快眠ってどういう状態? 快眠のメリットと寝る前に避けたいNG行為6つ

人間の理想的な睡眠状態といわれる「快眠」。
快眠とは具体的にどういう状態を指すのでしょうか?
睡眠は、単に睡眠時間だけではなくその質も重要。あなたが寝る前に何気なくやっているその行為、実は快眠の妨げになっているかもしれません。

今回は、「快眠」の具体的な状態と、快眠を得ることのメリット、さらに良質な睡眠を邪魔する就寝前のNG行為についてもあわせてご紹介したいと思います。

快眠ってどういう状態?

快眠ってどういう状態?「快眠」には詳細な定義こそありませんが、目覚めの朝に気分がスッキリしており、身体の疲れが解消できていれば快眠につながった状態といえるでしょう。

また、快眠は「良質な睡眠」とも言い換えられます。良質な睡眠とは、深い眠りの“ノンレム睡眠”と、浅い眠りの“レム睡眠”を適切に繰り返している状態のこと。
そして、睡眠中の眠りが最も深くなるタイミングが、最初の1~2回目のノンレム睡眠といわれており、眠りに入ってから2~3時間後には、細胞の修復や疲労回復に必要な成長ホルモンが分泌されます。

つまり、入眠から3時間はぐっすり眠れるように睡眠環境を整えたり、寝る前の行動を見直したりすることが大切といえるでしょう。

快眠のメリット3つ

快眠のメリット良質な睡眠ができた場合、具体的にどんなイイことがあるのでしょうか?
ここからは、快眠のメリットを紹介していきます。

(1)短時間睡眠でもスッキリする

人によって必要な睡眠時間は異なりますが、自分の最適な睡眠時間から短くても、良質な睡眠がとれていればスッキリ目覚められます。
つまり快眠のメリットとして、2,3時間の短時間睡眠でも十分スッキリできる点が挙げられるでしょう。

(2)活動のパフォーマンスが上がる

良質な睡眠によってしっかり疲労回復できていれば、朝から夜まで活動のパフォーマンスが上がります。
仕事や遊び・家事などにおいて、テキパキと身体が動き、頭もよく働くでしょう。

(3)心身ともにストレスが軽減する

快眠につながれば、前日に受けたストレスも解消されやすくなるでしょう。
心身にストレスが溜まりすぎていると、布団に入ってからアレコレ考えてしまい眠りにつきにくくなるため、毎日の良質な睡眠でストレスを溜めないようにすることが大切です。

寝る前に避けたい、快眠の妨げNG行為6つ

寝る前に避けたい、快眠の妨げNG行為良質な睡眠をダメにすることもあります。
ここからは、寝る前に避けたい快眠の妨げNG行為6つをみていきましょう。

(1)お酒を飲む

寝る前にお酒を飲み、ほろ酔い気分で眠りにつく人もいますが、実はこれ、良質な睡眠を邪魔する間違い行為。
体内でアルコールが分解されるときに交感神経が刺激され、睡眠中にパッと目が冴えてしまうのです。

また、アルコールには利尿作用があるため、夜間にトイレへ行きたくなるなどの問題も考えられるでしょう。
たしかにアルコールの効果で入眠こそスムーズですが、快眠を求める人にはおすすめできません。

(2)激しい運動をする

布団に入ってから寝つきが悪いときは、ついカラダを動かしたくなるもの。
しかし寝る前の激しい運動は、快眠を妨げるNG行為。

筋トレ、また息切れをともなうハードな運動は、体温を急激に上昇させた後なかなか下がりにくくなります。
すると、睡眠に必要なホルモンのメラトニンが分泌されなくなり、結果として眠れなくなってしまうのです。
寝る前は、体をほぐすストレッチなど軽めの運動に留めておき、激しい運動は寝る2、3時間前までにしておきましょう。

(3)食事をする

お風呂あがりやベッドに入る前に小腹が空いて、つい何かを口にしてしまう人もいるでしょう。
しかし寝る直前の飲食は、胃を活性化させて快眠の妨げにつながるNG行為。
寝る前の食事が原因で、就寝中も消化機能が活発に動き続け、睡眠の質を著しくダウンさせてしまうでしょう。

夕飯などの食事は、寝る3時間前までに済ませておくのがベスト。どうしても空腹が我慢できない場合は、カフェイン類は避けたホットミルクを飲むと良いでしょう。

(4)シャワーを浴びる

寝る前にシャワーを浴びて、さっぱりした状態で布団に入るのは気持ちいいもの。
しかし寝る直前の入浴は、眠気を覚まし心地よい入眠から遠ざけてしまう行為でもあります。

だいたいの目安として、入浴後はちょうど2時間経つぐらいのタイミングから体温が下がりはじめ、徐々に眠気を感じやすくなりますので、布団に入る2時間前から逆算してお風呂を済ませておくと快眠に近づくでしょう。
また、リラックス効果を高めたいなら、熱い湯船につかるよりも、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。

(5)スマホやテレビを見る

寝る前にスマホやテレビを見ると、強い光の刺激で交感神経が優位になりパッと目が冴えてしまいます。
その後なかなか眠りにつけず、快眠の妨げになりますので気をつけましょう。

寝る前は、目を閉じて静かに過ごすか、もしくは読書などできるだけ刺激を受けない環境作りを意識すること。
これは、ベッドや布団に入る前から意識しなければなりません。
例えば、23時に寝たい場合は、21時以降はスマホやテレビをできるだけ見ないようにしましょう。

(6)部屋の明かりを消さない

寝る前にスマホやテレビを見る行為と同じく、部屋の明かりをつけたままの状態にすると、まぶしくて眠れません。
また、眠りが浅いレム睡眠のときは、明かりが気になって途中で目が覚めてしまう可能性もあるでしょう。明るい部屋環境での睡眠は、メリットが一切なく快眠の妨げになるだけです。

就寝のタイミングでは、部屋を真っ暗にするか、暗闇が苦手な人は間接照明だけをつけるようにしましょう。
間接照明のぼんやりした明かりが副交感神経を優位にして、スムーズな入眠をサポートしてくれます。

快眠を得るための生活改善を。

寝る前は、できるだけカラダや脳を刺激しないことが大切です。
特に夜のヒマな時間帯は、無意識にダラダラとテレビやスマホを見てしまいがちですが、良質な睡眠を得たいのなら生活習慣の改善を意識しましょう。
例えば、寝る前の読書を毎日の習慣にすれば、自然と知識の幅も広げられますし、快眠のNG行為も避けることができます。
快眠生活を心がけて、日々の仕事や家事・趣味の時間などを楽しみましょう。

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この記事のライター
浅田ちひろ
浅田ちひろ
3年一般企業で務めたあと、フリーライターに転身しました! トレンドを中心にいろんな情報を発信していくので、よろしくお願いします♡ 出身:千葉 好きなもの:ネコ 苦手なもの:コーヒー