くなる傾向もあるのかもしれません。
そういう視点でみれば、生まれつきのルックス如何では、いくら努力を重ねてもなかなか童貞を脱せないことも十分考えられます。

ただし、だからと言って腐っても何の解決にもなりません。

そもそも世間には、ルックスが優れていない男性の方が圧倒的に多いわけですし、ましてや30代を迎えるアラサーの男性にルックス面を第一に期待している女性も少ないのです。どちらにせよ、ルックスが原因で彼女ができないと思うなら、後は内面を磨くしか方法はないですしね。

文句を言うよりも先に、女性に受け入れられる人柄になること。
月並みですが、アラサー童貞を脱するには、自分が女性に受け入れられていない原因とその対策を、地道に究明・改善していくしか方法はないでしょう。

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この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。