絶対的な「自分」を持って生きる ~ユナイテッド株式会社/金子陽三社長にインタビュー!~

スマートフォンのホーム画面を着せ替えることができるアプリ"CocoPPa(ココッパ)"をはじめ、その他多数のアプリを手掛ける「スマートフォンアプリ事業」と、媒体社(メディア)と広告主(クライアント)を繋ぐネット広告配信の「アドテクノロジー事業」の2本を注力事業とし、インターネットビジネスで大きな飛躍を続けるユナイテッド株式会社。
「日本を代表するインターネット企業になる」というビジョンを掲げ、幅広くそしてストイックにチャレンジし続ける同社の代表取締役社長COO金子陽三氏。立ち振る舞いの謙虚さだけでなく、落ち着きのある低音ボイスは、まさに大人男子の憧れ。お話をお聞きしているだけで、不思議と引き込まれてしまう、独特の雰囲気を感じました。
そんな金子社長に仕事へ取り組む姿勢や考え方、オフの過ごし方などをお聞きしました。

これまでの歩みは、まさに「変化」の一言

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Q まずは、金子社長のご経歴から教えていただけますか。

1999年にリーマン・ブラザーズ証券に入社したのですが、とあるベンチャーキャピタルがシンガポールで事業を立ち上げるということで、1年で退職し、事業立ち上げのためにシンガポールに行きました。ですが、その事業を撤退することになり、8カ月で退職。その後、米国シリコンバレーに本社があるベンチャーキャピタルのシンガポール法人で働きました。現在までのキャリアでサラリーマンとして働いたのは、その3年間だけですね。
2002年には、ベンチャー企業向けにインキュベーションオフィスを提供する(株)アップステアーズを起業。2004年にネットエイジキャピタルパートナーズ(現 ユナイテッド(株))に同社を売却しました。2007年にモーションビート(株) (現 ユナイテッド(株))取締役兼執行役COO兼投資事業本部長に就任、2009年に同社代表執行役社長を経て、2012年に(株)スパイアと合併し、ユナイテッド(株)の代表取締役社長COO、現職に就きました。

Q サラリーマン時代や起業、いまは上場企業の社長と、これまで様々なレイヤーで仕事されてきたと思うのですが、金子社長ご自身の経験から仕事を楽しむ為のコツみたいなものはありましたか?

仕事って楽しもうと思って楽しめるものではないですよね。僕個人の話で言うと、色々な選択肢があると、“一番大変そうだな、苦しそうだな”と思うものをチョイスするようにしています。そういう選択を繰り返していると楽しくなってくるんですね。
大変なことをやりきった時の達成感が好きですし、大変なことをやって失敗したとしても、また挑戦しているとどこかでうまく行く。そういうことがあるから、楽しいと思っています。

“人”という媒体から学び、情報収集する

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Q ストイックですね。しかし仕事では当然ストレスもありますよね?ストレス解消はどうされているんですか?

ストレスを感じないと言うわけではないんですが、ストレスが嬉しいというか、そういう状況になるのが楽しいですね。とは言え、僕も人間なので精神と肉体のバランスを保たないといけないとは思っていて、バランスを取るために6、7年前にキックボクシングを始めました。キックボクシングを始めたら、トレーニングが楽しくなって走るようになり、自転車にも乗るようになりました。元々カナヅチだったんですが、友人からトライアスロン大会に出ようと誘われて、確かに泳げないよりも泳げる人生の方が楽しいだろうなと思って、水泳を習い、トライアスロンを始めました。
仕事の大変さと同じようなバランスで身体をいじめると、バランスが取れているような感じがします。今も5~6時に起きて、朝から走って泳いで、出勤するという生活を送っています。

Q ストレス解消というか、ストレスに耐えられる身体を作っているんですね。朝早く運動されるということですが、平日の仕事終わりはどのような過し方をしていますか?

社長業に就いてからは、会食だったり、社員を食事に連れていったりなど、ほぼ毎晩、誰かしらと会ったり食事をしたりしています。でもこれ、社会人になってから、ほぼずっと続いていることなんですが、やっぱり人と直接話すことで得られることは、テレビや雑誌、インターネットなどの媒体よりもはるかに大きいということがあるんです。
生の声はリアルだし、頑張っている人を見ると刺激になります。高め合ったりもできますし、学ぶことも多いですね。何よりも、人と話して過ごす時間が好きなんです。

物理的に距離を置き、自分を客観視する

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Q 仕事とはいえ毎晩だと健康維持も大変そうですね。トライアスロンもされているので日頃の食生活で気に掛けていることはありますか?

好きなものを飲んで、好きなものを食べている感じです。カロリー制限は多少していますが、基本は美味しいと思えるものを食べるようにしていますね。
特に和食好きで、蕎麦とか寿司とかは好きで、寿司屋巡りを最近ではしています。それから、これを言ったら笑われてしまうんですが、幼少の頃から「胡瓜(きゅうり)」が好きなんです(笑)。塩を振ったり、味噌をつけたりして食べるほどの胡瓜マニアで、メニューになくても、単品で胡瓜を頼んでみたりします。

Q 嗜好が元々健康的なんですね!胡瓜は初めて聞きましたが(笑)休日もやはりスポーツ中心の生活なんでしょうか?

休日も付き合いが多くて、結婚式だったり、セミナーで講師をしたり、ゴルフに行ったり忙しいですね。基本的に午前中に運動をして、午後はお付き合いという過ごし方です。
ただ、月に一度は東京を離れるということを心がけています。週末だけで移動するので、あまり遠くにはいけないのですが、旅行に行っています。これには理由があって、東京にいると、どうしても目の前のことに囚われてしまって考えがちになるので、客観的に自分を見つめ直す、会社を見つめ直す、改めて物事を考えるという機会を意識して作っているんです。物理的に距離を取るということだけなんですが、効果があると感じています。

変わるキッカケとなった兄からの言葉

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Q 自分や会社を見直す、という意味では、金子社長ご自身もこれまで様々な変化を経験されてきたと思いますが、組織をまとめていく上で気をつけられていることはありますか?

お互いにコミュニケーションを取ることです。インターネットという変化の激しい世界に生きている僕達には、常に新しいものを生み出し、それを改善し、変化し続けることが求められています。それを実現できる組織になるためには、一言で言うと「組織力」が必要。そのためには社員の相互理解と、その土台としての"コミュニケーション"が何より重要だと考えています。
そのために僕自身、社員とよく食事に行ったり、フラットな関係でコミュニケーションを築くようにしていますし、社員同士にもそうあって欲しいと願っています。

Q なるほど、会社規模も大きくなるとコミュニケーションにも様々な工夫が施されていそうですね。これまでの人生でご自身が変わることのキッカケになった言葉などありましたら教えていただけますか?

僕は群馬県出身なんですが、中学を卒業するまでは、田舎では目立つような優等生だったんですね。それが高校で慶應義塾大学の付属高校に入学したら、周囲に自分よりも頭のいい人、運動のできる人、お金持ちの息子というのがゴロゴロいた。そこで打ちのめされて、色々なことを他責にしていた時期がありました。その時に、当時は大学生だった兄が「人と比べて相対的に生きても辛いだけだ。ちゃんと自分を持って絶対的な生き方をしなさい」とアドバイスをしてくれました。それがきっかけで色々なことに対する捉え方や考え方が変わったような気がします。

無限の広がりを持つインターネット。新しいこと、常に変化し続けることが求められる中でも、臆せずに、人・組織をまとめて率いていく。それが金子陽三社長なのだと感じさせられました。人好きで、自分だけの時間であっても決して手を抜かない、それでいて話の中のウィットがグッと人を惹きつける魅力に満ち溢れている。この人のためならばと頑張れる、リーダーの素質が垣間見えた気がします。

~今回「MENDY(メンディ)」でFOCUSした"人"~
-ユナイテッド株式会社
-代表取締役社長COO:金子 陽三
-UNITEDコーポレート (http://united.jp/)

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この記事のライター
MENDY journal
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