『バイアグラは効かない』という意見に待った!正しい“ED治療薬”の服用方法とは?

個人差こそありますが、男性の肉体の全盛期はせいぜい20代前半までで、年齢を重ねる毎に後は徐々に右肩下がりに低下していくということです。運動不足が重なったり、代謝が下がって太りやすくなったり……。加齢によって生じる体の変化は、フトしたときに当事者をゾッとさせるものです。

特に男性が体の老いを実感しやすいのが「セックスの時」ではないでしょうか。
若い頃に比べて、明らかに精力が減衰していることを感じたり。一晩に何度もできていたはずの性行為が、どんなに頑張ってもせいぜい2回ぐらいしかできなくなっていたり。
さらに加齢が進行したり、その他日常生活のストレスなども加わると、ますますセックスをする上での困難が待ち構えています。そう、それこそが中年男性が陥るED(勃起不全)という症状です。

バイアグラはEDに効かない!?

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実は筆者もまさにED。
30代に入った頃から、その傾向を毎回のベッドインでイヤってほど実感しています。
が、そこは医学の発達した現代のこと。病院に行けば、ED治療薬を処方してもらうことが可能です。
「バイアグラ」なんて、その中でも最もメジャーなものでしょう。
これらを服用すれば、ある程度加齢が進行していても、なんとか夜の生活も不自由なくこなせるわけです。

ただ、中には「俺、バイアグラ効かないんだよなぁ」と漏らす男性もチラホラ。
実際筆者も、初めて服用していた頃には、一切その効果を感じることができませんでした。

というのも、ED治療薬って極めて限定的なコンディションで正しく服用してこそ、効果を発揮する薬なんですね。

そこで今回ご紹介する内容は、正しいED治療薬の使い方・服用方法について。間違った服用方法で「効かない」というのは実に勿体ないことです。

バイアグラの効果を最大限発揮させるには「飲酒量」をシビアに見積もる!

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性行為の際に効果を発揮するED治療薬といえば、前述のバイアグラのほかにもレビトラ、シアリスなどもありますが、今回は一番メジャーで効果も安定して高い「バイアグラ」について取り上げてみましょう。

バイアグラはたしかに効果が高いのですが、その割には「バイアグラでもダメだった」とか「なんか心臓が痛くなった(バイアグラは心臓に一切負担のない薬なので、これは気のせい)」なんて体験談をよく耳にします。
一体なぜ効果が感じられないのか。
その最大の理由は、多くの男性がセックスをする前に、当たり前のようにこなしている行動にあります。

大前提として、バイアグラは経口投与(口から飲む薬)する錠剤です。
ですから、薬の効きを妨げる行為を、事前にやっていてはダメということになります。
具体的には「飲酒」と「食事」です。
お酒はほんの少量程度であれば問題ないのですが、あまり多く飲みすぎると、せっかくバイアグラを服用していたとしても、勃起状態は長続きしません。
というのも、バイアグラって飲んだら勃起する便利な薬というわけでもないのです。

正しくは、服用後に性的な興奮と刺激を脳が感じ取ったら勃起をサポートしてくれる薬。
なので、お酒を飲みすぎて感覚が鈍くなったら、たとえバイアグラの服用後であっても、勃起そのものがスムーズに生じにくくなってしまうんですね。
最低限、性的な刺激に敏感でいられる段階までの飲酒量を、自分で見極めておかなくてはならないということです。

バイアグラの吸収を妨げる最大の障害は「満腹」にあり!

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次に、食事がバイアグラの効果を阻害するという点についても、書いておきたいと思います。
といっても原理は単純です。

どんな薬もそうですが、あまりに満腹な状態で服用してしまうと、食べ物で満杯になっている胃の中での吸収に時間がかかり、その薬の効果が発揮されるまでにかなりのタイムラグが生じてしまうのです。
ですので、ベッドインを間もなく控えているという場合は、事前にあまり食べ過ぎないこと。と同時に、何か食べてしまった場合は、よりバイアグラの効果を発揮させやすくするためにも、胃の中の物がある程度吸収される頃合い……たとえば食後1時間ぐらいは間隔を空けてからの服用を心掛けましょう。

デートで食事をするというシチュエーションは決して珍しくありません。
こういう場合は食事の量にもしっかりと気を配って食べ過ぎないようにしておきつつ、胃の中に入った食べ物の吸収の状況を逆算して、最適なタイミングでバイアグラの服用をしなければならないということですね。

「バイアグラは効かない」「勃起しない」は、服用方法が間違っているから!

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恐らくバイアグラの服用をスタートしたばかりの男性は、この錠剤に過剰に期待を抱き過ぎているきらいがあるのではないでしょうか。
だからこそ、自分の服用方法が間違っていただけなのに、効果がない、勃起しないと焦るのです。

たしかにバイアグラは効果も高いのですが、それは服用者の体の状態に、なんら異常が見られない場合に限ってのことです。
深酒をしていたり、満腹になるまで食事を摂ってしまうと、いくらその後バイアグラを服用したところで効果は発揮されにくい状態になってしまいます。

そうは言っても、セックスを前提としたデートをしている夜は、大抵飲酒も食事もするものですから、自分でそれらの量を調節するのは、なかなか面倒なことと思います。
しかし、この面倒な部分(食事とお酒の量の調節)をしっかり意識しておかないと、せっかくのバイアグラも無駄になってしまうことは、経験上間違いありません。

薬は最大限の効果を発揮できるタイミングで服用するのが一番。
セックスをする夜にバイアグラを飲む場合は、このことを普段服用している薬以上にシビアに考えておく必要があるでしょう。

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この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。