【タバコをやめたい人へ】禁煙に踏み切れない&失敗の原因あるあると、成功の秘訣を紹介!

「タバコをやめる気持ちはあるけど、現実的にやめられていない…」「一度はタバコをやめられたが、また吸い始めてしまった…」など、タバコを吸う習慣が身についてる人の多くは、なかなか禁煙に成功できません。
そして、この禁煙に失敗してしまう人には、いくつか共通の特徴があります。それらの共通点をきちんと把握し、正しく対処することが禁煙成功の秘訣といえるでしょう。

そこで今回は、タバコをやめたい人が知っておきたい、なかなか禁煙を始められない人、また始めた禁煙を途中で挫折してしまう人によくある原因と、禁煙を続けていくためのコツやおすすめの対策方法について、ご紹介したいと思います。

タバコをやめたいのに、禁煙に踏み切れない人あるあるの原因3つ

禁煙に踏み切れない人の原因タバコをやめたいけど、なかなか禁煙を始められない人は次のような原因が考えられます。

(1)挫折するイメージに捉われている

禁煙に失敗するイメージが脳裏に刻み込まれているために、タバコをやめたいと思ってもなかなか禁煙に踏み切れない人もいます。
これは、禁煙に挑戦すれば成功する可能性があるにもかかわらず、イメージだけで禁煙に失敗しているパターンです。
特に、これまで禁煙に失敗した人が周りにいる環境においては、失敗のイメージに捉われやすいでしょう。

(2)喫煙による健康への害悪を甘く見ている

タバコの喫煙がさまざまな病気のリスクを高めることは知っていても、実際にそれほど影響はないと思い込んでいるケースもあります。
日本医師会によると、喫煙者が咽頭がんにかかる確率は非喫煙者の5.5倍、肺がんは4.8倍とされており、タバコの喫煙が原因による毎年の死者数は12万人以上、特に20歳以前からタバコを始めた人の場合、寿命が8年程度は短くなるとの結果が出ています。
このように、タバコが健康に及ぼす害悪を正しく認識できていないことも禁煙に踏み切れない理由として挙げられるでしょう。

(3)ストレスが溜まりやすい環境にいる

喫煙者の中には、イライラやモヤモヤなど、精神的なストレスを感じると、ついタバコを口にしたくなる人も多いでしょう。また、実際にタバコを吸うことでストレスが発散されたように感じる人もいるかもしれません。
しかし、現実にタバコを吸ってストレスが発散されるのは、ニコチン不足による離脱症状が緩和される影響で感じるもの。むしろ、禁煙することでニコチンの離脱症状がなくなり、ストレスが解消されることがわかっているのです。
このように、日ごろからストレスが溜まっていて、その抑制や緩和のためにタバコが必須と認識し、禁煙に踏み切れない人もいます。

途中で禁煙を挫折してしまう人によく見られる特徴4つ

途中で禁煙を挫折してしまう人続いては、タバコを一度はやめたものの、途中で禁煙を挫折してしまう人によく見られる特徴4つを見ていきましょう。

(1)息抜きになる趣味がない

仕事の休憩時やテレビのCM中など、ふと暇を持て余したときに、息抜きになる趣味がない人は、ついタバコの本数が増えてしまいがちです。
このように息抜きの趣味がない人は、一度こそはタバコをやめられたものの、暇を持て余した際タバコに代わる手段がないため、禁煙を挫折しやすいタイプといえるでしょう。
やはり息抜きの方法がタバコの習慣になっていると、いきなりの完全な禁煙は難しいかもしれません。
たとえば、スポーツで汗を流したり、趣味に没頭したりすることでストレスが緩和され、自然とタバコの本数を減らせる可能性は期待できるでしょう。

(2)いつも何らかのストレスを受けている

勤め先の職場に嫌な上司がいたり、人間関係に悩んでいたりすると、常にストレスを感じることになります。
このように、いつも何らかのストレスを受けている人の場合、ストレスに対する防御反応としてタバコを吸いたくなり、禁煙を挫折してしまう恐れがあるでしょう。
ストレスの原因から身を遠ざけることが大切です。

(3)周囲にタバコを吸っている人が多い

禁煙中は、人がタバコを吸っている姿を見ることさえツラく感じるもの。
たとえば、職場の同僚から息抜きついでに喫煙ルームへ誘われ、「たまには吸ってみたら?」とタバコを勧められたり、飲み会中、隣の席でプカプカと美味しそうにタバコを吸っている様子をみて、つい「1本くれる?」ともらいタバコを要求してしまったりと、まわりに喫煙者が多く、それが原因で禁煙を挫折してしまう場合も十分考えられるケースでしょう。
周囲にタバコを吸う人が多い場合は、できるだけ喫煙所に近づかないようにしたり、外食のときは全面禁煙の店に入ったりすることが大切です。

(4)タバコを少しずつ減らしている

「よし、今日からちょっとずつ禁煙を始めてみるか!」と、タバコを少しずつ減らしている人の場合、1回の喫煙で煙を深く吸いこんでしまう傾向があり、タバコの本数は減らせても依存状態からは抜け出せず、結果なかなか禁煙に成功しません。
また、手元にタバコの箱やライターがあると、それを見るだけでタバコを吸いたい気持ちにかられ禁煙を挫折しやすくなります。タバコをやめたい人は、一気にやめることが大切です。

禁煙を続けていくためには? おすすめの対策方法4つ

禁煙を続けていくためには? おすすめの対策方法禁煙を成功させるためには、きっぱりタバコをやめなければなりません。タバコの喫煙習慣は依存度が高いため、「徐々に…」や「この箱を吸い終わったら…」など生半可な対策は逆効果です。
ここからは、本気でタバコをやめたい人に、禁煙を続けていくためのコツと、おすすめの対策方法についてご紹介します。

(1)タバコを吸いたくなったら気を紛らわせる

タバコを吸いたくなっても、気を紛らわせることで吸いたくなる欲求を抑える効果が期待できます。
タバコを吸いたくなる気持ちは、長くても3~5分で鎮まるもの。タバコを吸いたくなる場面に合わせて、気を紛らわせる行動をとりましょう。

たとえば、朝起きてすぐにタバコを吸いたくなる場合は、すかさず顔を洗います。また、食後にタバコを吸いたくなった場合は、歯磨きをすることで気を紛らわせられるでしょう。
そのほか、コーヒーと一緒にタバコを吸いたくなる場合は、コーヒーを紅茶に変えるなどの対策もおすすめです。
このように、タバコを吸いたくなったときに気を紛らわせる方法で、自分に合ったやり方を見つけてみましょう。

(2)自分に合ったストレスの解消法を見つける

禁煙中は、ニコチンの離脱症状でストレスを感じやすくなるもの。
そして、あまりにもストレスが溜まりすぎると、タバコを我慢するのがつらくなり、禁煙を挫折してしまいます。さらに、禁煙を挫折したイメージが脳裏に刻み込まれてしまい、再びタバコをやめたいと思ったときに再挑戦しづらくなる可能性もあるでしょう。

タバコをやめるときは、自分に合ったストレスの解消法があることで、禁煙の成功率を高めることができます。
たとえば、趣味を楽しんだりスポーツを習慣づけたりするほか、カラオケ、散歩、音楽鑑賞、良質な睡眠など、さまざまな方法を試してみましょう。

(3)ニコチンパッチを使う

タバコに含まれるニコチンは、タバコを吸わないときの離脱症状を引き起こします。ニコチンパッチで段階的にニコチンの摂取量を減らすことで、離脱症状が和らいで禁煙に成功しやすくなります。

また、ニコチンガムもありますが、こちらはお菓子のガムのように噛み続けるのではなく、時間を決めて噛む必要があります。ニコチンガムとはいえ、職場によっては、ことあるごとにガムを噛み続けるのは困難なため、ニコチンパッチを選んだ方がいいでしょう。
ニコチンパッチは、禁煙外来のあるクリニックや病院で処方してもらえます。

(4)禁煙外来を受診する

禁煙外来では、ニコチンパッチの処方だけでなく、禁煙のアドバイスをしてもらえたり、タバコの健康リスクなどさまざまな情報を得られたりします。くわえて、自分が禁煙している姿を他の人に見てもらうことで、モチベーションを上げられるなどのメリットも期待できるかもしれません。

また、禁煙の状況に応じて医学的根拠とデータに基づいたアドバイスも得られるため、禁煙外来に通うかどうかで、成功率も変わる可能性があるでしょう
1人で禁煙を成功させようとしても途中で挫折しやすいため、本気でタバコをやめたい人は早めに禁煙外来へ通うことをおすすめします。

タバコをやめたい場合は、一気にやめましょう。

本気でタバコをやめたい人は、禁煙に失敗する人の特徴や原因を把握したうえで、正しいやり方を実践して成功率を高めましょう。
まずは、自分に合ったストレスの解消法を見つける、もしくはニコチンパッチを使うなどの対策方法をおすすめしますが、なかなか続かなかったり、禁煙中ツラくなったりした場合は、いさぎよく禁煙外来に通うことが大切です。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。