【俺って家族に必要とされてない…?】家庭内で「存在感」を取り戻したい夫へ10のコト

「家庭内で自分の存在が消えかかっている…」「もはや居ないもの、無の存在として扱われている…」そんなことに悩む男性もいることでしょう。
付き合って愛し合い結婚したはずの夫婦二人の間に、いつの間にか芽生えてしまった大きなミゾ…。今回は『家族に必要とされてない…』と嘆く男性の方に、家庭内で存在感を無くす「原因」と取り戻すための「解消法」をご紹介。夫の皆さん、妻の声をどうぞ聞いてください。

【Q】「最近、妻と会話をしていますか?」

最近、妻や家族と会話をしていますか?
なんとなく家族とは話していても、妻との会話が減っているのではありませんか?

「仕事が忙しくて帰りが遅い」「接待や付き合いの飲み会も多く夕飯を一緒に食べることができない」など、男性には様々な理由があると思います。
でも、忙しいことを理由に、家族との会話が減ってしまっては、家族との距離感・ミゾはどんどん広がるばかり、家庭内での存在感も薄れていってしまいます。

【原因・その①】夫婦間の会話が減っている

子供のいる家庭では、主にイニシアチブを握るのは母である「妻」の存在が大きいでしょう。実際、家族の中で子供と過ごす時間も多く「妻」が会話のパイプ役という家庭も多いのではないでしょうか。

そんな中、妻が夫を尊敬していない、信頼していないでは、子供も父親のことを尊敬できなくなってしまい、大きくなってから父親に対して反抗的になる傾向があります。
「お父さんは忙しいから居なくても平気、お母さんが居ればいいや」という考えに子供がなってしまうと、父としての存在感は家庭内から消えてしまいます。

家庭内でイニシアチブを握る妻との会話は、ないがしろにしてはいけません。

【原因・その②】家事・育児への不参加

入学式、運動会、学芸会、授業参観など、子供の成長を見届けるチャンスはいくらでもあるのに、仕事が忙しいという理由で疎かにしてしまってはいませんか?

とくに家庭内で育児に参加していない男性は、父親としての自覚を持ちにくいのか、子供に対しての興味・関心が薄いという男性も少なくないようです。

そして家事も同様。脱いだ服を洗濯カゴに入れる、食後に食器を洗う等、家事を妻に任せっきりの状態が徐々に家族の中でも浮いた存在となり「夫はいなくても変わらない」という状況を作り出してしまっているのです。

【原因・その③】他人の意見を真に受ける

人生の先輩から「そんな事でイチイチ連絡取ってんのか?!家庭内で父親たるものウンヌン…」等と説教じみた事を言われたことはありませんか?

事実、私の友人からは「今日の晩ご飯のいる・いらないの連絡なんかイチイチする必要はないよ!」と上司に言われたことを真に受けて、妻に連絡をしなくなったため、それ以降、夫の分の夕飯が食卓から消えた…なんて話も耳にしました。

連絡手段の乏しい昭和の時代とは異なり、個人携帯・ネットワークも充実している今の時代に、連絡を怠ることは妻にとっては「ありえない…」の一言。他の家庭の話を都合よく受け止めてしまい、妻・家族から疎遠になってしまう事例もあるようです。

【考え方・その①】他人の意見に惑わされない

加えて「家庭内で威厳を保つためには~」という、人生の先輩とも言うべき人達からのアドバイスに惑わされてしまっていることも原因として考えられます。

そもそも今の時代、妻の性格やライフスタイルが違えば家庭内のルールやスタンスも違って同然ですよね。その先輩があなたと添い遂げてくれるわけではないにも関わらず、他人の家庭のルールに乗っかるのはナンセンス…。

家庭内で威厳どころか存在感すら消えかかっているのであれば、まずは妻とのルール作り、そして家庭内で求められている役割を見つけることから始めてみましょう。

【考え方・その②】妻の意見・考えを優先して聞く

家庭内で自分の存在を取り戻したいのなら「妻を優先する」考えも大切。これは何も、妻の言いなりになれ…という意味ではありません。

妻が何を考え、何を求めているのかを知ること・気づくことで家庭内で必要とされている役割が見えてくるはずです。

「少しは子供の面倒を見てほしい」「もっと家事を積極的に手伝ってほしい」など、思っていることはたくさんあると思います。それを「疲れたから後で…」と見ぬふりでは、妻が本当に求めていることに気づいてあげられません。

イニシアチブを握る妻の力を借りるつもりで、もう少し妻の考えに耳を傾けてあげれば、ふと何気ない会話の中から、子供と父という関係性を見直せるキッカケが作れるかもしれませんよ。

【考え方・その③】「疲れた」を理由にしない

「今日は疲れたから休ませてよ」「疲れたからその話はまた今度」「俺だって疲れてるんだよ!」
そう言われてしまうと、多くの妻は何も言えなくなってしまいます。

今日も「疲れた」と言って帰ってくる夫に「どうせ話を聞いてもらえないし…」と思うと、大事な話すら出来なくなってしまい、妻は自分で解決しようと抱え込んでしまいます。

たしかに、中には話を聞くことができないほど疲れてしまう日もあるかもしれません。でも、疲れているから何もしない、話を聞かないでは、夫婦間の会話も薄れてしまいます。

仕事が忙しい、疲れが溜まっていることは理解できますが、今がダメならいつ話すかをきちんと伝えてああげること。「夫婦」だからこそ会話の時間は意識的に設ける努力を心がけましょう。

【解消法・その①】家事・育児に参加する

「母親の仕事」は、24時間365日フル稼働ですが、疲れたことを理由にご飯を作らない、掃除をしない、片付けをしない、育児をしないわけにはいきません。
では「父親の仕事」は一日何時間でしょうか?

家庭も会社のように、組織で成り立っています。仕事をしない人が職場で立場がなくなってしまうことは仕方のないことだと思いませんか?

「家事」や「育児」など家庭内の仕事にも積極的に参加することで、夫・父としての役割・立ち位置が見えてくるはずです。

【解消法・その②】お金だけでなく、時間も共有する

妻が家の中で忙しそうに動いているにも関わらず、ただソファに座ってテレビを見ているだけの夫が家庭内に居場所がなくなるのは当然です。

そんな時は「何か手伝えることある?」と家事に参加してみましょう。夫の積極的な家事参加によって、お互いに自由な時間が増えます。

独身の頃とは違い、夜に飲みへと出かけたり、休日に友達と自由に遊びに行ったりすることができない妻は「自分だけリラックスしててイイな…」「夫は外で気分転換できてイイな…」と思っています。

夫婦になれば、お金も時間もある程度共有すべき。自分の時間だけでなく、一緒に暮らす妻の時間にも配慮してあげる余裕を持ちましょう。

【解消法・その③】何と言っても「夫婦間の会話」が大事!

妻と会話する時間を設けるのはとても大事なことです。
でも「今さら何を話せばいいの?」なんて、会話の糸口やキッカケを見い出せないという男性も多いと思います。

妻が食器を洗っているなら「手伝おうか?」「コーヒー淹れるよ」と声をかけてみるところからはじめてみましょう。何か話そうと思っても「別に」「大丈夫だから」と素っ気ない態度で返されてしまうこともあると思いますが、それはあなたの行動が生んだ結果です。怒っているのではありません。

子供の様子を見つつ「あんなに大きくなったんだなぁ」「ありがとう」など、今まで言えなかったこと、言わなかったことを口に出してみましょう。

「ありがとう」や「お前のおかげだよ」など感謝の気持ちを糸口に「これからはもっと家事育児に協力するから」と言って「何かできることある?」と聞けば自然と会話が続くものです。

「面倒くさい」「疲れた」という負の感情が勝ってしまうと、その先は何もありません。自分が面倒くさいと思っていることは大概妻も面倒くさいと思っているものです。妻は「母親という仕事」なので我慢しているだけ。今まで自分がやってきた「父親という仕事」を見直して、家族に必要とされる男性を目指しましょう。

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この記事のライター
華見 月
華見 月
気になることはすぐに調べたくなる性分。海外ドラマや映画が好きだけどジャンルが偏りがち。その日にあった嫌なことは大体寝れば忘れていくスタイル。