心理士が教える！ 気になる女性を振り向かせる「マインド・コントロール」の活用方法とは？

気になる女性を振り向かせる「マインド・コントロール」を身につけるためには、まず2つの心理セオリーを理解しましょう。

1つ目が、「一貫性の原理」です。自分が表出した発言や態度は一貫して持ち続けるという心理原則を「一貫性の原理」と言います。
つまり、自分自身がコミットメント（約束）したものは守り続けなければならないという心理が働くこと。

こちらは、中国共産党がアメリカ軍人を捕虜したときに使われた洗脳心理を紹介した記事です。
「コミットメント」とは、人と人が互いに交わす“約束”のこと。約束を守らない人間は信用されず、のちのち相手にされなくなります。そして社会的動物である人間にとって、人という社会から相手にされなくなることは生存危機に関わるため、人からの信用を保つためにウソをつかないよう子供たちに教育をするのです。

例えば、イソップ物語で有名な「オオカミ少年」では、羊飼いの少年が、退屈しのぎに『オオカミが出た！』というデマを流し、周りの大人たちを騙したために、そのあと本当にオオカミが現れたときには誰も助けてくれなかった…というストーリー仕立ての紹介から、ウソつきはひどい目に遭うことを子供たちに伝えています。
このように、私たち人間は幼少の頃から、人と交わした約束を破ってはいけない、人にウソをついてはいけないという教育を受けて育ちました。これが私たち人間の行動規範となっているのです。

今回ご紹介する、気になる女性を振り向かせる「マインド・コントロール」を身につけるためには、気になる女性からの好感度を少しずつ上げていくことがポイント。
そして、気になる女性からの好感度を上げるためには、コミットメントとして相手に自分のすぐれた部分（長所）を褒めさせることが有効手段です。
この“褒めさせる”というコミットメントの行為を繰り返し行うことで、はじめの好意的な印象から徐々に愛情へと変わっていくのです。

気になる女性を振り向かせるための心理セオリー2つ目が「返報性の原理」です。この「返報性の原理」とは、誰かに好意を示されたら好意をもってお返ししなければならないと考える心理のこと。
例えば、バレンタインデーに女性からプレゼントをもらうと、ホワイトデーにお返しをしなければならないという心理が働きます。他にも、出産祝いには内祝い、香典には香典返しなど「返報性の原理」が働くケースは、日常シーンにさまざま溢れています。

気になる女性からの好感度を上げるためには、相手に自分を褒めさせる状況を作り出すことが求められるわけですが、狙った通り確実に相手を褒めさせるのはそう簡単にできるものではありません。

そこで「返報性の原理」を使います。
「返報性の原理」に則ると、まずはこちらから相手のことを褒める。そして褒めたお返しとして相手も褒め返してくれるのです。
もし何度か相手を褒めても、向こうが褒め返してくれないようであれば「俺のいい部分も教えてよ」と、少し強引ですが長所を聞き出す形でも構いません。
とにかく、相手の女性に自分を褒めさせる状況を作り出すことが大切です。

こちらの記事でもご紹介した通り、効果的なコミットメントを遂行するためには次の3段階のステップを踏む必要があります。

中国共産党は、アメリカ軍人捕虜に対して、「共産主義のメリット」や「アメリカの欠点」について、声に出し話すことで彼らに認めさせました。また、同様のテーマで「共産主義のメリット」や「アメリカの欠点」について、彼らとディスカッションすることで、より強固な思考へと変えさせることに成功したのです。

つまり、コミットメントさせたい女性には、あなたの長所を声に出して表現させることがコミットを強める肝というわけです。

次に、中国共産党はアメリカ軍人捕虜に対して、ディスカッションの内容を整理し、文字に書き上げるよう要求しました。思考の内容を文章に書かせることで、さらに、強いコミットメントとなるのです。

これを恋愛に活用する方法としては、LINEやメールであなたのことを褒めさせるようにすること。

この段階までくると、半分冗談でも互いに「会いたい」「君が必要」などと、愛情に近しい表現を伝えられる関係に変わっているはずです。ここまでくれば、こっちのもの。

最後に、中国共産党は、アメリカ向けのラジオ放送を通し、お前たちの仲間（アメリカ軍人捕虜）は中国共産党に協力している旨を報道し、彼らを完全に自国（中国共産党）の思考へと転換させることに成功したのです。

こと実際の恋愛シーンにおいては、特に公表する必要はありません。婚約や結婚をへて公表することになります。

ここからは、「一貫性の原理」と「返報性の原理」を併用した具体例なコミットメントの活用方法についてご紹介します。

貴男：○○ちゃんは、明るい性格が素敵だよね。僕にも長所ってあるかな？
女性：あるよ。
貴男：どこ？
女性：マジメなところ。

…後日
貴男：〇〇ちゃんもマジメだよね。僕のどこがマジメって思うの？
女性：だって、紳士的だから。
貴男：紳士的な男性は好感度が高い？
女性：好感度高いよ。

……さらに後日
貴男：今日も紳士的に見える？
女性：うん、見えるよ。
貴男：それじぁ、「好感度高い」って言ってくれる？
女性：好感度高い！
貴男：ありがとう！

このように、まずは相手の長所を伝え、その部分を褒め、反対に自分の長所も言ってもらう（返報性の原理）、そして後日、前回その女性が口に出した自分に対する長所を再度口に出してもらいコミットメント（一貫性の原理）を強めます。
それを声に出して伝えてもらうことで、よりコミットメントを強固なものに変えていくのです。
そして、自分に対する長所のコミットメントを強くしていくことで、その女性は徐々にマインド・コントロールされ、自然と好感度が上がっていくというわけです。

コミットメントは、LINEやメールを使って問う形でも構いませんが、あまりにも頻繁に畳み込み過ぎると、相手の女性に怪しまれ、最悪ウザがられて嫌われてしまいますので、焦らずじっくり少しずつコミットメントさせていくことが大切です。