トマトの驚くべき効果とは? トマトを食べる6大メリット&苦手な人におすすめの料理レシピ5つ!

カラダにいいこと、特に美容と健康を気にしたい人におすすめの食材として知られるトマト。そんなトマトですが、具体的にどのような効果が期待できるのかご存知でしょうか?
今回は、人によって好き嫌いがはっきりわかれる「トマト」の驚くべき効果と、毎日の食事で摂取することのメリット、そしてトマトが苦手な人でも食べられるおすすめの料理レシピを5つご紹介したいと思います。

トマトの効果①|肌のエイジングケアに最適

トマトの効果①|肌のエイジングケアに最適『トマトが赤くなると医者が青くなる』のことわざ通り、トマトには健康効果がたくさんあります。

まずトマトに含まれる代表的な栄養素といえば、お馴染み「リコピン」。リコピンは、体内の免疫力を高めてくれる抗酸化作用を持つカロテノイド色素です。
さらにトマトは、皮膚や粘膜の健康維持に役立つβ-カロテンがかなり豊富に含まれています。くわえて、抗酸化作用を持つビタミンCも多いため、まさに肌のエイジングケアに最適な食べ物なのです。

また、真っ赤な完熟トマトは、完熟していないトマトと比べて、リコピンが約3倍、β-カロテンとビタミンCが約2倍も含まれています。
トマトは、加熱することで栄養の吸収率を高められるのですが、その点、トマトジュースは加熱処理してから出荷されるため、食べるのではなくジュースとして飲んでも、トマト本来の栄養分をしっかり吸収できるのも有難いですよね。

トマトの効果②|二日酔いの防止になる

トマトの効果②|二日酔いの防止になる二日酔いの原因であるアセトアルデヒドという物質は、トマトに含まれるリコピンの作用によって、その働きを抑制する効果があるといわれています。
また、トマトには解毒作用や利尿作用の栄養分も含まれているため、お酒を飲む前の二日酔い対策、また二日酔いになった翌日の症状改善に役立つでしょう。

たとえば、お酒を飲むときは、ビールとトマトジュースで作るカクテル「レッド・アイ」を注文、さらにおつまみとしてトマトとチーズのカプレーゼを頼めば、二日酔い対策はばっちり。
このように、飲み会などでお酒をたくさん飲みそうなときは、トマトのメニューを上手に取り入れ、二日酔いの予防&対策につなげる活用方法もアリでしょう。

トマトの効果③|生活習慣病の予防に役立つ

トマトの効果③|生活習慣病の予防に役立つトマトが、生活習慣病の予防に役立つというデータもあります。
たとえば、フィンランドで行われた研究で、46~65歳の男性を対象に、脳卒中などの心血管系の病気に関する検証をなんと12年に渡り追跡調査。
被験者の血液サンプルから血中のリコピン濃度を比較したところ、血中のリコピン濃度が最も高い男性の脳卒中にかかる発生頻度は、リコピンの濃度が最も低い水準にある男性に比べて55%も低くなることが分かったのです。

ほかにも、脳卒中のリスクを減らすための食事ではリコピンが炎症を緩和して血栓の形成を防ぐという研究や、前立腺などのバンリスクを軽減するという、アメリカ政府による食事に関するガイドラインもあるほどなんです。

ただし、トマトを食べれば生活習慣病を必ず防げるというわけではありません。今回の研究では、調査対象の喫煙や飲酒の有無、その他の生活習慣などは考慮されていないため、トマトがどれぐらいの予防効果を発揮したのかは今ひとつわかっていない懸念もあります。

しかしながら、脳卒中の発生頻度が55%も低下したのは、トマトが関係している可能性が非常に高いため、日ごろから積極的に摂取することをおすすめします。そのうえで、食事の栄養バランスを整えたり、適度な運動を心がけるとなお良いでしょう。

トマトの効果④|疲労の回復が期待できる

トマトの効果④|疲労の回復が期待できるトマトは抗酸化作用が強いため、疲労の軽減にも効果が期待できるでしょう。
疲労の原因は、乳酸によるものというのが定説でしたが、最近では疲労の結果として乳酸が溜まることがわかってきています。それでは、疲労の原因は何かというと、実は活性酸素によって細胞が傷つけられたときに出る老廃物なのです。

その点、トマトに含まれるリコピンやβ-カロテン・ビタミンCなどの抗酸化成分は、活性酵素を除去してくれます。
運動や肉体労働の後にトマトの摂取、もしくはトマトジュースを飲めば、素早い疲労の回復と筋肉ダメージの修復が見込めるでしょう。
と同時に、筋トレの後はエナジードリンクを飲むよりも、トマトジュースを飲んだほうが早期の回復効果が期待できるかもしれません。

トマトの効果⑤|ポッコリお腹の改善につながる

トマトの効果⑤|ポッコリお腹の改善につながるトマトは、メタボなどポッコリお腹の改善にも効果が期待できるでしょう。
トマトに含まれるリコピンが、メタボの原因となる中性脂肪を分解する働きがあるといわれているからです。
またトマトには、脂質異常症(高脂血症)や糖尿病の予防のほか、脂肪肝や血中の中性脂肪値を改善する有効成分も含まれています。

「昔より太ったけど、なかなか運動できていない…」「痩せたいけど、食べる楽しみはなくしたくない…」そんな人は、とりあえず毎日トマトを食べる、もしくはトマトジュースを飲む習慣を身につけることから始めてみてはいかがでしょうか。

トマトの効果⑥|便秘の改善で代謝が良くなる

トマトの効果⑥|便秘の改善で代謝が良くなるトマトの摂取は、腸の詰まりなど便秘の改善にも一役買ってくれるでしょう。
特に、毎日野菜を食べるのが難しい人、運動不足な人は偏った食生活やストレスなどで便秘になりやすい傾向があります。
そして、消化や排せつがうまく行われていない場合、便秘によって代謝の悪化を招き、顔や足のむくみを引き起こす可能性が考えられるでしょう。

そんな人は、毎日の食事で意識的にトマトを摂取すれば、トマトに含まれている食物繊維が胃腸で水分を吸収し、腸を刺激してくれますので大腸に溜まった便を排出しやすくなるでしょう。
さすがに毎日トマトは食べられないという人は、もちろんトマトジュースでも構いません。

トマトの摂取は、いつのタイミングが効果的?

トマトの摂取は、いつのタイミングが効果的?さまざまなメリット&効果が期待できるトマトですが、一日のうちでいつ摂取するのが良いのでしょうか?

結論からいえば、トマトは断然「寝る前」のタイミングがおすすめです。
なぜなら、就寝中は皮膚や粘膜の再生に必要な成長ホルモンが分泌されるタイミングですが、トマトには皮膚や粘膜の再生を助ける栄養が豊富に含まれているため、寝る前に取り入れることで副次的な効果が期待できるからです。

ちなみに、成長ホルモンが多く分泌されるのは22~25時と言われていますが、これには様々な説があります。ただ深い睡眠に入っているときに多く分泌されることはほぼ確定しているため、睡眠の質を高めるうえで、寝る前にスマホやテレビを見ないようにしたり、食事は寝る3時間前までに済ませておくなどのポイントもあわせて押させておきましょう。

トマトが苦手な人に、おすすめの料理レシピ5つ!

美容や健康にトマトがいいとは知りつつも、昔からトマトが苦手という人も中にはいるでしょう。また、トマトは食べられるけどトマトジュースは飲めないという人もいると思います。
そんな人のために、トマトを美味しく食べられるオススメの料理レシピを5つご紹介していきます!

(1)トマトスープ

トマトスープトマトスープの作り方はマグカップ一杯のトマトジュースに、オリーブオイルを垂らしてレンジでチンするだけ。具体的には、無塩のトマトジュース200mlに対し、オリーブオイル20g(大さじ1と1/2程度)を混ぜるのが理想バランス。600Wの電子レジならたった90秒で完成します。

オリーブオイルには、リコピンの体内吸収を高める働きがあります。

(2)ミートソース

ミートソースミートソースには、トマト以外にミンチ肉や玉ねぎ、にんじんなどを使用します。ミンチ肉からはタンパク質、玉ねぎからはアリシン、にんじんからはビタミンAを摂れるため、栄養バランスがとてもいいレシピなんです。

アリシンは、体内でチアミンと結びつくことで、アリチアミンとなります。このアリチアミンの効果は、ビタミンB1と同じく糖質の代謝に関わっているため、肥満の予防にも役立つでしょう。
ほかにも、ミートソースにピーマンやきのこ類なども一緒に使えば、ビタミンCや食物繊維もしっかり摂れますよ。

(3)トマト鍋

トマト鍋トマト鍋のメリットは、一度にさまざまな食材を一緒に摂れるところです。玉ねぎやキャベツ、きのこ類、じゃがいも、水菜など、たっぷりの野菜を入れることで、各種ビタミンやミネラルをしっかり摂れます。

味付けは、コンソメや出汁、塩などさまざま。そのときの気分で味付けを変えられるのもいいですね。

(4)ハヤシライス

ハヤシライスハヤシライスには、バターやオリーブオイルを使うことで、トマトの栄養を効率よく摂取できます。具材は、牛肉のうす切り肉やマッシュルーム、玉ねぎと比較的種類は少ないですが、トマトの味をほとんど感じないというメリットがあります。

トマト鍋やミートソースすら食べられない方は、ぜひこのハヤシライスを試してみてください。また、隠し味にはちみつを入れると、各種ビタミンをしっかり摂れますよ。

(5)トマトジュースのカクテル

トマトジュースのカクテルトマトジュースとビールを、それぞれ半分ずつ混ぜたレッド・アイ。お酒を飲む人にとっては定番のカクテルですよね。
中には、トマトジュース単品では飲めないけど、ビールと一緒であれば飲めるという人もいるでしょう。そんな人におすすめです。

ただし、お酒の飲みすぎは糖分やアルコールの摂りすぎにつながるため、トマトを使った飲み物とはいえ飲酒量はほどほどにしましょう。

トマト効果で、肌がきれいで健康的なオトコを目指そう!

皆さんの身近にある健康食材「トマト」。
単体のトマトが苦手という人も、トマトジュースに変えることで格段に摂りやすくなりますし、トマトを使った料理のレパートリー数も豊富にあります。
トマトに含まれるリコピンやβ-カロテン、ビタミンC、食物繊維などのメリットを得て、肌がきれいで健康的な男性を目指しましょう!

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この記事のライター
峯田ルミ子
峯田ルミ子
楽しい、美しい、かわいい、おもしろい、萌えなことが大好きな興味津々者です。よろしくお願いします。