ファシリテーターって何するの?会議で必要とされる理由、その役割とは

いまや会社の会議やミーティングに必要不可欠な役割と言える「ファシリテーター」。
しかし、そんな当たり前な時代でもいまだに導入していないワンマンな会議をしている会社や部署も存在するのが現実のよう。

そんなファシリテーターの役割と必要不可欠な理由についてまとめてみました。

ファシリテーターとは?

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ファシリテーターが登場するまでの日本の会議は、ただ同じことをグルグルと何日も何か月も掛けて討議していると言う状態でした。討議と言うよりも、ただ揉めていただけの感じもします。もしくは、ワンマンな社長や上司の独壇場となるケースもあったぐらい。

これでは、会社が危機に瀕した際、柔軟に対応すべき事態では他社に後れを取ることで大きなリスクにつながってしまいます。そこから複数人が集まった会議やミーティングには「議事進行役」が必要と考えられるようになりました。

この「議事進行役」がファシリテーターと呼ばれ、会議では、あらかじめ議題と課題、決定する事柄の議事に従って、会議を誘導していく役割を担っています。

ファシリテーターが必要な理由

大勢の人が集まり、利害や人間関係が激突する会議の場では、議事の進行通りに物事が進むのは、ファシリテーターが登場するまでは、なかなか難しい状況でした。

それを改善するのが、ファシリテーターの役割で、話しが紛糾して脱線したら、議事と照らし合わせて軌道修正の指示をします。こうすることで、直接議題には関係のない話題に脱線することや、無駄な時間を費やすことを避けることが出来ます。

つまり、ファシリテーターには、予め決められた会議の趣旨・議事に従い忠実に進行する役割が求められているのです。

ファシリテーターが及ぼす影響は「意思決定スピード」を迅速に行うという目的・メリットが挙げられます。

ファシリテーターには”中立性”が必要

そしてファシリテーターに大切な素質と役割は、どちらの議論にも加担することなく、中立的な立場を貫くこと。

人間は誰しも自分の考えや意見を簡単に曲げることはできません。関わっている仕事なら尚更ですよね。相手を説得することで、時には怒鳴り合いの喧嘩に発展しそうになることもあります。

こんな時に、本来の趣旨・目的を見失わないように、ファシリテーターには、どちらの意見にも感情移入しない姿勢と役割が求められます。

このように、価値観の異なる者同士が集まり議論や討論をする際、中立的な立場を貫くファシリテーターの役割は非常に重要なポジションなのです。

ファシリテーターには意見をまとめる能力が必要

それでは、ファシリテーターをこなすために必要な能力は何か?

それは、大勢の人、さまざまな価値観の異なる意見を上手にまとめる能力が必要です。
コーディネート上手な人とも言えますね。

たくさんの意見を中立な立場で聞いた上で、流されることなく他の人にも意見を振り、一つの議題に対して偏りの無い意見がでるよう淡々と進めること、進行時間に伴い意見を調整する能力が必要です。

また発言者の意見が参加者に対して上手く伝えられていないときには、簡潔に代弁しスムーズな進行を補佐・フォローしてあげられたらかなりファシリテーターの能力は高いと言えます。

会社で欠かすことのできない人が集まる会議やミーティング。あなたの所属する会社はいかがですか?
ムダな時間を過ごすことの無いよう会議の進行役はいまや必要不可欠です。皆が集まり貴重な”時間”を共有しているからこそ、ファシリテーターの導入または自ら進行役にチャレンジすることを考えてみて!

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この記事のライター
中村さゆり
中村さゆり
旅行や新作グルメに興味があります。最近は、ファッション雑誌を定期購買するのが趣味です。