これで失敗しない!「気温20度」の季節に最適な服装の選び方、メンズにおすすめの着こなしコーデ

春や秋など、いわゆる“中間季節”と呼ばれるシーズンにはどんな服を着ればいいのか、悩んでいる男性も少なくないはず。
“アウターは必要?”
“それともTシャツ一枚で十分?”
さらに一口に「気温20度」と言っても、平均・最低・最高でそれぞれ気温20度の体感温度はかなり変わってきてしまいます。

そこで今回は、「平均気温20度」「最低気温20度」「最高気温20度」それぞれに最適な服装の選び方、メンズにおすすめの着こなしコーデをいくつかご紹介。
夏や冬に比べて洋服選びが難しいと言われる中間季節。失敗しないコーディネートで快適に過ごしましょう。

「気温20度」における洋服選びのポイントは?

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比較的暖かく過ごしやすい「平均気温20度」ですが、逆に「最高気温20度」では、朝晩の最低気温が15度もしくはそれ以下の気温まで下がることも珍しくありません。
そして「最低気温20度」の時にも、日中には25度もしくはそれ以上まで気温が上昇する可能性もあります。

一日を通して“暖かい”と“涼しい”を感じる体感温度の振れ幅が大きく、とにかく洋服選びが難しいのが気温20度。
そんな気温20度での洋服選びですが、まずはトップス一枚を基準に考え、そこに“何を”プラスしていくか、そしてアイテムの素材選びも重要なポイントになります。
例えば同じパーカーを選ぶにしても、スウェット生地なのか、ナイロン生地なのか、ニット生地なのかで体感温度はかなり変わります。気温に適した洋服素材を選ぶようにしましょう。

【平均気温20度の服装①】「薄手のスウェット」を一枚プラス

日中と朝晩の気温差があまりなく、一日を通して穏やかな気候の平均気温20度。春の5月や秋の10月など、とても過ごしやすい季節が当てはまりますね。
ではそんな一年の中でも比較的過ごしやすい快適なシーズンには、どんな着こなしをするのが最適でしょうか?

まず押さえるべきは、カットソーやシャツだけでは少し肌寒く感じるため、「薄手のスウェット」を一枚プラスするコーディネートが断然おすすめ。インナーの上に着るのか一枚で着るのかによって体感温度もかなり変わってきますので、自身で調整しやすい洋服を選びましょう。

【平均気温20度の服装②】「薄手のカーディガン」を羽織る

体感温度はまだまだ暖かく、アウターはまだ早いかなと感じる日には、サラッと羽織れる「薄手のカーディガン」が使えます。

それでも少し暑く感じる時は、カーディガンを肩にかけたりストールのように首に巻いたりできるのでとても便利。さらに明るい色やクールな色など…カーディガンを色違いで複数枚そろえておくと、コーディネートの幅も広がり重宝できるアイテムです。

【平均気温20度の服装③】「ナイロンジャケット」で防風対策

カーディガンと同じく、Tシャツの上に一枚羽織るアイテムとしては「ナイロンジャケット」も優秀です。

比較的暖かく過ごしやすい気温20度でも、風が強い日や肌寒く感じる日もあります。そんな時は、防風効果が期待できる「ナイロンジャケット」を羽織っておくと良いでしょう。

【最低気温20度の服装①】少し暑い日には「ロンT」が活躍

夏に向けて気温が上がり湿気も多くなる6月や、まだ夏の暑さが残る9月など、最高気温は25度くらいまで上昇することも珍しくない、最低気温20度の季節。
そんな最低気温20度のシチュエーションでは、どんな着こなしをするのが最適でしょうか?

もう半袖Tシャツだけのコーデからは脱出したいけれど、まだまだ暑い…という時に活躍するのが「ロンT」。
日中など気温の上がる時間帯には腕まくりなどで露出部分を増やし、夜間など気温が下がる最低気温20度の時間帯にはフルレングスで着こなすのがおすすめです。

【最低気温20度の服装②】「長袖シャツ」でコーディネートを楽しむ

一枚で羽織る着こなし、そして重ね着としても着こなせる「長袖シャツ」は、気温変化の激しい季節などはとくに重宝して使えるアイテム。

フロントをきちんと留める一枚での着こなし、カットソーなどの上から羽織り薄手のアウター感覚で使う着こなし…など、バリエーション豊かにコーディネートを楽しめます。

また、暑く感じる時は腰に巻いたりたすき掛けしたりと、コーデのアクセントとして小物感覚で使うこともできます。

【最低気温20度の服装③】日差しの強い日には「パイル地パーカー」が活躍

厚手のパーカーはまだ少し暑く感じてしまうけれど、カジュアルに着こなせるアウターがほしいという時は「パイル地パーカー」が活躍。まだ日差しの強い晩夏や初秋には、紫外線よけとしても使えます。

最低気温20度の服装は、カットソー一枚で過ごすのが基本。そこへ“軽めの羽織りアイテム”をプラスする着こなしがおすすめです。

【最高気温20度の服装①】見た目以上に暖かい「デニムジャケット」を羽織る

いよいよ本格的に冬の到来を感じさせる11月や、冬のシーズンから徐々に暖かくなってきた初春の4月など、最低気温が15度くらいまで下がることもある最高気温20度の季節。
そんな最高気温20度の季節にふさわしい服装もチェックしてみましょう。

まずおすすめしたいアイテムは、「デニムジャケット」。
厚手のコットン糸を綾織りして製造されるデニム素材は、昔は作業着に使われるほど生地が丈夫。その丈夫な生地で作られた「デニムジャケット」は、おしゃれな見た目以上に羽織るととても暖かく過ごせるという優れもの。

とくに見た目にもおしゃれなファッション性、機能性ともに譲れないという男性におすすめのアイテムと言えるでしょう。またコーディネートの作り方としては、インナー着にスウェットやパーカーなどを羽織り、その上からシンプルにジャケットを羽織る着こなし方が最適です。

【最高気温20度の服装②】「ダウンベスト」で大人っぽく着こなす

ダウンと聞くと真冬のイメージを抱く人も多いかもしれませんが、「ダウンベスト」は中間季節にぴったりのアイテム。

これから寒さを増すか、徐々に寒さが緩和される最高気温20度という肌寒い季節には、カットソーやシャツ、スウェットの上にプラスするコーディネートがおすすめです。
そしてこのダウンベストは、見た目もおしゃれに大人っぽく仕上がるのが嬉しいアイテムですね。

【最高気温20度の服装③】肌寒さの残る季節には「薄手のコート」がベスト

早朝や晩など、時間帯によっては10度から15度あたりまで気温が下がることも珍しくない最高気温20度の季節。そんな一日の間でも気温変化の激しい季節は、コットン素材やナイロン素材で作られた「薄手のコート」を持ち歩いておくと便利です。

ウール素材など厚手のコート類はまだ少し早いですが、薄手素材のステンカラーコートやトレンチコートなどを選ぶと重荷にもならず快適に過ごせるでしょう。

一年を通してもっとも快適に過ごしやすいと言われる「気温20度」の季節。また平均・最低・最高と細かく分ければ、そのシーズンはかなりの長期間に及びます。
そんな気温20度の服装は、一日の時間帯でも刻々と変化しやすい気温に柔軟に対応でき、なおかつ調整しやすいアイテム選びがポイントです。中途半端な気温でどんな洋服を選べばいいか分からない…と悩んでいる男性の方も、今回ご紹介した服装選びを参考に、失敗しないコーディネートで快適に過ごしましょう。

Cover画像: wear.jp

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この記事のライター
田中 優
田中 優
長らくファッション雑誌(メンズ・レディース)の編集として勤務。現在はフリーのエディター。 初心者の方にもわかやすく、メンズファッションのHOW TOを中心に執筆していきます。