古巣CAの藤田社長を追い越し、さらなるチャレンジを! ~株式会社トライフォート/大竹慎太郎CEOインタビュー!~

今回のインタビューは自社と受託の両方でスマートフォンアプリ開発を行う株式会社トライフォート。確かな技術力を有し、設立約3年で従業員数180名程度、会社の規模も人の数も順調に成長を続けており、業界内でも注目を集めているベンチャー企業です。また、同社CEOを務める大竹慎太郎氏は業界でも屈指のイケメン社長としても知られ、そのライフスタイルはとにかく”オシャレ”。

そんな大竹慎太郎氏の仕事観やプライベートについて、コラムニスト勝部元気がインタビューさせていただきました。

いつか古巣CAの藤田社長に追いつき追い越したい

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勝部:まずは簡単にご経歴からお伺いできますか?

大竹:これまでの経歴を簡単にお話しますと、まず2003年に新卒でサイバーエージェントに入社し社会人生活をスタートしました。サイバーエージェントでは広告代理事業を主に担当し、入社初年度に営業成績で同期トップになり新人賞を獲得、2年目には全社でもトップの営業成績を残すことができました。退職後は働きながら早稲田大学大学院でMBAを取得して、SpeeeというSEOをメイン事業とする会社で経営企画担当役員を務めた後に、2012年の8月に今のトライフォートを設立しました。

勝部:ありがとうございます。トライフォートは「ものづくり」の会社ということですが、ご自身の得意分野である営業が主体の会社にしなかったのはなぜですか?

大竹:そうですね。僕は学生時代ずっとハンドボールをやっていて全国大会で優勝したこともあるのですが、まさに根っからの“体育会系の営業マン”だったんです。なので営業は好きですし得意なので営業として独立することもできたと思います。ただ、営業ベースの仕事では前職と変わりませんし、それだけでは伸びしろが無いなと感じたんです。どうせ会社をやるならものづくりをしてスケールする方法でやらないと。そこで自分のようなタイプが技術会社を作ったら、自分の強みが他社との差別化に繋がるし面白いんじゃないかと思ったんです。

勝部:そうなんですね。ただ私もちょっと経験があるのですが、自分自身が技術のスペシャリストではないのにスペシャリストな人たちをマネジメントしなければならないというのはかなり大変だと思うんですが、それを怖いと感じることはないですか?

大竹:たぶん僕は0から1を作るタイプではなくて、1を10とか100に持って行くのが得意だと思っています。自分自身はあくまでピラミッドの逆三角形の一番下、つまり縁の下の力持ち。組織を作って、優秀なクリエイターたちに活躍の場を与えて、いいものを作れるよう引き上げるのが自分の役割だと思っています。なので、そもそものマネジメントに関する考え方が違うので怖さみたいなものは無いですね。

勝部:なるほど。実際独立をされてから、大竹社長が業界の内/外で尊敬されている方はいますか?

大竹やはり一番はサイバーエージェントの藤田社長です。勝負強いところや胆力、先見性や大局観がすごいと思っています。どのタイミングでどういうカードを出してどう攻めたら上手く行くかの精度が極めて高いのです。もちろん失敗する時もありますが、でかい勝負を外さない。たとえばアメーバ事業も最初は赤字だったのですが、会社の大きな柱になるくらいに成功させています。いつかあの人に追いつき追い越したいなという思いが強いです。そもそも、藤田社長を知ったきっかけは就職雑誌の特集でした。「社長と言えばそこそこ年齢の高い人だと思っていたけれど、若くてもやれるんだ!」と思いましたね。新卒で入社後も幸運なことに社長室に席が近かったり、会食で一緒になるなど、いつも刺激を受けてきました。

勝部:ちなみに、この質問は少し答えにくいと思うのですが、藤田社長より自分が優っていると思う部分はどこかありますか?

大竹:そうですね...(笑) あえて挙げるとすれば、バランス感覚では負けないのではと思っています。車のハンドルにおける「遊び」の心地良さって人によって様々だと思うのですが、そこを上手く調整して意思決定するのが得意です。僕は決して天才タイプではなく、上手くいっている人の気持ちもいっていない人の気持ちもわかる。僕自身「使いものにならない!」とボロくそ言われたこともありましたし、エースとして活躍できたこともありました。うまく行っている人の気持ちも行っていない人の気持ちも、その両方の気持ちが理解できるつもりです。だから人それぞれが気持ち良いと思う “遊び”を見極めることが得意だと思います。あと、これは営業出身者の強みでもあるのですが、人の話を聞くコツを理解しているつもりですので、人とのコミュニケーションにおける地雷を察知することも得意な方だと思います。良くも悪くも“べき論”がなく、僕はあくまでコーディネータータイプだと思いますね。もちろん、僕が意思決定しなければいけないところは見極めて意識しています。と...話していて思いましたが、藤田社長もこのあたりは間違いなく得意ですね. ...(笑)

野村監督の哲学は経営にも通じることがたくさんある

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勝部:感銘を受けた本やバイブルはありますか?

大竹:『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 』(ジム・コリンズ、 ジェリー・I. ポラス著・1995年・日経BP社)です。藤田社長もおススメされていたのですが、付箋を張ったら本当にキリがありません。大学院に進学したこともきっかけで、ビジネス書はかなり多く読みました。すごくメジャーどころではありますが、『人を動かす』やドラッカーの『マネジメント』も感銘を受けた優れた名著だと思います。他にも幅広く小説も多く読みますので、百田尚樹氏や湊かなえ氏、東野圭吾氏の本なども読んでいます。

勝部:本当に幅広いジャンルを読んでいるのですね。

大竹:あとは、野球の野村克也元監督も尊敬していて、本を何冊も読んでいます。原理原則を徹底しているところとかが、本当にすごいと思うんです。落合博満元監督の『采配』(2011年・ダイヤモンド社)からもたくさん学びました。元々僕もハンドボールをずっとやっていたこともあって、スポーツから学ぶことは多かったですね。

勝部:確かに素晴らしい方々ですね。彼らはどうやってその哲学を持つように至ったと大竹社長ご自身では考えていますか?

大竹:おそらく「経験の厚み」から来るものではないかと思います。

勝部:質的にも量的に経験を積んだがゆえに、精錬されていったということですね。漫画も読んだりしますか?

大竹:漫画も好きですよ。最近ですと「キングダム」とか。先日久々に「サンクチュアリ」あたりも読みましたね。ただ、最近は本を読むことよりも、映像で観ることのほうが多いです。映像ですと、ドキュメンタリー形式でフォーカスされている人のエッセンスを抽出することができるので。「情熱大陸」(TBS系)や「プロフェッショナル」(NHK)は欠かさず見るようにしています。また、最近良いと思ったのは、ドラマですが『LEADERS リーダーズ』(TBS系スペシャルドラマ・2014年)です。トヨタ自動車が舞台になっている長編ドラマなのですが、本当に素晴らしい内容だったので、早速DVDを買って経営合宿で他の役員にも勧めました。

心と頭で一致しない恋愛の悩み

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勝部:今は独身でいらっしゃいますよね?結婚願望などはありますか?

大竹:はい、今は独身です。ただ、結婚願望はあります。めちゃくちゃあります(笑)ただ、具体的じゃないんですよね。彼女もいませんし。最近は結婚する友人が多く、出会いの場に一緒に行く友人も少なくなりました。

勝部:交流が広いとのことなので、出会い自体はあるんじゃないですか?

大竹:確かに夜の街などに行けば出会いは作れるのかもしれませんが、そういう遊びをしているようなタイプの異性に対して、変な先入観がありますね。偏見かもしれないので申し訳ないですが。

勝部:いわゆる「港区女子」ですね(笑)

大竹:仮にそこで出会って「良いな」と思う人がいたとしても、「夜の街で遊ぶタイプの子なのかな…」と思うと、本気で恋愛するのは距離を置いてしまうんです。仲良くなるのは良いけれど、お付き合いしたり、結婚したりするタイプとは違うかなと。だから「どうしたもんかなー」とは思っているけれど、ひとまず、焦らず会社経営に集中しています(笑)

勝部:理想が高すぎるということはありませんか?

大竹:それもあると思います。好きになる女性のタイプは一芸に秀でているようなタイプで、自立している人が多いです。たとえば、医者・弁護士・プロスポーツ選手・芸術家などプロフェッショナルな職業の方が多いですね。そういう人って努力したプロセスを持っているので、人間的な味があるからすごい魅力を感じるんです。

勝部:同感です。自立している人のほうが人間的に豊かな人が多いですよね。

大竹:でも「自分がバリバリ経営者でやって行くには、家庭に入って専業主婦をやってくれる人のほうが合っているんじゃないか」と周りから言われて、確かにそうだとも思っています。心で思うタイプと頭で思う人のタイプが違うんですよね。プライベートはまだまだ迷走中です。

計画的な「廃人デー」で日常に緩急をつける

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勝部:平日仕事が終わった後は、どのようなことされていらっしゃいますか?

大竹:会食に行ったり、友達と飲みに行ったりすることが多いです。仕事とプライベートが半々の比率と言ったところでしょうか。プライベートな付き合いが仕事に発展することが多いので、切り分けるのは難しいですが。最近は様々な場にお誘い頂くことが多いです。人付き合いの幅は広く、参加しているコミュニティーは多い方だと思いますね。とりわけサイバーエージェント関連のコミュニティーはとても濃いと思います。

勝部:休日はどうですか?

大竹:外に出ることが多いです。映画を楽しむことも多いですし、この時期(夏)だとBBQに参加することも多いですね。一人で代官山のお気に入りのお店をぐるぐる買い物したりもよくしますよ。あとは、赤ワインが好きで車でワインをまとめ買いしに行ったりします。実はイオンとか安くて美味しいものがあるので穴場だったりするんです。

勝部:車の中ではどんな音楽を流していますか?

大竹:R&Bがずっと大好きです。宇多田ヒカルさんの『Automatic』がきっかけだったのですが、発売初期に買って今も当時の8cmシングルを大切に持っています。洋楽・邦楽問わず、R&Bに関する楽曲は幅広く聞いています。

勝部:かなり右脳を使った休日の過ごし方をされていらっしゃるのですね。

大竹:ただ、月に一度は計画的に廃人のように過ごす日を作っています。

勝部:「計画的廃人デー」ですか!それは素晴らしいアイデアですね。

大竹:やっぱり一日中ゆっくりするとストレス発散にもなり、とてもスッキリすると思うんです。その日は絶対に外にも出ないし、食事も出前をとります。魅力的なお誘いでも断ることもあります。普段は人一倍アグレッシブに動いているつもりだからこそ、必ず1ヶ月に一度はそのような日を設けることで、緩急を使い分けて、心と体のバランスについてうまく帳尻を保つようにしています。

勝部:ストレスの解消法としては、どのようなことをされていますか?

大竹:パーソナルトレーニングジムに週2で通っています。会社のすぐ下のフロアにあるので、昼休みにサクッと行けるのがとても便利です。スポーツで大成してきたタイプなので、フィジカルとメンタルは比例すると考えています。フィジカルコンディションを整えていないと、メンタルがやられることもあると思うんです。

勝部:とても共感します。どれだけ忙しくてもしっかりと体のコンディションを整えるということが、経営をする上で必要不可欠な要素であるということですね!最後に簡単に今度の展望をお聞かせ願いますか?

大竹まずは藤田社長に追いつき追い越したいです。会社は上場を計画していますし、海外にも絶対進出したいですね。住むのは日本じゃなくても良いくらいに思っています。トライフォートらしく、これからも「ものづくり」で勝負して行きますし、将来的には「ものづくり」に強いベンチャー企業への投資にも興味があります。弊社はゲームなども作っているので、エンタメというテーマで横断的な投資も良いのではと考えています。とにかく将来的にチャレンジしたいことはたくさんあります!

勝部:今日は貴重なお時間ありがとうございました。

【インタビュー後記】
仕事を楽しむコツとしては、「常に理想像を頭に描いておくこと」と語った大竹CEO。理想と現実のギャップをしっかり認識すれば、理想に日々一歩ずつ近づいていく、毎日が楽しいと思えるとのこと。インタビューを通して、経営に対する考えだけでなく、人付き合いも含めてライフスタイル全てにその思考が表れているように感じました。また、自立した女性の魅力を求めるような豊かな人間性を持ちつつも、経営者という忙しい立場ゆえの難しさに悩んでいる様子には、大変共感を覚えるものでした。今回のインタビューを通して、これからも様々な人を惹き付けて、トライフォートがさらに成長して行く未来予想図を垣間見れた気がします。

~今回「MENDY(メンディ)」でFOCUSした"人"~
-株式会社トライフォート
-代表取締役CEO:大竹 慎太郎
-コーポレートサイト:TriFort,Inc. (https://trifort.jp/)

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この記事のライター
MENDY journal
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