【不安・めまい・動悸】ストレス社会が引き起こす「パニック障害」の原因と対処法

皆さんはパニック障害はご存知ですか?
突然の不安やめまい・動悸・死ぬかもしれないと思うほどの恐怖に襲われることもあるほど深刻な病気です。パニック障害がなぜ引き起こるのか原因を調べてみました。

パニック障害とは?

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皆さんは「パニック障害」という病気は知っていますか?
芸能人の大場久美子さんや堂本剛さんなど、多くの有名人もこの病に悩まされ、克服したことでも話題になりました。

主な症状は、人に会うことが怖い、死に対する恐怖感が異常に強いなどの精神的ストレスにくわえ、突然の動悸やひどい倦怠感、発汗、呼吸困難など、身体にも影響が出てしまいます。
いわゆる「パニック発作」という症状ですが、周りからは心臓発作のような症状にみえることもあります。呼吸困難や意識障害など、その症状だけでは判断できず、一度は救急車で病院へ運ばれたものの、到着すると発作が治まるケースも少なくありません。

一度、パニック症状を体験したことで「また同じ症状が出たらどうしよう」という恐怖感を引き起こしてしまいます。
この「パニック発作→予期不安」を繰り返してしまうことがパニック障害なのです。

パニック障害のチェック項目

□ 動悸、または心拍数の増加した
□ 汗が出る
□ 身震いなど、身体が震える
□ 息切れや息苦しさを感じる
□ 息が詰まるような「窒息感」がある
□ 胸がチクチクしたり、キリキリするような痛み、鈍痛など、胸部に不快感がある
□ 吐き気や腹部の不快感がある
□ めまい、ふらつき、突然頭が軽くなる、または気が遠くなる感じることがある
□ 急に現実感がなくなったり、全てが他人事のように感じる(離人症状)ことがある
□ コントロールを失うことや、気が狂うことに対する恐怖心が強い
□ 死ぬことに対する恐怖心が強い
□ 身体の“しびれ”や“うずき”などの異常感覚がある
□ 手先や下半身が冷えるなどの冷感、頭や顔がのぼせるなどの熱感がある

このチェックリストに4項目以上当てはまる人は「パニック障害」の恐れがあります。

パニック障害の原因は?(1)脳の神経伝達異常

体内にある恐怖や不安に関係している神経伝達物質をノルアドレナリンといい、興奮を抑える神経伝達物質をセロトニンと言います。このノルアドレナリンとセロトニンの均衡が崩れたときに、パニック障害を発症すると言われています。

セロトニンはいわば「幸せホルモン」。
ストレスを制御し、心をポジティブにしてくれるセロトニンが不足すれば、必然的にストレスはたまった状態になってしまいますよね。

そもそも、パニックは死の危険から逃れるための反応です。
大きな地震や火災など、命が危険に脅かされれば人は必然的にパニックを起こします。
助けて!と大声で叫んだり、敵や災害などから無我夢中で走りだすのも、人間が危機から脱するために身体に組み込まれたプログラム。

神経伝達に異常がある場合、上司からの叱責、仕事上の不安、取引先とのトラブルなど、生命の危機とは関係ない心的ストレスでもパニック発作の引き金となって、過剰行動をさせてしまうのです。

パニック障害の原因(2)遺伝やストレス

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実は、パニック障害の決定的な原因はまだはっきりと解明されていません。
最近の研究では、病気にかかりやすい体質などの遺伝的なもの、幼少期の生活環境なども多少関係があるとされています。

遺伝的なものという理由には、パニック障害を持つ親の子供もパニック障害になるというもの。ただ、これは統計上の話で、医学的根拠はありません。

もうひとつは、幼いころの生活環境です。
家族との離別、死別や虐待など、家庭環境の問題。
過度な教育や受験勉強、人格否定など、親の支配、批判、指示などの教育環境の問題です。
怒りや悲しみなどを上手に発散できないまま抑圧されてきた結果、自己防衛反応として無意識的に「いい子でいなければならない」と思うようになるので、目立った反抗期がないのも特徴です。

いい大学を卒業して、一流企業で働くことは素晴らしいことですが、それが本人の意志ではなく両親の願いであることもありますよね。
ずっと「素直で良い子」だった人が大人になった時、ふとした瞬間、何かが引き金となってパニック症状を引き起こしてしまうのです。

パニック障害の危険性

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パニック症状による呼吸困難などはあるものの、パニック障害で死ぬことはありません。

ただ、予期不安から鬱症状に陥ってしまうと、鬱病が引き金となって自殺願望が生まれてしまうケースもあります。
広場恐怖症などによって外に出ることが怖くなって引きこもりがちになれば鬱病も併発しやすいので、死の危険が全くないわけではありません。

たとえば、パニック症状が治まればケロっとしているので、周囲からは「また大げさに騒いで」「嘘つき」「オーバーだな」と言われるなど、冷ややかな視線を集めやすく、本人は苦しい思いをしているのに周囲から理解を得られない病でもあります。
パニック障害に理解がない周囲の態度が鬱病へ走らせてしまうのが一番の危険ともいえます。

パニック障害はいわゆる脳障害なので、ちゃんと医師に相談して治療すれば完治する病です。
ちゃんと病識を持って治療に当たることが何よりも大切です。

パニック障害の対処

病院に行く前に、自分で対処できればそれに越したことはありませんよね。

パニック発作が出たら、うつ伏せになって寝るか、前かがみになりましょう。
急に苦しくなって呼吸が乱れると胸式呼吸になってしまうのですが、前傾姿勢になることで腹式呼吸となって過呼吸を防いでくれます。

自分がパニック障害を持っていることをカミングアウトするのも勇気です。
何かあった時に対処してくれる人が一人でもいれば安心ですよね。
周りに誰もいなくてどうしても不安になっときは、恋人や友達、家族など、親しい人に電話をして声を聞きましょう。「大丈夫」「すぐ治まるから安心して」「落ち着くまで話すよ」と励ましてくれる人がいる、それだけで冷静さを取り戻し、安心し、落ち着くことができます。

もし、自分の周りでパニック発作を引き起こした人がいたら、前傾姿勢をとらせて優しく背中をさすり、「大丈夫だよ」と声をかけてあげてください。
発作は自然と治まってくるので、落ち着いて対処してあげましょう。

また、発作の症状や心的原因が似ていることから、ASD(急性ストレス障害)やPTSD(心的外傷後ストレス障害)、適応障害とも間違われやすい病気でもあるので、ちゃんと医師に相談してください。

パニック障害の問題は、突然パニック発作が起きることです。
急に不安に押しつぶされそうになるほど、強いストレスを感じてしまいます。
ちゃんと病院で治療すれば克服できる病気なので、安心できる専門医を見つけて治療しましょう。

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この記事のライター
木下京子
木下京子
旅行が大の趣味。子持ちの母です。 これからもたくさんの国を訪問したいです^^
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