もしかしてあの子かも? 職場にいる「あげまん部下」の特徴と見抜き方

「あげまん部下」とは、上司の強い味方であり影の立役者であり、ついでに出世の後押しをしてくれる女性部下のこと。「そんなデキる部下いないよ…」そう思っている男性方!あげまん部下とは仕事がデキる人のことではなく、あなたが持っているビジネスマンとしての価値を最大限引き出し上げてくれる部下のことなんです。
職場にもいるかもしれない「あげまん部下」の特徴と彼女たちの見抜き方をご紹介します。

人見知りしない・愛嬌がいい

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職場もしくは部署に、いつも元気が良く愛嬌の良い女性がいると、それだけでチーム全体の雰囲気が明るくなりますよね。そんな女性は「あげまん部下」の可能性大。

あげまん部下は、周囲に対して愛嬌が良く人懐っこい性格が特徴。たとえ取引先の人や会社の上司が相手でも、決して怖気づくことなく、明るく話しかけることのできる彼女たちは、ビジネススキルに関係なく無意識に人を惹きつける魅力があります。

あげまん部下とは、女子の人脈作りや取引先のルート開拓などにも一役買ってくれるのです。

今ではアラサー女である筆者も、20代の会社員だった頃は「太陽みたいな子だなぁ~」と、よく取引先のオジさま方に可愛がられたもので、職場の上司からも「おまえと営業に行くと、相手の敷居が低くなってやりやすいよ」とお褒めの言葉をいただいた過去もあります。

上司と頻繁に会話をする

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部下の中には、上司と余計な会話をすると仕事が増えたりミスを指摘されるのではないか…という考えから、極力話かけられないようある意味ずる賢く要領よく振る舞い行動する人は多いもの。

しかし、あげまん部下にはそんな保守的な考えは一切ありません。上司に対する「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」も抜かりなく、上司とのコミュニケーション頻度も多いのが特徴です。(その分、仕事以外の雑談も多めですが…)

会話が多いと、自然と考える機会も増えるので、上司自身も自分では気づかないミスや改善点を見つけやすくなるというメリットがあります。まさにあげまん部下は上司に”気づき”を与える存在。部下からの容赦ない質問は、時に苦しく痛い思いをすることもあるかもしれませんが、(確かにコレは分かりづらいな…)(言われてみれば間違っているかも…)と、自然と仕事の精度は上がっていくはずです。

上司を尊敬し褒めてくれる

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上司をバカにしたような態度・反応をとる部下を持つと、職場の規律が乱れチームの波長も合わせづらく、マネジメントだけで一苦労。

それに対して「あげまん部下」は、上司をビジネスマンとして尊敬し、その心を言葉として表現してくれます。女性から「本当に頼りになります!」「さすが○○さんですよね」などと言われると俄然やる気に繫がりますよね。

筆者もそうですが、仕事関係の相手や旦那や息子にも「すごいな」と感じたら、素直に言葉として伝えるようにしています。なぜなら、男性は全般的に褒めると動くしやる気を出してくれるから。あげまん部下も、大抵の男は「褒めると伸びる」ことを心得ています。

自分の手柄に欲がない

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本物のあげまん部下は「上司を出世させること」も大事な仕事の一つであると理解している人のことだと思います。

上司が出世できるように仕向けられるあげまん部下。
たとえば、自分のアイデアで提案した企画が見事受注に繋がった場合でも、あげまん部下は自分だけの手柄になるような振る舞いはしません。良い成果や結果は「チームを引っ張っている上司の手柄」と言える謙虚な姿勢、控えめな性格が特徴です。

これが男性の場合だと、プライドや嫉妬、ライバル心が邪魔をして相手が上司であろうと手柄の取り合いになりお互いに対立するケースも珍しくありません。反して女性とくにあげまん部下は、上司を立てることに自分の価値があり、上司の出世に比例して自分も評価されることを知っています。ある意味したたかな性格の持ち主と言えるかもしれません。

上司にも躊躇なく意見を言う

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あげまん部下は、職場のブレスト会議(アイデアを出す場)などで、上司とは異なる目線で意見をしてくれます。

部下ならではの若者目線としての意見、女性ならではの意見、たとえ上司とは意見が異なる場合でも遠慮なく述べてくれるので、「そんな意見もあるのか…」と新しい発見を得られたり「違う意見もあるようだからもう少し練ってみようか」などと、意見の偏りもなく充実したブレスト会議が進行できます。

筆者が広告会社で働いていた時は、ブレスト会議で良く上司と意見が食い違いケンカに発展することも多かったのですが、最終的には「おまえと話してるといい考えが思い浮かぶよ」と言われることも多く、それはそれで良かったのかなと思います。

あげまん部下は、ただのイエスマンではありません。上司と部下という上下関係のルール・マナーは守りつつも、何事にも遠慮はしないというスタンスが、結果的に上司の価値を引き上げる手助けになることも少なくないのです。

とにかく仕事が好き

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上司が重い仕事に追われて残業しているにも関わらず、知らん顔で「帰っていいですか…?」等と言って仕事に興味の薄い部下もいますよね。

その反面、あげまん部下は「手伝います!」と率先して仕事を引き受け、とにかく仕事好きという特徴があります。

”仕事が好きな人”というのは、ただ単にその業務が好きなわけではなく「仕事の達成感」を味わうことが好きなんですよね。ですから、仕事を途中で諦めたりラクをしようとは考えません。

そんなあげまん部下がチームに一人にいるだけで、全体の士気が上がるだけでなく、仕事に対するスタンスも大きく変わるはずです。人の優秀さをはかるうえで、仕事がデキる/デキないはもちろん重要ですが、仕事に対する姿勢も同じぐらい大切ですよね。

あなたの職場にいるかもしれない「あげまん部下」の特徴と彼女たちの見抜き方についてまとめてみました。
自分の価値を高めてくれる「あげまん部下」は、部下であると同時に良きビジネスパートナーとも言えるべき存在。上司を褒めて持ち上がる部下らしい一面もあれば、本気の姿勢だからこそ時には対立して意見がぶつかってしまうこともあるかも知れません。
それでも職場やチームに好影響をもたらす彼女たち「あげまん部下」の存在は、間違いなく貴重です。特に仕事で成功したい男性は、職場の中にいるかもしれない「あげまん部下」を見つけてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
安井カナ
安井カナ
仕事が大好き33歳です。広告会社で働いていましたが、今はフリーライターとして活動中です。ここでしか出逢えない面白いコトを発信していきたいと思っています。