「不倫はしない!」と誓う女子でも…。実際に「不倫」に巻き込まれたハナシ

不倫はしない! と誓っていても、知らぬ間に不倫に巻き込まれていることだって無きにしも非ず。
筆者は不倫アンチ派です。ですが、あとちょっとで不倫に片足突っ込むところでした…。今回は筆者が実際に体験した不倫の入り口をご紹介します。

「独身」という嘘を見破れなかった

ホステスだった筆者、1年半ほど前に上司と飲みに来た当時33歳の証券マン(以下Mさん)に一目惚れしました。背が高くて、すらっとスリムな体型に玉木宏に似たルックス……職業柄、男性と話し慣れているはずなのに、目を見て話せないほど…。まさにワタシ好みのドストライクな男性だったのです!

でもなぜか、開口一番Mさんに「良いパパそうだね!」と言ってしまった筆者。
長年ホステスしていると男性が指輪をしていようがしていなかろうが、なんとなくですが勘で“既婚”か“独身”かが分かってしまうのです…。ですがMさんの口からは「いや、独身だけど」と。
(あ♪ 独身なんだ!ラッキー)と思った筆者、こんな素敵なオトコ逃しちゃいかん! とすぐに連絡先を聞きました。

後日また上司と飲みに来てくれたMさん、でもなぜかまた筆者は「ねぇ?本当に独身…?」とMさんに聞きてしまったのです。そう、筆者の中で何かが引っかかっていたのです…。

でもMさんは「うん。独身だけど、なんで?」と。

正直この段階ではMさんと付き合えたらいいな♪ と軽く思っていました。

電話をするのは外

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MさんとちょこちょこLINEをするようになって仲良くなり始めたある日、22時ごろだったでしょうか、Mさんに電話をかけたんです。

そしたら「今ちょうど会社出たところ。どうした?」と、すぐ出てくれました。ですが、Mさんの会社から最寄駅までは5分ほど。すぐに電話終わっちゃうな…と思いましたが、10分経っても電話を切らないMさん。

あれ? と思って「今どこ歩いているの?」と聞いたら「電話したいから歩いて帰ってる」と。

会社からMさんの家まで歩いて1時間ほど。遠いのに電話したいからと歩いて帰ってくれたのです。好きな男性にそんなことされたら女子はさらに惚れますよ!

ですが家の近くのコンビニまで到着したMさん、家に入らずコンビニの外でタバコを吸いながらまだ電話を続けたのです。

ここで、あれ…?と違和感を感じました。

本当に独身ならわざわざ外でタバコを吸わず家に帰るはず…。Mさんに「なんで家に帰らないの?」と聞いたら、「コンビニで買うものあるから」と。

その言葉を信じることにして、その日は電話を終わらせました。

いい感じなのに一向に手を出してこない!!

ほぼ毎日連絡を取るようになり、定期的にご飯に行けるようになったのですが、半年過ぎても一向にホテルにも家にも誘ってこないMさん。

ふたりで飲んでも23時頃には帰るのです。
進展を望んでいる筆者からしたらじれったい男! 思い切って告白しようとも思いましたが、(いや…本当に独身なのか?)と疑問もあったのです。

最初は、手を出さないなんて♡Mさんは紳士だな〜と思っていたのですが、さすがに半年何もないのはおかしい!

恐る恐るMさんの名前をネットで検索しました。

そしたらなんと…嫁と子供がいるではないですか…。
しかもファミリー向けの雑誌でMさん一家が紹介されている…。

胸キュンする恋愛がしたいと願っていましたが、恐怖でキューっと心臓が潰れそうでした。

やっぱり勘は当たっていたのです…。

嘘ついたことを悪びれない

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既婚の真実を知った翌日、Mさんに電話で「あのさ…嘘つかずに本当のこと言って欲しいんだけど…独身?」と聞いたら「え…? 俺、言ってなかったっけ…? 結婚はしてる。数ヶ月前から別居中だよ」と。

電話をしながら帰ってくれた頃はまだ別居前だったのです。

「なんで二回も独身って嘘ついたの?」と軽く問い詰めたら「そんなこと聞いたっけ? 多分ノリで独身って言ったのかな?」と…。

「私が告白したり、ホテル誘ってたらどうした?」と掘り下げたら「んー…ホテルは行ったかもなぁ。でもその時にならないとわからない」と曖昧な答えをくれました。

正直ゾッとしました。でもまだ手を出されたわけではないので、筆者もこれ以上何も言えません…。

「そっか…」と言って電話を切りました。

今は飲み友として、たまにMさんと飲みますが、やはり普通に「独身」と嘘をついたMさん、過去に不倫(浮気)はしたことがあるそう。
不倫は絶対しない!! と心に決めていた筆者、しかし意外にも知らぬ間に不倫の入り口に立っていたのです…。

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この記事のライター
藤本 由佳
藤本 由佳
都内勤務のホステスです。 まだ誰のモノでもないアラサーです。 白馬に乗った王子様はお姫様しか迎えに行かないことに最近気付きました…。