「赤い彗星」シャアの名言からみえる、組織のリーダー像とは

シャア・アズナブルと言えばご存知の「機動戦士ガンダム」の敵役にしてカリスマ。そんな彼のクールさは男性はもちろん、女性も虜にするほど人気のアニメです。

戦争が舞台のこのアニメでは、そのシャアの戦い方や考え方などからも様々なことを学ぶことができます。今回はそんなシャアの名言から学ぶ組織のリーダー像についてまとめてみたいと思います。

認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを。

いろいろなメディアにたびたび登場する有名なセリフがこれです。

シャアの真似をした部下が命を落とした時につぶやきました。シャアの命令で偵察にあたった部下が暴走してしまい、結果彼を死なせることになってしまった時でした。

1人ではなく部下を率いて戦う大佐の地位。それは自分よりも力量が劣った部下を無駄に死なせることなく戦力として育てていく立場であるにも関わらず、その自分自信の至らなさ・過ちを認めたセリフです。

自分がまだまだだという反省が表れていますよね。リーダーは常に冷静に全体を見なければということが伝わってきます.。

挽回するチャンスはまだある!それに我々指揮官は最前線で士気を鼓舞しなければな

地の利をいかしての戦いの中、不利だと思われたホワイトベースに惨敗し、あまりの失態にジオンのガルマ・ザビが打ちのめされた時にシャアが発した言葉です。

リーダーとしてこれほどはっきりしたセリフはないかなと思いませんか?
弱気になる味方を鼓舞するためには指揮官が後方に下がっていては部下の士気が下がるのは当たり前で、もっとも危険な最前線で戦う姿を見せることこそ部下の意欲を引き出すことができるからですよね。

命をかけるからこそ命がけで働く部下を育てることができる…。後ろ姿にドキドキしちゃいそうです。

よく見ておくのだな。実践というのは、ドラマのように格好の良いものではない。

シャアがララァに話しかけた言葉がこれです。実習と訓練が終り部下となったララァですが実践はまだ未経験。例え、訓練で優秀であっても実践は全く別物だということを伝えました。

これは普段、仕事をしている時に言われても全く違和感を感じないセリフですよね。
そう、仕事はキレイごとばかりではありません。地味な仕事や時間をかけた段取りなどがほとんどです。

仕事をして失敗した時にこんなセリフを言われたら「はい…。」と聞いてしまいそう。それはただ叱るだけではなく、これが現実だということを体験させて感じさせる指導方法だからでしょうか。
失敗から学べ、とそのスタイルに度量を感じます。

戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。

ザクを失って補給を要請したのに待たずに攻撃に出ようとしたシャアが不思議がる部下に言ったセリフです。確かに矛盾しているように見えますよね。しかし、目の前のことに一喜一憂するのではなく常に先々を読む…。肌で戦いの攻め時を感じているのでしょうか。まさに軍師ですよね。

たとえ、うまくいってても浮かれすぎず、うまくいってなくても悲観しすぎずに常に冷静であることが大切だと教えてくれます。

小さく物事を見るのではなく大きくとらえろと言われているみたいですよね。こんなリーダーがいたら心強いのは間違いなしです。

いかがでしょうか?
赤い彗星のシャアには徹底した自分の哲学があります。目的を果たすために必要な冷静さですよね。しかしシャアの魅力はその冷静であろうとする一方であふれてくる熱さにあるのだと思います。その熱さの中にも冷静さを併せ持つ彼から学ぶことは多そうです。

Cover画像: www.instagram.com

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この記事のライター
黒田 亜希子
黒田 亜希子
都内在住★ 趣味でDJなどを少々♪ ものを書くのが好きなので、役に立つ情報を楽しくお届けしていきます!