冬のメンズファッションには、何色が似合う? 大人の男性におすすめの「冬カラー」8選!

暖色系が多い「春夏カラー」や寒色系の多い「秋冬カラー」など、季節毎でそれぞれ似合うカラーがあるのはご存知ですか?
例えば、淡い色調のパステルカラーは春カラー、はっきりしたヴィヴィッドカラーは夏カラーで、紅葉のような落ち着いたアースカラーは秋カラーなど、それぞれのシーズンに適した色合いを覚えておくと、着ていく洋服を決める際にも役立ちますね。

そして、同じ色でもワントーン落ち着いた色合いが「冬カラー」。真っ赤ではなくボルドー、真っ青ではなくネイビー、真っ黄ではなくマスタードなど、いつもの色合いよりもシックな色味を選んで、大人の着こなしを楽しんでみませんか?

冬カラー①|大人っぽい印象が一層高まる「ブラック」

メンズの定番カラー「黒」を取り入れた着こなしスタイルでは、あえてオールブラックに統一してとことんシックな印象に仕上げてみましょう。

ただし黒一色の単なる“カラススタイル”にならないよう、サイズや素材にはこだわりたいところ。全身を同じ色合いで統一する際のポイントは、異なる素材の洋服で変化をつけたり、ワイドとタイトを組み合わせるなど、バランスを重視したシルエットに仕上げることが重要です。

また大人の男性であれば、光沢感の強いブラック色よりも、ツヤなしのブラック色の方がよりシックな冬スタイルに見せられるでしょう。

冬カラー②|雪をイメージさせる「ホワイト」

冬色はダークカラーだけではありません。まるで雪をイメージさせる「白」を取り入れて、透明感のある着こなしに仕上げてみましょう。

大人の男性であれば、目が眩しいほどの真っ白ではなく少しだけクリームがかった色味のアイテムを選ぶことがポイントです。冬のトップスに白アイテムを選べば、コーデ全体がパッと明るい印象に早変わり。
特に普段からダークな色のコーデが多くなりがちな男性は、ぜひキレイめな白を一つプラスしてみてください。

また、より冬っぽい着こなしを作りたいのであれば、色味に加えて素材にこだわってみるのもおすすめ。
例えば冬に重宝する”モヘアニット”や”ボア”などのアイテムは、素材がボリューミーでダークカラーに近づくほど重たい印象になってしまいますが、白であれば軽く羽織れて全体的に柔らかい印象を与えてくれます。

冬カラー③|冬こそ万能に使い回せる「グレー」

また冬カラーとしては、割とどんな洋服の色とも相性よく着こなせる「グレー」もおすすめです。
同じグレーでも、白に近いライトグレーから黒に近いチャコールグレーまで、色のトーンはさまざま。手持ちのアイテムやその日に着こなすコーデに合わせて、最適なグレーを選びましょう。

例えば、比較的明るめのファッションと合わせる時はチャコールグレーを、全体的に暗めのファッションと合わせる時はライトグレーで仕上げるとバランスよくまとまります。

クローゼットの中に何枚かグレー系のアイテムを用意しておけば、冬シーズンの使い回しはもちろん、オールシーズンを通して便利に使えます。

冬カラー④|どんな色にも合わせやすい「ネイビー」

黒よりも柔らかい印象で、グレー同様に割とどんな洋服の色とも好相性、そしてメンズの王道として人気の高い「ネイビー」。このネイビーも冬カラーを使ったファッションコーデにおすすめです。
このネイビーも、青に近いような明るめからパッと見は黒に近い濃紺まで、色のトーンはさまざま。

例えばボトムスに濃紺のパンツを穿き、トップスには明るめのトーンのネイビー色を羽織り、上着のインナーに白系のアイテムを組み合わせるなど、オールブラックよりも軽い印象に仕上げる全身のネイビーコーデも全然ありでしょう。

冬カラー⑤|落ち着いた雰囲気&おしゃれ上級者に見える「ブラウン」

アースカラーの中でも秋冬の寒いシーズンに活躍してくれるのが「ブラウン」です。特にベージュやグリーンなど、同じアースカラーとの相性は抜群。

またブラウンは、ネイビーと同じく黒よりも柔らかい印象に仕上げることができますので、ウエアだけではなくシューズやベルトなど、小物ファッションとしても取り入れやすい色です。

さらにブラウンは、低いトーンの色合いと明るいトーンの色合いでは雰囲気も変わってきますので、もしオフィシャルにキメたい時は低めのトーンのブラウンを、カジュアルにキメたい時は明るめのトーンのブラウンを選ぶと、その場にふさわしいコーデが作れるでしょう。

冬カラー⑥|少しくすんだ色で大人力が上がる「カーキ」

アースカラーとして爽やかな印象を与えてくれるグリーンですが、大人の男性が冬カラーに取り入れる時は、明るめの新緑ではなく、少しくすんだ色合いの「カーキ」を選ぶのがおすすめ。

また、よりナチュラルな印象に仕上げたいのであれば、オリーブ色に近いちょっと明るめのカーキを選んでも良いでしょう。あわせて、よくカモフラ柄などに多用されている、緑がかったカーキのアイテムも一つ持っておくとかなり重宝するはずです。

このように一言でカーキ色と言っても、種類はさまざま。ぜひ自分に似合うカーキ色を見つけてみてください。

冬カラー⑦|メイン&差し色にも使える「ボルドー」

冬カラーの中でも、特にコーデ全体の”差し色”としておすすめしたいのが、真っ赤ではなく、落ち着いたトーンが特徴的な「ボルドー」
大人の男性は、どうしても女子っぽい印象の赤い洋服には抵抗を示すものですが、大人っぽくシックな印象にキマるボルドーであれば、いま手持ちのアイテムとも相性よく着こなせるはずです。

また煮えたぎるような情熱的な赤と違って、くすんだ色合いのボルドーは、全体的に温かく優しい印象を与えてくれます。屋内でコートを脱げばメインのアウターとして、また屋外ではコートやジャケットの中で差し色として大活躍してくれるでしょう。

冬カラー⑧|程よい華やかさにグッとくる「マスタード」

ヴィヴィッドな黄色ではなく、いわゆる”からし色”の「マスタード」も冬カラーにぴったり。特に大人っぽく仕上げたい男性であれば、明るめの黄色ではなく、ちょっとくすんだマスタード色がよく似合います。

くすんだマスタードを選べば、燦々と降り注ぐ太陽のような熱さではなく、じんわりと暖かくぬくもりを感じさせる色合いに。中でもネイビーやブラウン・カーキなどのアースカラーとの相性がよく、コーデに取り入れるだけでパッと華やかな印象に、また優しいイメージを植え付けさせてくれます。

やっぱり季節毎、そのシーズンに合った色を取り入れれば、おしゃれさもグッと増しますよね。
メンズの冬カラーは、どうしても“暗い色”を想像しがちですが、そんなことはありません。シックな色から、差し色に使えるような明るい色まで幅広く存在します。
冬に出かける際の洋服選びやコーデ作りに、ぜひ参考にしてください。

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この記事のライター
武吉えり
武吉えり
アパレル販売員の知識をいかして、カジュアルラインからビジネスラインまで幅広いコーディネートを紹介しています。