【プロが詳しく解説!】日々のモチベーション向上にトレーニングが最高に効果的なワケ6つ

筋トレやランニングなどのトレーニングによる効果は、筋肉をつけたりダイエットで体重を落としカラダを絞るなど、見た目の変化だけを期待するものではありません。日々蓄積されていく様々なストレスを解消し、日常生活でのやる気を高める効果もあるのです。
今回は、なぜトレーニングが日常のモチベーション向上に役立つのか、その理由について詳しく解説していきます。

理由その①|成長ホルモンの分泌(体力・やる気)

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トレーニングによって分泌量が活性化するホルモンの一つに「成長ホルモン」があります。成長ホルモンは細胞の合成を促し、筋肉や骨・臓器などを健康な状態で維持する上で大変重要な役割を果たしています。

●体力がつく

まず成長ホルモンの働きとしては、トレーニングによるたんぱく質を合成して筋肉をつけることが挙げられるでしょう。
筋肉量が増えれば筋力も高まり、日常生活でも疲れにくくより活動的になれます。また、脂質の代謝を促し体脂肪の蓄積を抑制したり、体脂肪を燃焼させることで体重が落ちカラダが軽く感じるというメリットもあります。

●やる気の低下を防ぐ

また成長ホルモンは、年齢を重ねる毎に分泌量が低下していくもの。
成長ホルモンの分泌が少なくなることで、体力面の衰えのみならず日々のやる気が低下したり、イライラする機会も増えメンタル面にも悪影響を及ぼします。
つまりトレーニングをすれば、成長ホルモンの分泌が活発化し、体力や精神面での衰えを防ぐ効果が期待できるというわけです。

理由その②|セロトニンの分泌(ストレス発散)

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セロトニンは「三大神経伝達物質」の中でも大変重要な役割を担うホルモンです。精神の安定を司り、気分を高揚させる働きから“幸福ホルモン”とも呼ばれています。

●ストレスの発散

日常生活において日々様々なストレスを継続的に受けることによって、人間本来がもつセロトニンの分泌量は低下し、適切な働きを弱めてしまうもの。
その点、トレーニングを行うことによってセロトニンの分泌は活性化して増え、ストレス発散や解消・ストレスに耐えられる強いメンタル作りに役立ちます。

●質の高い睡眠がとれる

またセロトニンは、質の高い睡眠をとる上で必須のメラトニンというホルモンを作る材料にもなります。
つまり日の当たる日中のうちにトレーニングでしっかりカラダを動かせば、セロトニンの量を増やせるだけでなく、メラトニンを多く作り出すことにも役立つのです。

理由その③|テストステロンの分泌(自信がつく)

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テストステロンは別名「男性ホルモン」とも呼ばれ、男性的なカラダ作りや性的な魅力を高めるために必要不可欠なものです。

●自信がつく

テストステロンの分泌が盛んな人は好奇心が強く、また男性に限った話でいえば、ラットの研究でテストステロンの分泌が少ない男性に比べ、分泌の多い男性の方が女性にモテるという結果も出ています。

プライベートでも仕事でも、テストステロンの分泌量が活発な男性は、女性にとって魅力的な存在と言えるでしょう。

また残念ながらテストステロンも加齢やストレス・肥満などによって、自然と分泌量が低下していってしまうもの。
そのため筋トレなどによって、テストステロンを多く分泌させることで、『体型が変わる』→『自信がつく』→『行動が積極的になる』→「更にトレーニングへ励む」という好循環がもたらされます。

理由その④|ドーパミンの分泌(ポジティブ思考)

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ドーパミンは「三大神経伝達物質」の一つで、幸福物質とも呼ばれている脳内物質です。
たとえばトレーニングで汗をかいた後に気分がスッキリするのは、ドーパミンなどのホルモンによる効果。

ドーパミンが多く分泌されるとモチベーションが向上し、ポジティブ思考に変わります。

また、ドーパミンは必要な情報を記憶から取り出し、一時的に置いておく短期記憶や情報処理能力の向上など、ワーキングメモリにも好影響をもたらします。仕事や勉強がはかどることで、さらなるモチベーションの向上にも繋がるでしょう。

理由その⑤|エンドルフィンの分泌(脳の覚醒)

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運動による高揚感としてよく知られるのが「ランナーズハイ」です。
走るのが楽しくなりどんどん走りたくなる…というような気分の高揚は、運動中に分泌される“エンドルフィン”の効果だと言われています。

その効果は凄まじく、脳内麻薬と言われることもあります。

●頭がしっかり働く(覚醒効果)

このエンドルフィンが分泌されると、ランナーズハイのようにどんどんやる気が湧き出る上、頭が冴える覚醒効果をもたらします。仕事や勉強にも集中しやすくなり、効率が上がることでさらなるモチベーションアップにも繋がるでしょう。

理由その⑥|痛みや苦しみで、忍耐が鍛えられる(我慢強さ)

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基本的にトレーニングは肉体的にも精神的にも負荷がかかるもの。エクササイズ中のハードな運動によるツラさや、筋肉を刺激する痛みなど、幾度となく途中でやめてしまいたい気持ちに襲われるものです。
さらにそのトレーニングを継続していくとなると、それにはかなりの確たる意志が必要になります。

しかし一方で、そんな“我慢”や“忍耐”を強いる必要のあるトレーニングだからこそ、目的や目標を達成した時には大きな満足感を得ることができます。

これは日常生活を過ごす上での行動をよりポジティブに変えるメリットのみならず、トレーニングを繰り返すうちに自然と身につく我慢強さや忍耐力が、そのまま直に仕事や人付き合いなどにおいて好影響をもたらすケースも少なくありません。

当初はダイエットや体力作りなど、主に健康を目的に始めたトレーニングも、知らぬ間に運動の楽しさやストレスの発散効果にハマり、また日常生活を過ごす上でモチベーションを維持・向上させるためにも最適、という気づきからトレーニングを趣味という位置付けで取り組む人もいます。

今回ご紹介したトレーニングによる効果は、科学的にも証明されたものばかり。
もし今現時点においてはトレーニングをする明確な目標がないという人は、まずは仕事や勉強・プライベートを充実させる目的で始めてみてはいかがでしょうか?

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この記事のライター
和田 拓巳
和田 拓巳
プロスポーツトレーナー歴16年。 プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガに関する知識も豊富でリハビリ指導も行っている。 医療系・スポーツ系専門学校での講師や、健康・スポーツ・トレーニングに関す...