専業主夫になりたい…。結婚前の男性が確認しておくべきメリット・デメリットとは

「結婚したら働きたくないな〜」なんて思っている草食系男子が急増中?!
と話題の昨今、実際「専業主夫」ってどんな男性の事を指す名称なのでしょうか?

一般的に男性が家の仕事をこなす事を「専業主夫」と呼びます。
女性の社会進出がすすんでいる先進国では、男女平等で子育てする意識が高いので専業主夫の割合もとても高いですが、日本での“専業主夫”への風当たりはまだまだ強いのが現実。

今回は「専業主夫」になった場合のメリット・デメリットを検証していきたいと思います。

専業主夫の意味

世界的にも増加の傾向にある「専業主夫」。
元々はどういう意味なのでしょうか?

“専業主婦とは反対に、稼得労働に従事せず、専ら家事や子育てなどを行う既婚男性。“
(参考文献:知恵蔵2015より)

そう、以前は女性の仕事とされていた家事労働を男性が代わって行うことなんです。
アメリカでは高収入の女性が多いので、かなりの割合で専業主夫が家事労働に従事しているという統計結果も出ています。

専業主夫の割合

1970年代後半以降生まれの男性は「家事をすることへの抵抗感が少なくなった」という背景もあり、専業主夫の割合は日本でも年々増加傾向にあります。

20〜60歳を対象とした場合、厚生労働省の調べでは、国民年金第3号被保険者(いわゆるサラリーマン世帯の専業主婦・主夫)の人数は、男性が約11万人、女性が約949万人となっています(平成24年時点)。

数字上でいうと、専業主婦・主夫の100人に1人が男性なのです。

お隣の韓国は競争社会なので、失業率とあいまって、その伸び率は顕著で生活に余裕を求める世代(2030世代)の専業主夫が急増。

4年あまりで35%増加するなど、今後は日本だけでなく先進各国で益々増えていくと予測されているんです。

専業主夫のメリット1つ

基本的に「専業主夫」になっても収入を得ることは出来ます。
それは、家事をこなしながら在宅で収入を得るという方法。

主夫としての役割を果たしながらだと、会社員時代よりは収入は下がるかもしれません。
しかし、その気になればそれなりの収入を得ることができます。

また、会社で働いてる時でも子供の側にいたい男性は多いはず。
特に子供が好きな男性ならば、専業主夫になると一石二鳥!
子供とのコミュニケーションの時間も多く、沢山の思い出が作れますよ♪

専業主夫のメリット2つ

専業主夫になると自分のために自由な時間が使うことができ、何にも縛られない生活が過ごせます。
会社員時代には、通勤時間のために早起きし、満員の電車の中でもみくちゃになりながら、必死になって時間と毎日戦っていたのに、「主夫」になるとその苦しみから解放されます。

家族を送り出した後、掃除や洗濯をし、その後は読書したり、お昼寝したり。
犬の散歩ついでにスーパーで買い物なんていう、時間に追われる会社員時代にはなかった、日々ゆったりとした時間を過ごす事ができます。

専業主夫のメリット3つ

会社勤務といえば、男性ならやはり営業職が多いでしょう。
売り上げやノルマ達成という事で毎日のように数字と向き合ってきています。

個人差はあれど、家計の管理など、計算や数字を扱う作業は男性の方が得意といえます。

また、データや数字を好む男性の方が将来設計をたてるのも◎。
理論だてるのが得意な男性の特徴は、家計管理を行うのは女性より向いているといえるでしょう。

専業主夫のデメリット1つ

「ママ友」という言葉がすっかり定着しているように、家事・子育ての分野ではまだまだ圧倒的に女性の方が多いのが現状です。

だから男性である専業主夫がその輪に入って行ってコミュニケーションを取るのは、いささかハードルが高いといえるでしょう。
自分の居場所を確保しながら、ママ友との付き合いなどの交流にとまどいを感じる男性も多いはず。

また、主婦に比べて社会的支援が少なく、社会からの評価も年代によってかなり違ってきます。
一般的には、専業主夫をまだまだ「働かない男性 」という認識があります。

そこで自分を肯定できる男性でないと、主夫生活はストレスになってしまいます。

専業主夫のデメリット2つ

専業主夫になると家事をこなすことになり、毎日は同じことの繰り返しです。
子供の送り迎え、食事の支度に洗濯、掃除という平凡な日の連続です。
家事は重労働だから、さぼったり休んだりはできません。

子育て中だと、外で飲んで酔っ払って帰宅ということもできなくなります。
ルーティンな毎日に嫌気がさしても外で発散できないため、家でアルコールを摂取し、ハウスドランカーになるケースもあります。
くれぐれもそうならないように、日常に変化をつける工夫も必要になるでしょう。

専業主夫のデメリット3つ

病気や怪我で働けなくなって、そのまま専業主夫の生活になった場合。
いざ再就職の時に不安になるでしょう。

なぜなら業主夫の期間は職歴の空白期間です。
専業主夫が認知されつつあるといっても、現実社会での受け入れ体制が整っているとはいえません。

専業主夫の期間が長ければ、長くなるほど再就職はきびしいものとなります。
社会復帰のための日頃から準備しておくか、一生専業主夫として生きていくか。
そのための心がまえ、ある程度の覚悟は必要です。

専業主夫になるには?

最近は料理が得意だったり、家事も好き、子どもと遊ぶのが大好きなど、専業主夫になりたい男性は意外に多いものです。

社会の軋轢にさらされて心身を病んでしまうナイーブな男性や、家事が得意で家庭的な男性は専業主夫に向いています!

専業主夫は今日からなろうと思えば、誰でもすぐになれるものです。
しかし、家事と子育てはかなり重労働ということを忘れがちです。

専業主夫になっても家族の幸せを考え、家庭内は自分が支えているという自信を持って、日々楽しく生活していける能力がある男性が「専業主夫」になる上で一番求められることです。

多様化した生き方ができる現在においては、専業主夫も選択肢の一つといえます。
子供の成長を側で見続けらることは、働いている男性にはなかなか得られない貴重な時間です。

また、妻が出産のために仕事やキャリアを放棄したり、子育てのストレスから夫婦仲が悪くなる、という事も避けられるかもしれません。
先が見えない21世紀だから、家族が心から安心できる平和な家庭を築くことが、これからの男性に求められる最大限の仕事かもしれませんね。

Cover画像: www.telegraph.co.uk

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この記事のライター
富 容華
富 容華
香港、アジア各国を渡り歩き、香港、韓国映画をこよなく愛しています。