【イギリスの実験で明らかに!】お金で人生の幸せは買えるのか?

「お金で幸せは買えない」という言葉を、一度くらいは耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
しかし、心理学をテーマに扱う海外のニュースサイト「aps(Association for Psychological Scienceの略)」に掲載されている記事によると、イギリスで行われた実験により、お金の使い方次第で「人間の幸福はお金で買える」ことが調査結果として証明されました。
それは一体どういうことなのでしょうか?
今回は、私たちのもっとも身近に存在するもので、最大の関心事ともいえる、お金と幸せの相関関係について、本記事の内容を翻訳してご紹介したいと思います。

イギリスの調査で明らかに!「お金の消費」と「幸福度合い」の関係性

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ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクールとケンブリッジ大学が、イギリスの多国籍銀行の協力を得て、実験参加者625名の76,863の取引データをもとに、性格傾向や消費内容、幸福感の関係性を調査。

その結果、外交的な性格の人は内向的な性格の人と比較して、おおよそ52ポンドも毎年外食でお金を消費していることがわかりました。

さらに、“外交的な性格をした人=外食にお金を使う”、“内向的な性格の人=読書にお金を使う”といった具合に、ムリなく自分の性格に適した消費を繰り返している人は、より満足度の高い生活習慣を過ごせていることもこの実験によって証明されたのです。

自分の性格に適したお金の消費は幸福感を高める!

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つまり私たち人間は、まず自分の性格を的確に把握し、その性格を知った上で、自分の性格に適した消費を積極的に行うことで、人生における幸福度合いを高めることができるのです。

加えて、この実験に参加した行動経済学者のJoe Gladstone氏は、
「これまでの歴史を振り返ってみても、私たち人間が幸福感を高める上で、お金と幸福の相関関係は薄いと言われるのが一般的な考え方であった。しかし私たちの研究では、自分の特性に適した商品やサービスにお金を消費することで幸福感を高めることは実現可能である旨を立証し、新たな理論を打ち立てた」とも語りました。

近年は消費傾向が変化してきている!

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今年のユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞になった「インスタ映え」という言葉からもわかるように、近年の消費傾向は「自分がほしいものを買う」「自分がしたことをする」から、「自分をどう演出するか」「どう見られれば素敵か」などにシフトしてきているように感じます。

しかし、上記の研究結果からもわかるように、SNS上での評価や周囲の反応を気にした消費では、幸福感を高めることは難しいように思えてなりません。

本当の幸せを得るためには?

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少し前に流行った、インスタ映えの代名詞的スポット「ナイトプール」にしても、運動好きで、人混みが苦にならない外交的な性格の人なら楽しめるでしょう。
しかし、内向的で引っ込み思案な性格をした人がナイトプールに行ってもあまり楽しめません。それどころか、苦痛を感じてしまう可能性のほうが高いと言えます。

周囲の人たちからお世辞抜きに「あの人は本当に幸せそうだな」と思ってもらうためには、まず周囲に対する意識の向け方を遠ざけていく必要があるのかもしれません。

本来「幸せ」とは心で感じるものであり、神様が決めるものでも他人が決めるものでもありません。自分自身の心が決めるのです。
本当の幸福を得たいのであれば、周囲を意識し過ぎず、自分の性格を理解した上で、もっとも自分が幸福感を得られる消費の仕方を吟味してみることをオススメします。
そうすることで、「お金で幸せを買う」とはどういうことなのか、その意味を自然と理解できるようになるはずです。

参考文献:aps

ライフスタイル #お金 #幸せ #幸福 #関係性

この記事のライター
高萩 陽平
高萩 陽平
心理カウンセラーの資格を持つフリーライター。 国内だけでなく海外の文献もチェックしており、その幅広い心理学の知識をベースにした合理的な内容の記事を執筆する。