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お酒を飲んだら顔がパンパン!むくみの原因と今すぐできる対処法を紹介

お酒を飲んだ翌朝、二日酔いのつらさに加えて顔がパンパンにむくんでいると、気分まで落ち込みますよね。休日ならまだしも、仕事の日にその状態は最悪です。
そこで今回は、お酒の飲みすぎで顔がむくむ原因や、今すぐできる対処法もあわせて紹介していきます。

お酒を飲んだら顔がパンパン!主な原因は?

お酒を飲むと顔がむくむ原因
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お酒を飲むとどうして顔がパンパンにむくむのでしょうか?
ここでは、お酒を飲んだときに顔がむくむ主な原因を紹介していきます。

水分が体内に滞留しやすくなる

お酒に含まれるアルコールには血管を拡張させる働きがあります。
血管が広がると血流は一時的に良くなりますが、その分、静脈やリンパによる水分回収が追いつかなくなりがちです。その結果、余分な水分が皮膚の下に残り、顔やまぶたがむくみやすくなるのです。
飲酒の量が多いほど、この影響は強く出ます。

利尿作用によって水分バランスが崩れる

アルコールには利尿作用があるため、飲酒中は体内の水分が尿として排出されやすくなります。すると身体は脱水を防ごうとして、水分を溜め込むモードに切り替わります。
この反動で就寝中に水分が体内に保持され、翌朝になって顔のむくみとして現れるのです。

就寝姿勢によって顔に水分が集まりやすい

お酒によるむくみは全身に起こりますが、特に顔に出やすいのは就寝時の姿勢が関係しています。
横になって眠ると重力の影響が弱まり、行き場を失った水分が顔まわりに集まりやすくなるのです。そのため、朝起きたときに顔のむくみを強く感じてしまうのです。

お酒で顔がむくんだときに今すぐできる対処法

お酒で顔がむくんだときに今すぐできる対処法
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飲酒による顔のむくみは、水分バランスや血流の乱れが原因です。
ここでは、お酒の飲みすぎで顔がむくんだときに今すぐできる対処法を紹介します。

軽いストレッチをする

朝起きてすぐに軽いストレッチや首・肩まわりを動かすことで、停滞していた血流やリンパの流れが促され、顔のむくみ軽減が期待できます。
激しい運動は必要なく、首を回す、肩を上下させる、軽く屈伸する程度で十分です。
身体を目覚めさせることで代謝も上がり、自然と余分な水分が排出されやすくなります。

適切な量の水分補給をする

むくんでいるからといって水分摂取を控えるのは逆効果です。アルコールによって体内の水分バランスは崩れているため、起床後はコップ一杯の水や白湯を飲みましょう。
これにより腎臓の働きが促され、余分な水分や老廃物の排出がスムーズになります。カフェインの多い飲み物は避け、まずは水分補給を優先しましょう。

温冷タオルを交互にあてる

顔のむくみ対策として、温かいタオルと冷たいタオルを交互にあてるケアもおすすめです。
温めることで血管が広がり、冷やすことで引き締まるため、血流やリンパの巡りが促され、むくみ解消に役立ちます。
蒸しタオルを1分ほど当てた後、冷たいタオルで軽く冷却する流れを数回繰り返しましょう。

カリウムを摂取する

飲酒時は塩分の多いおつまみを摂りがちで、体内に水分が溜まりやすくなります。そこで顔のむくみ対策として、カリウムの摂取がおすすめです。
カリウムには、体内の余分なナトリウムを尿として排出する働きがあるため、むくみ対策に役立つでしょう。バナナやほうれん草、アボカド、納豆などを食事に取り入れてみてください。

むくみ予防に!飲酒後に避けたいNG行動とは?

飲酒後に避けたいNG行動とは?
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お酒を飲んだ後の行動次第で、翌朝の顔のむくみや体調は大きく変わります。良かれと思ってやっている習慣が、実はむくみを悪化させていることも少なくありません。
ここでは、飲酒後に避けたいNG行動を紹介します。

短時間に水分を大量に摂る

飲酒後は脱水を防ぐために水分補給は必須ですが、短時間で大量に飲むのは逆効果になる場合があります。
アルコールの影響で体内は水分を保持しやすい状態にあるため、過剰摂取すると余分な水分が排出されず、顔やまぶたにむくみとして現れやすくなるのです。寝る前はコップ1〜2杯程度を目安に、少量ずつ摂りましょう。

塩分の多い〆の食事をとる

ラーメンやスナック菓子など、塩分の多い食事を〆に選ぶのもむくみを悪化させる原因になります。塩分を多く摂ると体内のナトリウム濃度が高まり、水分を溜め込もうとする働きが強まるのです。
その結果、翌朝に顔がパンパンになることも。どうしても食べたい場合は量を控え、翌日に調整しましょう。

寝る直前までスマホを見続ける

飲酒後、寝る直前にベッドでスマホを長時間操作する行為は顔のむくみを悪化させる原因になります。
うつ伏せや横向きで下を向く姿勢が続くことで、顔まわりの血流やリンパの流れが滞り、水分が停滞しやすくなるためです。
飲酒後は早めに画面から離れ、顔を下に向ける時間を減らしましょう。

枕が低すぎる、または枕なしで寝る

枕が低すぎる、もしくは枕なしで寝ると、頭部の位置が心臓より低くなり、顔に水分が集まりやすくなります。この姿勢が長時間続くと翌朝のむくみが顕著に出やすくなるでしょう。
逆に高すぎる枕も首に負担がかかるためNGで、首から頭が緩やかに高くなる高さを意識すると、むくみ対策として効果的です。

洗顔を雑に済ませて寝る

女性に多いですが、飲酒後にメイク落としや洗顔を簡単に済ませるのも、顔のむくみを助長する要因になります。皮膚表面の血流やリンパの流れが滞ったまま就寝すると、老廃物や余分な水分が流れにくくなるためです。
ぬるま湯でやさしく洗い、軽くマッサージするだけでも翌朝のむくみ具合が変わります。

顔のむくみを防ぐ!お酒を飲むときのコツ

顔のむくみを防ぐ!お酒を飲むときのコツ
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お酒による顔のむくみは、飲み方次第である程度防げます。
ここでは、顔のむくみを起こさないための飲酒のコツを紹介していきます。

適切な飲酒量に抑える

アルコールの摂取量が増えるほど、血管拡張や体内の水分保持によって顔がむくみやすくなります。
厚生労働省が示す目安は、純アルコール量で1日約20gです。
これは、ビール(5%)ロング缶1本(500ml)、日本酒1合(180ml)、ウイスキーダブル1杯(60ml)、ワイングラス2杯弱(200ml)、酎ハイ(7%)缶1本(350ml)に相当します。

お酒と水を交互に飲む

飲酒後にまとめて水を飲むよりも、お酒を飲みながらこまめに水分を摂るほうが、むくみ対策としては効果的とされています。
水を挟むことで血中アルコール濃度の急上昇を抑えられ、血管の過度な拡張を防ぎやすくなるためです。
また、脱水を防ぎつつ体内バランスを整えられるため、結果的に水分を溜め込みにくくなるでしょう。

塩分の多いおつまみを控える

お酒の席では、揚げ物やスナック類など塩分の多いおつまみを選びがちですが、塩分過多は体内に水分を溜め込む原因になります。結果として、翌朝の顔やまぶたがむくみやすくなるでしょう。
枝豆や冷奴、刺身など、比較的塩分の少ないおつまみを選ぶだけでも、むくみ対策としては十分効果が期待できます。

お酒を飲んだ日は早めに眠る

睡眠不足は、体内の水分調整や血流の回復を妨げ、顔のむくみを悪化させやすくなります。特に飲酒後は内臓がアルコール処理に集中するため、夜更かしをすると負担が増えがちです。
できるだけ早めに就寝し、深い睡眠を確保しましょう。室温や湿度を整え、就寝直前のスマホ操作を控えることも、むくみ予防につながります。

顔のむくみは事前対策で防げる

人付き合いで飲酒の機会が多い社会人こそ、アルコールによる顔のむくみには注意したいところです。
二日酔いのつらさも厄介ですが、顔がむくんだ状態はだらしない印象を与え、自己管理ができていないと見られる恐れもあります。
普段からお酒を飲む機会が多い方は、万が一に備えて、今回紹介した対処法や予防の考え方をぜひ日常に取り入れてみましょう。