男のひとり飲みこそ至高の時間! 嗜み方のコツさえ掴めば、日本中の飲み屋が天国に早変わり。

筆者は笑っちゃうほど人付き合いが下手で、友達がそんなに多くありません。
たまの飲み会でも、1次会が終わった瞬間にさっさと夜の街に消えてしまうので、付き合いが悪い奴と思われ、おそらく敬遠されているはずです。

でも、それで良いんです。だってお酒って、ひとり飲みが一番楽しいんですもの。

馴染みの酒場や、初見の居酒屋など…日本には色んな飲み屋がありますしね。
そしてお酒が美味しく、ひとりでも楽しめそうなお店に入店してみると、実にたくさんの喜びや発見に出会えるものです。

今回は、男のひとり飲みを嗜むコツとして、具体的なメリットについてご紹介していきましょう。

メリット①|複数人の飲み会と違って、余計な人間関係に気を遣う必要がない

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男のひとり飲みとはつまり、単独で飲み屋に入り一杯やることを指します。
自分だけで飲むとはどういうことか。
色々な意見はあるでしょうけど、一番は気楽にお酒が楽しめるということではないかと思います。

なんだか気を遣う複数人での飲み会や、数合わせの合コン、職場の上司やらとの飲みとは違って、完全に自分が主役といえるのが男のひとり飲み。
そのメリットとしてまず推しておきたいのが、お酒の味を誰にも邪魔されることなく、ひとりだけで堪能できること、そして同じように肴もじっくり味わって楽しめることが可能という点です。

余計な人間関係こそが一番お酒をマズくしてしまう原因。
そんな邪魔な成分が一切入っていないお酒の味ときたら、まあなんと旨いこと。

ひとりでお酒に集中できる時間って、贅沢なものですし、男のひとり飲みだからこそ、自分のペースで好き勝手に飲めるわけです。
シンプルなれど、これに勝るほどメリットのある飲み方はそうそうありません。

メリット②|「孤独のグルメ」の真似事!? 脳内の感想起こしが最高に楽しい!

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昨今、ひとりカラオケ、ひとり焼肉、ひとり飯なんかもメディアやSNSでそこそこ注目されていますよね。
特にひとり飯は、人気ドラマ「孤独のグルメ」の影響で随分と敷居が低くなった印象を受けます。
実際、最近はあのドラマの影響で、ひとりで飲食店に出入りする男性客も増えたようで、筆者の周りでもちらほら「最近はひとりで晩飯を食いに行くのも随分慣れた」という人が現れるようになってきました。

そういう意味では、ひとりで飲むことに対する間口は以前に比べて確実に広くなっているように感じます。
まぁ飯屋にひとりで入店できるようになったら、飲み屋に対して単独で入店することに気負うこともなくなりますからね。
そうそう、それこそ「孤独のグルメ」の真似事で、飲み屋でひとり飲みを楽しむのも、これが割と面白いものです。

ドラマの主人公になった気分で、目の前のお酒とつまみを味わいながら、脳内で感想を文字にしてみるだけという至ってシンプルな方法ですが、それなりにお酒と食事に集中していないと、まともな感想も出てきませんので、これはこれで味を楽しむことに集中できるという副産物にも出会えます。

ひとり飲みの嗜み方としては、ややユニークな方法に思えますが、あのドラマを見て影響された人は意外と多いもので、口に出さないまでもひとり飯、ひとり飲みをしている際に、脳内でひとりナレーションを楽しんでいる男性もいるはずです。

食べログにある感想を見ていても、完全に「孤独のグルメ」に影響されたであろうテイストのレビューも目立ちますしね(笑)
気兼ねなく飲めて、感想を脳内で文字化することで頭の運動にもなる。これって男のひとり飲みでしか味わえない、結構なメリットではありませんか?

メリット③|メンタルが強くなり、人間としての視野が広がる

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ひとり飲みのために店に入るのは、最初はなかなか抵抗があるかもしれません。
筆者も最初はそうでした。団体客ばかりのお店に単身で入店するのは、最初こそ肝が冷える思いをしたものです。

ただ、そういう緊張を乗り越えた先には、自分のメンタルが頑丈になるというメリットが得られるのも確かです。
賑わっている人気店にひとりで入店し、ひとり飲みを繰り返すうちに、徐々に集団の中での孤立に対して免疫ができ、メンタルが鍛えられ、喧騒も肴にすることができるようになるのです。
これも、男のひとり飲みならではの嗜み方。

また、何度も通ううちに馴染みの客扱いされることも珍しくありません。
そうすると「いつもありがとうね」なんて一言を添えて、店主からサービスでつまみの一品やビールの一瓶を追加してもらえることもあって、その都度ちょっとした充足感で心が満たされることもあります。

団体客にはこういう特別待遇的なサービスは、なかなか提供されませんが、ひとり飲みで通い続けるからこそ得られるメリット。
それに他の常連客とも一言二言、言葉を交わすうちに打ち解けていき、次第に緊張も消え失せて、数回通ううちに恥ずかしくも寂しくもなくなります。

そうしてメンタルが強くなっていくと、今度は「別の店にもひとりで出かけてみよう」という好奇心が生まれ、ますます自分だけの居心地のいい飲み屋探しが楽しくなり、ひとり飲みにハマっていくというわけです。

メリット④|合コンでは見かけない、タイプがまったく異なる女性に出会える場合も

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そして男のひとり飲みは、慣れれば気軽かつ気楽に楽しめる上に、たまには“良い思い”ができることもメリットのひとつと言えるかもしれません。

本当に稀で、頻度はそう高くないものの、同じくひとりで飲んでいる女性と意気投合することもあります。
お酒を飲みたい男女が、それぞれひとりで店に入り、そこから1時間か2時間もすれば、自然と会話を交わしていることも珍しくないものです。

そして、当然お店の雰囲気や会話の内容、盛り上がり具合にもよりますが、その偶然の出会いがきっかけで交際に繋がることもあり得ない話ではありません。
お酒の嗜み方として見るといささかスマートではないものの、これも男のひとり飲みで得られる副産物といえるのではないでしょうか。

ひとり飲みをしている者同士が意気投合し、そのまま男女の仲になる……これもまた、この手の飲みならではの利点ですし、合コンなどで出会う人とは、またタイプの違う女性にめぐり会えるはずです。

メリット⑤|ひとり飲みで、悩みや問題があっさり解決してしまうことも

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色んな意味で行き詰ってしまうことも多い現代社会。打開するためには、普段とは違う空間、違う行動を試してみるのも効果的です。

よく「リラックスしている時間帯は、良いアイディアが浮かびやすい」と言いますが、男のひとり飲みが、その呼び水になることも珍しくありません。

基本的には、たったひとりで飲んでいると、することってそう多くありません。
せいぜいお酒をじっくり味わったり、周囲の喧騒に耳をすましたり、たまにスマホをチェックする程度のもの。
この派手ではないものの、のんびりとした嗜みの場に身を委ねていると、ふと、天啓(てんけい)が舞い降りることってあるんですよね。

たとえば「あれ? これイケるぞ」と思えるような仕事のアイディアや、頭を悩ませていた難解な問題に対して、あっさり解決の糸口がみつかったりすることも実際にあります。
もちろん、そうそう頻度は多くないものの、心身ともに安心しているときに限って、会議室では絶対出ない妙案も浮かぶことは事実。
これぞ男のひとり飲みでいきなり降臨する、得難いメリットといえるでしょう。

仕事で疲れた頭の中身を整理するためにも、その先の気付きを得るにも、男のひとり飲みは何かとオススメというわけです。

何にせよ、メリットが皆無なことを続けるよりも、メリットがいくつかあり、かつ楽しめることをたったひとりでも嗜める手段は多いに越したことはありません。

男のひとり飲みは、ストレス発散にも、人間観察にも、ちょっと自分だけの時間をお酒でも飲みながら楽しみたいという時にも、心にゆとりが取り戻せて、いい気分転換になるものです。

はじめのうちこそ「ひとりで飲み屋に行くの、なんか気後れするなぁ」と思うかもしれませんが、大丈夫。
慣れていけば、むしろ大勢でガヤガヤ飲むよりも良い事づくめであることが、身を以って実感できるようになるはずです。

あなたも一度は騙されたと思って、平日や週末の時間を使い、ひとり飲みの心地良さをぜひ味わってみてください。

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この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。