男の「脱毛」どう選ぶのが正解? メンズ脱毛4種類の特徴と、各メリット&デメリットを徹底紹介!

体毛のムダ毛除去を行う「脱毛」。
男性の中には、”脱毛=女性がするもの”というイメージを持っている人も少なくないでしょう。
しかし最近は、メンズ専用の脱毛サロンやクリニックも増えており、身だしなみの観点から男性の脱毛も当たり前に変わってきています。

とはいえ、ひと言に脱毛といっても、具体的なやり方や得られる効果はそれぞれ異なります。
例えば、医療レーザー脱毛はクリニック、光脱毛は脱毛サロン、ニードル脱毛はクリニックと脱毛サロンの両方で受けられるなどの違いがあり、それぞれの特徴を正しく把握しなければ、自分に合ったベストな処理方法は選べません。
そこで今回は、はじめての脱毛を検討中の男性におすすめのメンズ脱毛4種類と、各メリット&デメリット、また男性に人気の高い脱毛の部位もあわせてご紹介したいと思います。

脱毛の種類①|医療レーザー脱毛

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「医療レーザー脱毛」の特徴は?

医療レーザー脱毛とは、クリニックでしか使用を認められていない出力タイプのレーザーをムダ毛に照射し、脱毛効果を与える施術方法です。
毛を黒く色づけるメラニン色素に反応するレーザーを使用し、蓄熱によって毛根周辺の発毛組織を破壊します。

「医療レーザー脱毛」のメリット

医療レーザー脱毛には、次のようなメリットがあります。

永久脱毛の効果が認められている

永久脱毛とは、今後二度とムダ毛が生えなくなる施術方法という意味ではありません。最後に受けた施術から1ヵ月後の時点で、毛の再生率が20%以下の脱毛方法を「永久脱毛」といいます。脱毛サロンの光脱毛には、永久脱毛の標ぼうは認められていませんが、医療レーザー脱毛には認められているのが特徴と言えるでしょう。

短期間で脱毛できる

医療レーザー脱毛では、脱毛サロンでは扱えない高出力のレーザーを使用するため、短期間の脱毛が期待できます。仕事で忙しい方でも比較的通いやすい点がメリットと言えるでしょう。

「医療レーザー脱毛」のデメリット

医療レーザー脱毛には、次のようなデメリットがあります。

1回あたりの施術料金が高い

医療レーザー脱毛のクリニックは、1回に受ける施術料金が脱毛サロンよりも比較的高い傾向があります。ただし、トータルコストで見ると、ほとんど違いはありません。短期間に多額の費用をかけたくないという方にとっては、デメリットと言えるでしょう。

痛みが強い

医療レーザー脱毛では、高出力のレーザーを使用するぶん、照射時の痛みも強くなります。また皮膚の状態によっては、赤みやヒリヒリ感、火傷などの肌トラブルを起こす人もいるでしょう。ただし、専門の医療機関では炎症を抑える薬などを処方できる他、痛みに対しても麻酔クリームが使えるため、痛みと副作用にしっかり対処してもらえます。

脱毛の種類②|光脱毛

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「光脱毛」の特徴は?

光脱毛とは、医療レーザー脱毛に比べて低出力なレーザーを照射し、脱毛効果を与える施術方法です。
脱毛の仕組み自体は医療レーザー脱毛と同じですが、脱毛サロンは医療機関ではないため、発毛組織を破壊できるほど高出力のレーザーは使用できません。発毛組織にダメージを与える程度のもののため、永久脱毛の効果は認められていないのです。

「光脱毛」のメリット

光脱毛には、次のようなメリットがあります。

肌への負担が少なくて済む

光脱毛では、低出力のレーザーを使用するため肌への負担が少なく、痛みを感じにくいことがメリットと言えるでしょう。また、肌トラブルも医療レーザー脱毛と比べて起こりにくいのが特徴です。

1回あたりの施術料金が安い

光脱毛は、1回あたりの施術料金が比較的安いため、短期間で多額の費用を払いたくない方にとってはメリットと言えるでしょう。

「光脱毛」のデメリット

光脱毛には、次のようなデメリットがあります。

痛みや副作用への対処法が限られている

光脱毛は低出力とはいえ、痛みや副作用のリスクがあります。しかし繰り返しになりますが、脱毛サロンは正式な医療機関ではないため、痛みに対しては冷却、赤みやヒリヒリ感に対しては冷却や保湿程度の対処しかできません。

施術回数が多くなる

光脱毛では低出力のレーザーを使用するがゆえに、脱毛に必要な施術回数が医療レーザー脱毛よりも多くなる点がデメリットとして挙げられます。目に見えるような効果が出るまでに、ある程度の時間がかかる覚悟をしておいた方が良いでしょう。

脱毛の種類③|ニードル脱毛

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「ニードル脱毛」の特徴は?

ニードル脱毛とは、電気針を毛穴に刺して電流を流す施術方法のことで、毛根ごと発毛組織を破壊する脱毛です。

「ニードル脱毛」のメリット

ニードル脱毛には、次のようなメリットがあります。

永久脱毛の効果が認められている

ニードル脱毛には、永久脱毛効果が認められています。目安として、5~8回程度の施術を受ける必要がありますが、効果を求める方にとってはメリットと言えるでしょう。

肌質を選ばない

医療レーザー脱毛や光脱毛は、日焼けした肌を施術することはできませんが、ニードル脱毛は毛穴に直接針を刺すやり方のため、肌質を問わず脱毛ができます。

「ニードル脱毛」のデメリット

ニードル脱毛には、次のようなデメリットがあります。

痛みが強い

ニードル脱毛は、肌に針を刺して電流を流す手法のため、強い痛みを感じやすいのが特徴です。身体に電流を流すことに抵抗のある方や痛みに弱い方は、別の脱毛方法を検討した方がいいかもしれません。

時間がかかる

ニードル脱毛は、1回あたりの施術に1~2時間程度かかるため、仕事やプライベートが忙しい方にとっては少々選びにくい脱毛方法と言えます。

脱毛の種類④|ブラジリアンワックスによる脱毛

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「ブラジリアンワックスによる脱毛」の特徴は?

ブラジリアンワックスによる脱毛は、まずワックスでムダ毛を塗り固め、その上にシートを置いて一定時間経過した後にシートを一気に剥がして抜くという脱毛方法です。

「ブラジリアンワックスによる脱毛」のメリット

ブラジリアンワックスによる脱毛には、次のようなメリットがあります。

安い値段でできる

ブラジリアンワックスの商品は、1つあたり1,000円~5,000円程度で販売されているため、医療レーザー脱毛や光脱毛と比べて圧倒的にコストを抑えられる点が魅力と言えます。

自宅で手軽にできる

ブラジリアンワックスによる脱毛は、クリニックや脱毛サロンに通う必要がなく、自宅で手軽に実施できる点もメリットと言えるでしょう。

「ブラジリアンワックスによる脱毛」のデメリット

ブラジリアンワックスによる脱毛には、次のようなデメリットがあります。

永久脱毛の効果がない

ブラジリアンワックスによる脱毛は、毛を抜くだけの処理であるため、基本的には毛抜きでの処理と脱毛レベルが変わりません。つまりしばらくすると再び生えてくるため、短いスパンで処理する必要があり、少々手間な点がデメリットと言えます。

埋没毛(まいぼつもう)のリスクがある

ブラジリアンワックスで無理やり毛を引き抜くと、皮膚が破れます。そして、新たな毛が生える前に皮膚が閉じ、皮膚の下に毛が埋まることがあるのです。これを埋没毛といい、黒いボツボツとした見た目のため、身だしなみ的にも汚らしく悪目立ちする可能性があります。

男性に人気の高いムダ毛処理の部位4つ

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続いてここからは、男性に人気の高いムダ毛処理の部位について見ていきましょう。
男性にとって定番の脱毛部位は次のとおりです。

(1)顔のヒゲ

ヒゲが濃く毎日のヒゲ剃りを面倒に感じる方、青ヒゲに悩む方、ヒゲのデザインを整えたい方などに人気です。

(2)腕のワキ

半袖時にワキ毛がチラ見えしてしまうことを避けたい男性に人気の脱毛部位で、腕を上げたときに、ワキ毛が気になる心配がなくなります。

(3)脚のすね

ほかの箇所に比べて脚の毛だけ異様に濃い男性は少なくありません。そんな方に人気の脱毛部位で、ハーフパンツを穿いてもすね毛が濃くて見た目に支障をきたす心配がなくなります。

(4)VIO

VIOとは、Vライン(太ももの付け根付近)、Iライン(陰部の周辺)、Oライン(肛門周りのゾーン)のアンダーヘアのことを指し、デリケートゾーンのかゆみが起こりにくくなります。

上記4箇所の部位は、いずれも毛を完全になくすのではなく、毛の量を減らしたり、部分的に脱毛したりすることも可能です。

脱毛で身だしなみを整えよう!

はじめてのメンズ脱毛を検討中の方には、比較的リスクの低い「医療レーザー脱毛」か「光脱毛」のどちらか選ぶことをおすすめします。
また、もし女性客が気になるという男性であれば、メンズ専門の脱毛サロンや脱毛クリニックに通うと良いでしょう。
脱毛でムダ毛のコンプレックスを解消するとともに、日々の自己処理の手間を減らしましょう。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。