成人男性が悩む「イビキ」の原因6つと、すぐにできる予防&対策、おすすめの防止グッズを紹介!

就寝中、自分でも無意識にかいてしまうイビキ。
朝起きて、彼女や奥さんに(ねぇ、イビキうるさかったよ)と指摘されて、ひどく恥ずかしい思いをしたことのある男性もいるでしょう。
寝る前は、イビキをかかないように気をつけていても自然とかいてしまうのがイビキです。

そこで今回は、多くの成人男性が悩む「イビキ」の原因と、イビキをかかない対策方法、またイビキの解消に役立つおすすめの防止グッズも合わせてご紹介!
これまで他人のイビキを聞いたことのある人だったらわかる通り、イビキは睡眠の妨げなどかなりの迷惑行為になります。しっかり改善していきましょう。

イビキをかくメカニズムとは?

イビキをかくメカニズムそもそもイビキとは、喉のあたりに位置する「上気道」が狭まることで生じる現象。

人は寝ているときに喉の筋肉がゆるみます。その結果、仰向けの状態で寝たときに重力の影響で上気道が狭まり、空気(息)が通りにくい状態になります。そして呼吸とともに、その狭まった上気道の中を空気(息)が通ると、空気抵抗から粘膜が振動して音が生じるのです。
この振動によって生じる音こそがイビキをかくメカニズム、イビキの正体です。

イビキの原因6つ

イビキの原因では、どういう人がイビキをかきやすいのでしょうか?
ここからは、イビキをかく人の主な原因6つをご紹介します。

(1)肥満体型

太った肥満体型の人は、喉の上気道周辺にも脂肪がつきやすく、通常の姿勢でも上気道が狭まりやすい上、仰向けに寝ている状態のときには脂肪によって上気道が一層圧迫されます。痩せた人に比べて脂肪の影響で上気道が圧迫されやすく、イビキをかきやすいと言えるでしょう。
また肥満の原因以外にも、小顔で薄い顔立ちの人など、骨格の影響から空気(息)が通りにくくイビキをかきやすい人もいます。

(2)咽頭扁桃が大きい

喉の奥の壁にある咽頭扁桃(いんとうへんとう)が大きい人は、寝ているときに上気道が狭くなり、イビキをかきやすいでしょう。
咽頭扁桃は3~6歳までに大きくなり、10歳以降は小さくなることが一般的ですが、一部の人は大きいまま過ごすことになるのです。

(3)口蓋垂(のどちんこ)が大きい

口蓋垂(のどちんこ)が大きい人は、寝ているときに口蓋垂が上気道に詰まりやすく、それが原因でイビキを発生させやすいと言えるかもしれません。
感染症によって口蓋垂が腫れていると、さらにイビキをかきやすいでしょう。

(4)鼻がつまっている

鼻がつまった状態のままでは自然と口呼吸になります。鼻がつまっていても、上気道が狭くなる要因がなければイビキは出ません。しかし、鼻水が喉へと流れて痰がつまると、イビキをかきやすくなるでしょう。

(5)寝る前の飲酒

アルコールは、鼻の粘膜を充血させて鼻づまりを引き起こしたり、舌を支える筋肉をコントロールする神経を麻痺させて、舌を喉に落ち込みやすくしたりします。
そのため、夕食時の飲酒や就寝前の寝酒などが習慣化している人は、イビキをかきやすいと言えるでしょう。

(6)睡眠時無呼吸症候群

イビキは、「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれる症状の1つです。咽頭扁桃が大きいことや鼻づまりなどが原因で上気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が頻繁に止まるのです。
このように、自分でも気づかない病気が原因でイビキをかいている可能性も疑うべきでしょう。
また睡眠時無呼吸症候群は、睡眠の質が低下することで日中の仕事や家事などに支障をきたす場合があるため、早めの治療をおすすめします。

イビキの対策方法は? 

イビキの対策方法続いては、毎晩のようにイビキをかいて悩んでいる方に、比較的すぐに実践可能なイビキの予防&対策方法についてご紹介します。

(1)横向きで寝る

横向けで寝ると、喉の筋肉がゆるんでも上気道が押さえつけられないため、イビキをかきにくくなります。

いつも就寝時は、仰向けかうつ伏せで寝ているという人は、横向きで寝る習慣に変えてみてください。
ただし、横向きの状態に不慣れで、結果的に寝つきの悪さなど睡眠の質が低下しては本末転倒ですので、横向きの体勢があわない人は他の方法を試しましょう。

(2)鼻呼吸の習慣に変える

口で息を吸ったり吐いたりする方がラクで、口呼吸が当たり前になっている人は、鼻呼吸の習慣に変えてみることもイビキの予防・対策に繋がるでしょう。

ただし、人によって寝ている間は無意識に口呼吸になる場合もありますので、口呼吸を引き起こす鼻づまりを解消する必要があるかもしれません。
そんな人は、鼻づまりの解消グッズを試してみてください。

(3)ダイエットで痩せる

抜本的にイビキの解消を目指すのであれば、ダイエットがおすすめです。
痩せることで、脂肪による上気道が圧迫されずに済みますので、空気(息)の通りやすい状態が作れてイビキの改善に繫がるかもしれません。

昔に比べて太り気味の人は、イビキの撲滅もかねて、運動の習慣づけや食生活の見直しなどで脂肪のつきにくい体型作りを目指しましょう。

(4)風邪や副鼻腔炎などの治療を受ける

風邪や副鼻腔炎(ふくびくうえん)など、鼻づまりが原因でイビキをかいている場合は早めに治療を受けましょう。医療機関を受診する時間がない場合は、ひとまず市販薬で様子を見ることをおすすめします。

風邪のほとんどはウイルス感染で、特効薬がありません。基本的に、症状を和らげることを目的とした対症療法を受けることになります。
副鼻腔炎は医療機関での処置が必要なケースが多いため注意が必要です。いずれにしても、早めに医療機関を受診することが大切です。

(5)マウスピースで一時的に防止する

口にマウスピースを装着すると、一時的にイビキを減らせるでしょう。
ただしマウスピースの装着は、物理的に上気道が狭くなるのを防いでいるに過ぎないため、マウスピースを外すと再びイビキが増えます。

イビキ防止のマウスピースでイビキを抑えながら、鼻づまりや肥満などの要因を解消することが大切です。

イビキの防止グッズ5つ

イビキの原因に向き合い対処することが一番望ましいですが、イビキ防止のグッズにサポートしてもらうのもおすすめ。
ここからは、イビキの予防&解消におすすめのアイテムをご紹介します。

(1)口閉じテープ

口閉じテープwww.amazon.co.jpまずは口呼吸を抑制する商品として、唇を止めるテープ「口閉じテープ」をおすすめします。
上下の唇をテープで固定することによって、睡眠中、無意識に口が開いてしまうのを防ぎ鼻呼吸へと促進してくれます。
イビキをかく原因でもある口呼吸を抑制することで、イビキの改善がはかれるでしょう。
 

(2)ブリーズライト

ブリーズライトwww.amazon.co.jp続いては、鼻の通りを良くする商品として、鼻にテープを貼り付けて鼻腔を拡げる「ブリーズライト」をおすすめします。
鼻根か鼻背のあたりに貼り付けると、プラスチックの反発で鼻孔が開くように作られています。
鼻通りが良くなることで、空気(息)のつまりを感じることなくスムーズに鼻呼吸ができるようになり、イビキの改善に繋がるでしょう。
 

(3)防止バンド

防止バンドwww.amazon.co.jp顎を固定し、イビキの原因でもある舌の落ち込みによって上気道が狭くなるリスクを防ぐ「防止バンド」もおすすめです。
この防止バンドは、口を閉じた状態が維持されやすいため、寝ている間に口呼吸になりにくい点もメリット。
ソフトな手ざわりのため、顔に跡が残りません。通気性にも優れていて、ムレによる不快感やかゆみ・赤みなども起こりにくい点も魅力です。
 

(4)抱き枕

抱き枕www.amazon.co.jpイビキの改善に、より自然な形で横向けの眠りへと繋げてくれる「抱き枕」もおすすめです。
こちらの抱き枕は背中もサポートしてくれるため、就寝中の無意識な仰向けを防げる点もおすすめの理由です。さらに中綿の量を自由に調節できるため、自分の体格に合わせて使えます。
カラーバリエーションもいろいろありますので、寝室のインテリアになじむ色を選びましょう。
 

(5)いびき防止のマウスピース

いびき防止のマウスピースwww.amazon.co.jpいびき防止専用の「マウスピース」を口の中に装着して眠ることで、就寝中の舌の沈み込みを軽減させて、イビキの抑制に役立ちます。
マウスピースを口に装着したまま話ができ、水も飲めるのが特徴的な商品。やわらかくしなやかな素材で、違和感もなく口にはめられます。
イビキの改善に一度試してみてはいかがでしょうか。
 

イビキの原因を特定することから始めましょう

イビキをかく根本的な原因を解消しないと、睡眠中に呼吸が止まる“睡眠時無呼吸症候群”を引き起こす恐れもあります。
まずは、イビキの原因を特定することが大切です。そして予防や対策グッズを使ったりダイエットをしたりしてもイビキが改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。

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この記事のライター
小林 寧々
小林 寧々
血液型を当てるのが得意。女子校出身、1児のママです。 読みやすい文章を心掛けて書きますので、よろしくお願いします。