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大食いの男性必見!小食のメリット8つ。食事の量を減らすコツも紹介

「毎日の食事が何より楽しみ!」「食べているときが一番幸せ!」という男性もいるでしょう。
しかし、歳を重ねてからの食べ過ぎはさまざまなリスクをもたらします。
今回は、大食いのデメリットを解説した上で、小食のメリットや食事の量を減らすコツについて紹介します。

大食いのデメリット5つ

大食いのデメリット
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思う存分食べる行為は、一時的な満足感を得られる反面、健康や家計など生活全般に悪影響を及ぼします。
ここではまず、大食いが招くデメリットをくわしく解説していきます。

(1)体重が増え日常に支障が出る

大食いは、必然的に炭水化物や脂質を過剰摂取しやすく、中性脂肪の蓄積によって体重増加を招きやすくなります。
体重が増えることで、仕事やプライベートの服がすぐにサイズアウトしたり、階段の昇り降りや起きたり立ったりといった日常動作に支障をきたす恐れがあるでしょう。

(2)糖尿病などの病気になりやすい

食べすぎによる内臓脂肪型肥満は、糖尿病や高血圧といった生活習慣病を引き起こしやすくなります。これらは心筋梗塞や脳卒中など重大な病気に進行する恐れもあるため注意が必要です。
実際に、20歳以上の男性の約5~6人に1人が糖尿病疑いとされており、決して他人事ではないでしょう。

(3)胃腸が荒れやすくなる

大食いは、胃腸に大きな負担をかけます。特にラーメンやカツ丼、唐揚げといった脂っこく塩分の多い食事メニューが多い人は注意が必要です。
消化の悪い食べ物を大量摂取していると、お腹の痛みや不快感、胃酸の逆流などの症状を引き起こす危険もあります。

(4)食費がかさみ家計に負担が出る

大食いの習慣は健康面だけでなく家計にも影響します。
通常1,000円で済む食費が1,500~3,000円に膨らむケースも多く、月単位で比較すると数万円、年間では数十万円の差になることもあるでしょう。
気づかないうちに経済的な負担が積み重なり、長期的には大きな出費につながってしまうかもしれません。

(5)食事に時間がかかる

食べる量が増えるほど食事の時間も長くなり、結果としてスケジュールが圧迫されやすくなります。
早食いで無理に短縮する方法もありますが、胃腸への負担が増すためおすすめできません。
もし毎日1時間余計に使っていると、1年で15日、10年で150日もの時間を失う計算になり、思った以上に大きなロスになるでしょう。

小食のメリット8つ

小食のメリット
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食べる量を少し整えるだけで、日常の暮らしの質が大きく変わることも。
ここでは、小食のメリットを具体的に紹介していきます。

(1)一日の時間を効率よく使える

小食にすると食後の眠気やだるさが軽減され、手が止まってしまう時間を大幅に減らせます。満腹で動けずぼんやり過ごしていた数十分がなくなるだけで、読書や運動に充てられる時間が生まれるでしょう。
仕事前にサッと食べても頭が重くなりにくく、1日のパフォーマンスを安定させられるのがメリットです。

(2)体型を維持しやすくなる

小食ならカロリー過多になりにくいため、運動量が少ない日でも体重が増えにくくなります。ダイエットのように苦しい制限をする必要もなく、自然と適正体型をキープしやすい点が魅力です。
洋服のサイズも変わらなくなるので、お気に入りのファッションを長く楽しめるのもメリットといえます。

(3)寝つきが良くなる

食事の量を減らすと消化に使われるエネルギーが減り、就寝前の体がリラックスしやすくなります。特に夕飯を軽めにすると、布団に入ったあとも胃が重くならず、短時間でも質のよい睡眠をとりやすくなるでしょう。
朝のだるさが消えて爽快に起きられるため、1日のスタートが気持ちよく切れるようになります。

(4)イライラしにくくなる

小食は空腹でイライラする印象がありますが、適量の食事をこまめにとれば脳が軽く働き集中力が上がります。満腹による眠気や倦怠感がなくなるため、小さなことでイラっとしにくくなるでしょう。
気持ちの切り替えが早くなるので、日常のストレスが軽く感じられるようになるかもしれません。

(5)食事の味を楽しめるようになる

食事の量を減らすと自然と噛む回数が増え、一口の味を丁寧に感じるようになります。
ゆっくり食べることで食材の香りや旨みがより鮮明に感じられ、食事時間そのものが楽しみに変わるでしょう。
胃腸への負担も少なくなり、以前より食べたいものをおいしく食べられる状態を保ちやすくなります。

(6)免疫力が高まる

食事量を抑えることで体内の働きが整い、免疫力の向上が期待できます。食べ過ぎで負担がかかっていた身体が軽くなることで、日々の疲れから回復しやすくなるでしょう。
結果として風邪をひきにくくなったり、体調の波が減ったりと、健康全体が底上げされるメリットが生まれます。

(7)新陳代謝がよくなる

大食いで肥満気味になると血流が滞りやすく、代謝も低下しがちです。小食に変えると胃腸や血管への負担が減り、体の巡りが良くなるため自然と代謝が上がります。
肌の調子が整いやすくなったり、体温が上がって疲れにくくなるなど、見た目と体調どちらにもいい変化が現れるでしょう。

(8)食費以外に使えるお金が増える

食べる量を減らすだけで月の食費が大きく下がり、その分を趣味・旅行・美容・貯金など自分の未来に回せるようになります。大食いだった頃よりも心にゆとりが生まれ、日常の満足度が高まりやすいでしょう。
小さな節約が積み重なると年間で数万円以上の差がつくため、生活全体が豊かになります。

食事の量を減らすには?小食を習慣にするコツ5つ

食事の量を減らすコツ
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小食には多くのメリットがありますが、継続できなければ大した効果は得られません。
ここからは、食事の量を減らすコツや、小食を習慣化にするポイントについて紹介していきます。

(1)徐々に食事の量を減らしていく

食事量を一気に減らすと強い空腹やストレスが生まれ、挫折の原因になります。
まずは茶碗を少し小さくする、盛り付けを一割だけ減らすなど、体が負担なく慣れるペースで調整しましょう。徐々に量を下げることで、自然と満腹感の基準が変わっていき、小食が続けやすくなるはずです。

(2)食事の前に1杯のぬるま湯を飲む

食事の前にコップ一杯のぬるま湯を飲むと、胃がふんわり温まり軽く満たされるため、食べ過ぎの防止につながります。逆に冷水だと胃腸の働きが鈍り逆効果になるので注意しましょう。
温かい飲み物でウォーミングアップしておくことで、自然と一口ずつ落ち着いて食べられるようになります。

(3)ストレスを溜めないようにする

過度なストレスは、暴飲暴食の原因になります。
特に慣れない小食期間は、散歩やカラオケ、好きな動画鑑賞など、気分転換の時間を積極的に作りましょう。
心が軽くなる習慣を用意しておけば、食べて解消するといった衝動に流されにくくなり、小食を無理なく続けられるようになるはずです。

(4)毎日同じ時間に食事をとる

食事のタイミングを一定にすると、体がそのリズムを覚え、暴走する空腹を感じにくくなります。
逆に時間を空けすぎると、耐えられずドカ食いにつながり、小食どころではなくなるでしょう。
毎日ほぼ同じ時刻に食卓につくことで、代謝が安定し、余分な脂質や糖を溜め込みにくくなります。

(5)消費カロリーが多い日は間食する

たくさん歩いた日や仕事がハードだった日は、無理に我慢すると反動で次の食事を食べ過ぎてしまいます。
そんな日はナッツやバナナ、ヨーグルトなど、消化に優しい軽い間食を取り入れましょう。小食の土台となる1日3食のリズムを崩さないことが、長く続けるためのポイントです。

大食いから小食に変えるために

年齢を重ねるほど、大食いの習慣は健康にも生活にもさまざまな負担をもたらします。
食事量を減らしたいと感じているなら、まずは最初から気合を入れすぎず、無理のない範囲から始めることが大切です。
小食のメリットを理解し、自分のペースで続けていけば、無理なく習慣として定着するでしょう。