スーツが“シワ”や“カビ”で着れない…!?「スーツ」の正しい保管方法をおさらいしよう。

スーツのお手入れも大切ですが、スーツの「保管方法」にも気をつけないとすぐに傷んでしまいます。 さらに針金のハンガーにかけたり、クリーニングから返却された状態のまま保管するのは絶対NG!
スーツの正しい保管・収納方法についておさらいしておきましょう。いざスーツを着ようとしたらシワやカビだらけ…では社会人失格です。

スーツは正しく保管しないと確実に傷みます!

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着たスーツをそのままハンガーに掛ける等 テキトウに保管しておくと、シワや型崩れの原因にもなってしまいます。

「着るときにアイロンをかけてるし大丈夫」と油断することなかれ。
間違った収納方法で保管されているスーツは、生地の傷みが早まってしまったり、虫食いやカビが生えてしまうことだってあるんですよ。

特に、洋服を食べる虫はグルメ。高級素材の生地ほど虫に食われやすい特徴があります。普段はあまり着ない高級な勝負スーツを着ようとしたら虫に食われていた…!などという失態をしないようスーツの正しい保管方法をマスターしておきましょう。

毎日着るスーツの保管方法

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①ポケットの中身を全て出す
ボールペンやガム、レシートのごみなども全てです。普段なんでもポケットに突っ込んでしまうクセのある男性は、スーツのポケットから型崩れしやすくなってきますので注意が必要。ボールペンや鍵をそのままポケットに突っ込んでしまう人は、穴が空いてないかチェックも兼ねて確認するようにしましょう。

②厚みのあるハンガーにかける
針金式のハンガーは、スーツの重みに負けてしまったり、変な形がついてしまうので、スーツをかけるハンバーには肉厚の木製ハンガーなどを使いましょう。プラスチック製でもかまいませんが、肩先にかけて厚み、丸みがあるのもを選ぶこと。
また、スラックスは折りたたんでかけるタイプのハンガーだと余計な折り目が入ってしまうので、裾を挟んで吊るすタイプのハンガーを使うのが理想です。

③ブラッシングをする
小さなホコリから虫食いの原因になってしまうことがあるので、ブラッシングでしっかりホコリを取り除きましょう。全体をポンポンと軽くたたいてホコリを浮かせてから、上から下へブラッシングします。スラックスは反対に、裾から腰にかけてブラッシングしていきましょう。ラペルの裏側、ポケットの中なども見落としがないように気をつけましょう。
また毎日使うブラシは、化学繊維よりも豚や馬の毛から作られた天然の毛を使用することをオススメします。

④風通し
1日中着ていたスーツは、基本的に汗などの水分を含んでいます。そしてそのままスーツを収納してしまうと、ニオイの悪臭やカビの原因を作ります。着たスーツを押入れやクローゼットに収納する前に、必ず室内の風通しが良い場所で数時間(理想は半日以上)陰干ししてから収納するようにしましょう。

スーツをクローゼットに収納する時は「三種の神器」が必須!

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スーツを押入れやクローゼットに保管する際は、除湿剤・防虫剤・消臭剤の3つを用意しておきましょう。この3つは、スーツを保管するときに常備しておきたい「三種の神器」とも言うべきアイテム。

湿気が多い時期は特にスーツが傷みやすく、嫌なニオイの原因にもなります。どうしても空気の籠りやすいクローゼットの中を、定期的に掃除する意味でも除湿剤・防虫剤・消臭剤は必ず用意するようにしましょう。

また、スーツをハンガーにかけてクローゼットに入れる際は、スーツ同士の生地がこすれて傷まないように2~3cmほど間隔を開けておくのもスーツが長持ちするコツです。

スーツに”シワ”ができたらスチームアイロンを使う!

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軽いシワ程度なら霧吹きを使用すれば、ある程度は元通りに戻ります。
それでも戻らないシワの場合には、スチームアイロンを使用すると良いでしょう。アイロンの底を直接生地にあてず、スチームのみ生地にあたるよう少し浮かせるのがコツ。

袖や膝周りに少量のスチームをあててハンガーに正しく吊るしておけば、スーツが乾いたときにはシワも伸びて元の美しい状態へと仕上がります。

アイロンは、スラックスへの「センタープレス」をする際にも使用しますが、この時もスーツの生地に直接アイロンの底を当ててしまうと”テカリ”の原因になりますので、ハンカチなどを使って「あて布」をした上からアイロンをゆっくり滑らせるようにしましょう。
一気にアイロンをかけたい場合は「手ぬぐい」を使うのがオススメ。

衣替え、礼服など、しばらく着ないスーツを収納する方法

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日頃からきちんとスーツの手入れをしていれば、スーツをクリーニングに出すタイミングはシーズン毎に1度で十分。クリーニングから返却されてきたスーツはビニール袋に入っているので、そのままクローゼットに収納してしまう人もいると思いますが、実はこの保管方法はNG。

ビニールの中はどうしても湿気がこもりやすく、カビやシミになってしまう恐れがあるのです。クリーニング後のスーツは、一旦ビニールを外して必ず陰干しをするやり方が正しい保管方法。

肉厚なハンガーに掛け直し、不織布(ふしょくふ)をかけて小さなホコリやチリからスーツをガードしましょう。不織布は空気を通してくれるので湿気対策にもなります。また、暫く着ない衣替えや礼服などのスーツも数カ月に一度は風に通して湿気を飛ばしてあげるのが理想です。

シワだらけのスーツや、ニオイがついたスーツは女子ウケも最悪…。値段はピンキリでも、キレイにスーツを着こなしている男性はやっぱり素敵です◎
スーツはお手入れ次第で長持ち具合も変わりますので、長い目で見れば圧倒的な節約効果も期待できます。スーツ男子の皆さんは是非参考にしてくださいね!

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この記事のライター
浅田ちひろ
浅田ちひろ
3年一般企業で務めたあと、フリーライターに転身しました! トレンドを中心にいろんな情報を発信していくので、よろしくお願いします♡ 出身:千葉 好きなもの:ネコ 苦手なもの:コーヒー