薄毛になりやすいオトコの生活習慣5つ。「髪が減ってきた…」と思うならコレを改善!

「いつまでもフサフサな髪の毛を維持したい…」「ハゲには絶対なりたくない!」そのように思っている男性は、生活習慣の改善をおすすめします。
頭髪の薄毛は、様々な要因が重なることで引き起こされるため、1つずつ丁寧に見直していきましょう。

今回は、「なんか髪の量が減ってきたな…」と悩む男性に、髪が薄くなりやすい人の生活習慣と、対策のポイントを詳しくご紹介したいと思います。

「薄毛」の原因は、男性ホルモンが大きい

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まず薄毛の原因には、AGAや脂漏性脱毛(しろうせいだつもう)、円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)などがありますが、男性の場合ほとんどが「AGA」によるものです。

脂漏性脱毛では、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)という病気になっているため、頭皮に赤みやかゆみなどが起こります。そして、円形脱毛症は円形の脱毛斑が1つまたは複数できたり、頭髪が全て抜け落ちたりするのが特徴です。

このような症状が現れていないにも関わらず薄毛の進行が見られる場合は、AGAが原因によるものと考えられます。
AGAになると、男性ホルモンのテストステロンが変化したジヒドロテストステロンの影響で、髪の成長期が短縮されてしまい、その結果、細くて短い髪の毛が増えて薄毛が目立つようになるのです。

また基本的にAGAは、クリニックや病院でしか治療できません。
そのため、AGAに気づいたら、できるだけ早く受診して治療を受ける必要があります。さらにAGAは、生活習慣にも要因があるといわれています。生活習慣の改善は自分1人でも行えますので、早めの見直しを心がけましょう。

薄毛になりやすい生活習慣①|睡眠不足

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睡眠不足は、髪の成長に悪影響を及ぼすため、薄毛の要因のひとつと考えられています。また睡眠時間だけではなく、睡眠の質も重要です。特に男性の場合は、寝る前にお酒を飲むと、利尿作用によって何度もトイレへ行くことになり、睡眠の質が低下しますので気をつけましょう。

くわえて、寝る前にテレビやスマホの光など、強い刺激を受けた場合も睡眠の質が低下するため注意が必要です。就寝前は、強い刺激を避けて静かに過ごしましょう。

さらに、寝る直前に食事を摂ると胃が活発に動いて寝つきが悪くなるため、寝る3時間前までには食事を済ませておくことが大切です。

薄毛になりやすい生活習慣②|食生活の乱れ

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髪は、タンパク質の栄養で構成されています。そして、タンパク質はアミノ酸の集合体のため、毎日の食生活においてアミノ酸をしっかり摂ることが薄毛対策に役立ちます。

特に肉や魚・卵・大豆製品などにはアミノ酸が豊富に含まれているため、これらの食品を極端に避けていると、髪の成長に支障をきたす可能性が高いといえるでしょう。

また、ビタミンやミネラルも髪の生成に関わっているため、野菜や果物・海藻類・魚介類などもバランスよく摂りましょう。
男性の中で、仕事が忙しくて栄養バランスのとれた食生活を続けられない場合は、サプリメントを活用するのもひとつの手段です。
ただし、サプリメントは1粒あたりの栄養の含有量が多いため、過剰摂取にならないように目安量を守って飲むことが大切です。

薄毛になりやすい生活習慣③|運動不足

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運動不足は、血流の低下を招きます。栄養は血液によって発毛組織へと運ばれ、髪を成長させます。そのため、十分な栄養を摂っていても、発毛組織へ栄養が供給されなければ髪の成長に支障をきたす恐れがあるのです。

髪の薄さが気になる男性は、日頃から適度な運動で血行が良い状態を保ちましょう。ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を習慣づけることが大切です。また、車ではなく公共交通機関を利用して少しでも歩く距離を増やしたり、普段からエスカレーターではなく階段を使って歩く歩数を増やすなど、生活の所々に運動を取り入れてみましょう。

薄毛になりやすい生活習慣④|過度なストレス

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人間は過度にストレスを受けると、自律神経が乱れて血行が悪くなります。運動不足と同様に、血行が悪い状態では十分な栄養が髪に行き届かないため、髪の成長に害をもたらす可能性が高くなるでしょう。

自律神経は、“交感神経”と“副交感神経”の2つで成り立っているのですが、ストレスを受けると、交感神経が優位になり、血管が収縮して血流が低下してしまうのです。
逆に心身がリラックスしているときは副交感神経が優位となり、血管が拡張して血流が良くなります。そのため薄毛になりたくない男性は、日頃から意図的にストレスの生じる環境をできるだけ避けることが大切といえるでしょう。

また、あまりにも過剰なストレスを受け続けていると、副交感神経が優位になるべきときにも交感神経が優位になり、常に身体が緊張状態になります。いつも職場の上司に怒鳴られている、常に育児や家事に追われている、帰宅後も仕事をしているなど、常に過度なストレスを感じやすい環境に身をおく男性は、その状況を変えることが重要です。

そのうえで、十分かつ良質な睡眠、音楽鑑賞、映画鑑賞、趣味に没頭する、自然に触れる、カラオケを楽しむ、気の許せる仲間と過ごすなどして、ストレスの解消に努めましょう。

薄毛になりやすい生活習慣⑤|間違ったヘアケア

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ヘアケアは、髪や頭皮の健康を保つうえで欠かせません。しかし反対に、間違ったヘアケアは、髪や頭皮にダメージを与え、結果的に薄毛を引き起こす原因になるのです。例えば、毎日の洗髪時に爪を立ててゴシゴシ洗ったり、洗浄力の強すぎるシャンプーを使っていたりする男性は見直しが必要でしょう。

その他、頭皮から非常に近いところからドライヤーを当てたり、乾かさずに放置したりする行為も頭皮や髪にダメージを与えます。毎日のヘアケアの方法が間違っていると、それだけ頭皮や髪へのダメージが蓄積されていき、仮に今はフサフサな髪の状態でも将来的には薄毛のリスクが高まることを肝に銘じておきましょう。

もし髪を洗った後に頭皮の乾燥が気になるという男性は、アミノ酸系のシャンプーを使ってみましょう。アミノ酸系のシャンプーは、洗浄力がマイルドで頭皮の皮脂汚れを優しく落としてくれます。また、頭皮用の保湿剤で洗髪後の乾燥を防ぐアフターケアも大切です。

髪が薄くなりやすい男性の主な原因は「ジヒドロテストステロン」ですが、毎日の生活習慣も関係するため、早めに見直すことをおすすめします。
ただし、生活習慣を改善しても薄毛を完全に防げるわけではありません。専門のクリニックや病院でAGAの治療を受けつつ、生活習慣の改善に目を向けることが大切です。
自分の髪を少しでも多く残すために、正しい対策をしていきましょう。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。