ヒモ男を養っていたという女性に取材して分かった「ヒモ」になるためのポイント2つ

皆さんは、「ヒモになりたい」と思ったことはありますか?
筆者はこれまでそう思ったことはありません。
恐らく、そう感じる方が大半でしょう。

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かつての知り合いに何人かヒモがいまして、彼らの日常を見るにつけ「勤労もせず、納税もせず、ああやって交際相手に寄生していれば万事安泰なんだから、一度経験したら、そりゃあまともに生きるのが馬鹿らしくなるよなぁ」と感じるぐらい、彼らの生活ってある側面からみれば実に享楽的でした。

ただ、衣食住の不安もなく、女性に依存しきっていられるそのメンタルは、ちょっとだけ羨ましいと感じたことは事実です。
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そういえば、1年ほど前でしょうか。
筆者はあるとき、過去にヒモ男を養っていたという女性について取材した経験があります。

このとき見えてきた、ヒモになる男性像というものがありますので、今回はもしもこのコラムをご覧になっている男性の中に「ヒモになりてぇなあ」と考えている方がいるのなら参考にしていただきたい、ヒモになるためのポイントをご紹介していきたいと思います。

ヒモになるためのポイント①|恥を恥と感じない鉄の心臓を手に入れろ!

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ヒモの男性って、大前提として交際相手やセフレの家に転がり込んで、そのまま居座ることを何とも思わない、良くいえばおおらか、悪くいえば無神経な人たちのことです。

家に転がり込む以上、衣食住の一切を相手の供給に依存してしまうのも、これは当然の話になりますが、過去この女性に取材したところ、ヒモを養っている時期の女性って、それが嬉しくて負担に感じなかったそうです。
恋は盲目といいますが、さもありなんという話ですね。

ヒモになりたい男性に送る最初のアドバイス。それは“金を出してもらっても恥ずかしいと思わない、鉄の心臓を手に入れろ!”です。

正直大半の男性はここで脱落するでしょう。
だっていくら相手が自分のことを好きだと言っても、その好意を利用して衣食住の完全な依存をするなんて、多少なりとも良心が人並みにある男性であれば、そんなこと出来やしません。

しかし、現実的にヒモ男は少なからずこの世に存在しています。
人の良心を平気で踏みにじれる人っているんですね……。

毎日の食事、光熱費、衣服。本来自分が稼いで使うべきお金を、全部居候先の女性に担わせる。
これについて一切疑問や負い目を感じなければ、ヒモになるための第一次審査はクリアしたと考えてもいいでしょう。

ヒモになるためのポイント②|究極の自己中さを貫き通せ!

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ヒモを甘やかすとどうなるかご存知ですか? 十中八九増長して、手がつけられなくなるようです。
筆者が実際にヒモを養っていたというこの女性に聞いたところ、はじめは住む場所を借りる程度に留まっていたヒモ男も、徐々にエスカレートしていき、お小遣いの要求金額がアップしたり、家に別の女性を連れ込んだり、果ては人の預金を勝手に引き出すなどのアクションまで取るようになったと教えてくれました。

大抵どんなヒモ男も、最初の頃は大人しいというか、慎ましく振舞うんだそうです。
これがいつしか、自分さえよければ彼女の預金を使っても構わない。そういう考えに変化していくのだとか。

実際、当時取材に答えてくれたこの女性は、自分がOLとして必死で貯めたお金を、ほぼ全てヒモに浪費されてしまい、その上「もっと稼いでよ」とねだられ、夜の仕事を勧められることもあったと切実な表情で話してくれました。

ヒモとして生きていくためには、こういう血も涙もない側面を発揮できる、究極の自己中さを兼ね備える必要があるということなんでしょうね。

筆者の知人にもいた、ヒモ男。

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本当に生粋のヒモ男というのは、寄生している女性に一切の遠慮なく、骨の髄までしゃぶり尽くせる面の皮の厚さが特徴なのでしょう。

ヒモになるって、なかなか大変というか「そこまで悪人になれないよ……」と感じてしまうところではあります。


冒頭でも少し触れましたが、今は完全に縁を切っている筆者の知人に、ヒモ男がいました。
彼の場合は、本命の交際相手のほかに、複数の女性と関係を持っていて、それぞれに寄生をするというスタイルをとっていたのですが、そういう男性に限って外面だけは良いので、なかなか露見しないんですよね。

表では好青年を演じ、裏では女性をAVに出演させて、ギャラをパチンコ代や、ホテル代などでたった1日で使い切ってしまったという、ドン引きエピソードも有していました。

ドが過ぎるほど自己中な性分で、周囲の迷惑を省みない男性にとっては、ヒモになることはたしかにメリットも多いでしょう。

ただし、やっぱり大多数の男性にとって、ヒモはデメリットも多く不向きであるといえます。第一、関係を持った女性を本当の意味で笑顔にできない時点で、ヒモは普通の男性にすら劣っています。

ヒモはラクですが、男としての人生を俯瞰してみた場合、汚点以外のナニモノでもないでしょう。

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この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。