上司なら心得たい!部下への指示出し「アリ」「ナシ」の8パターン
上司になれば、仕事で部下に指示を出すことも多いですよね。
しかし「説明不足で伝わらない…」「つい無理なお願いになってしまい部下から反感を買ってしまう…」などなど。指示出しはちょっとしたことのように思いますが、これが案外難しい。
そこで今回は、上司から部下への指示出し「アリ」と「ナシ」の8パターンをご紹介。日頃の見直しも兼ねてチェックしてみてください。
しかし「説明不足で伝わらない…」「つい無理なお願いになってしまい部下から反感を買ってしまう…」などなど。指示出しはちょっとしたことのように思いますが、これが案外難しい。
そこで今回は、上司から部下への指示出し「アリ」と「ナシ」の8パターンをご紹介。日頃の見直しも兼ねてチェックしてみてください。
ナシ①|「自分で考えて」と指示が投げやり
上司という立場上「部下本人の力で考え、解決へと導いてほしい」という考えもあるでしょうが、「自分で考えて」という指示の出し方では、部下に無責任な印象を与えてしまい兼ねません。
「教えるのが面倒」「間違った時に責任押し付ける」「そもそも知らないんじゃ…」など部下にも本来の目的とは違った捉え方をされてしまう危険性もあります。
どんなに忙しい時でも「自分で考えて」という投げやりな指示出しはNGです。
「教えるのが面倒」「間違った時に責任押し付ける」「そもそも知らないんじゃ…」など部下にも本来の目的とは違った捉え方をされてしまう危険性もあります。
どんなに忙しい時でも「自分で考えて」という投げやりな指示出しはNGです。
ナシ②|「先にお願い」と無条件に優先させる
部下の都合・スケジュールを一切考えない「これ先にお願い」という無条件に上司からの依頼を優先させるような指示出しもNG。
部下には部下のスケジュールがありますし、既に急ぎの案件に追われているかもしれません。「いきなり言われても無理でしょ…」「自己中すぎ…」など部下も心の中で卑下してくる可能性大。
部下には部下のスケジュールがありますし、既に急ぎの案件に追われているかもしれません。「いきなり言われても無理でしょ…」「自己中すぎ…」など部下も心の中で卑下してくる可能性大。
ナシ③|「言った通りにやって」と部下を信用しない
部下のミスが多い時、または急ぎの要件時に、上司がつい言ってしまう「言った通りにやって」という指示出し。これもNGです。客観的にも「鬱陶しい」「面倒くさい」という受け取り方をされてしまいます。
そして部下からも「信用していない」「これじゃただのご用聞きじゃん」と、モチベーションダウンにも繫がり兼ねません。
そして部下からも「信用していない」「これじゃただのご用聞きじゃん」と、モチベーションダウンにも繫がり兼ねません。
ナシ④|「あとよろ」と仕事を丸投げ
上司が受け取ったお客さんからのメールをそのまま部下へ転送。指示の出し方は「あとよろ(後はよろしく!)」の一言だけ……。仕事の丸投げもいいところです。
受け取った部下が「……これをどうしろと!?」と理解不能に陥ることは容易に想像できますよね。そして、この指示出しとみせかけた仕事丸投げ上司、案外多いようです。絶対に止めましょう。
受け取った部下が「……これをどうしろと!?」と理解不能に陥ることは容易に想像できますよね。そして、この指示出しとみせかけた仕事丸投げ上司、案外多いようです。絶対に止めましょう。
アリ①|指示を出した業務の「目的」を伝える
どんな単純作業にも上司が意図する「目的」があるはずです。指示を受けた部下が「ただの御用聞き」と勘違いしないためにも、指示を出した業務の目的をきちんと伝えてあげましょう。
部下に「会社に貢献できている」「目的達成のためにミスはできない」という自己責任感を植え付けさせることも上司の指示出しの重要な役割です。
部下に「会社に貢献できている」「目的達成のためにミスはできない」という自己責任感を植え付けさせることも上司の指示出しの重要な役割です。
アリ②|部下の「タスク」「スケジュール」を把握する
「ちょっと依頼したいことがあるんだけど、今のタスクとスケジュール確認してくれる?」と、部下に指示を出す前に、まずは今抱える業務の内容を把握することも重要です。部下とはいえ、どんな相手にも礼儀があって然るべき。
いきなり指示出しをするのではなく、まずは部下の都合を聞き入れる姿勢をみせることで、部下に指示を受け入れやすくする効果が期待できます。
いきなり指示出しをするのではなく、まずは部下の都合を聞き入れる姿勢をみせることで、部下に指示を受け入れやすくする効果が期待できます。
アリ③|指示出しの後に「質問」する
指示を出し終えた後に「今の内容に質問ある?」「分からないことがあったら言って」と、部下が与えられた指示に対して、聞きやすくしてあげる配慮も重要です。
部下の中には、理解できていない、または知らないことなのにも関わらず「分からない」と声をあげることが失礼と思っている人もいるからです。
ポイントは、上司からの指示出しが一方通行にしないこと。そして部下が業務に取り掛かる前に不明な点を潰しておけば、ミスやトラブルの防止だけでなく、後々の仕事の引継ぎも楽に進めることができます。
部下の中には、理解できていない、または知らないことなのにも関わらず「分からない」と声をあげることが失礼と思っている人もいるからです。
ポイントは、上司からの指示出しが一方通行にしないこと。そして部下が業務に取り掛かる前に不明な点を潰しておけば、ミスやトラブルの防止だけでなく、後々の仕事の引継ぎも楽に進めることができます。
アリ④|指示の内容を「メール」で文書化する
部下の中には、指示出しの内容をうっかり忘れてしまう人もいます。そして上司に再確認することも気が引けてしまい、結果取り返しのつかないトラブルに発展する可能性も考えられます。
そんなミスを無くすには、一旦指示出しを口頭で伝えた後にリマインドとしてメールを一本送ると効果的。指示の内容を文書化しておくことで、互いに認識違いの防止、そして部下もよりスムーズに業務を進めることができます。
そんなミスを無くすには、一旦指示出しを口頭で伝えた後にリマインドとしてメールを一本送ると効果的。指示の内容を文書化しておくことで、互いに認識違いの防止、そして部下もよりスムーズに業務を進めることができます。
上司から部下への指示出し「アリとナシ」で8パターンご紹介しました。人に指示を出すときに最も重要な点は「相手に伝わること」です。上司からの指示が一方通行で、部下に内容が伝わらず、ミス・トラブルに繋がってしまうことは絶対に避けなければいけません。
振り返りも含め、自分の指示出しがきちんと相手に伝わる内容になっているか、今一度見直しの機会を設けてみてはいかがでしょうか?
振り返りも含め、自分の指示出しがきちんと相手に伝わる内容になっているか、今一度見直しの機会を設けてみてはいかがでしょうか?