「やる気が起きない…」「身体がだるい…」そんな時におすすめなのが精のつく食事です。なんとなく準備が面倒に感じられる精のつく料理も、選び方次第でカンタンに摂取可能。
今回は、疲労回復やストレス解消に役立つ精のつく食材をいくつか紹介していきます。
「精がつく」とは、どういう意味？
「精がつく」とは、身体に元気が戻り、活力やエネルギーが湧いてくる状態を指します。仕事や私生活への意欲が高まり、前向きに行動できる感覚が強まるのが特徴です。
この言葉は、単に精力が増すことだけを意味するものではありません。性機能の向上に限らず、気持ちが安定したり、精神的に前向きになれたりする状態も含まれています。
特に疲労やストレスが溜まりやすい男性に向けて使われることが多く、食事や休養を通じて精を養い、心身の回復を目指そうという意味合いで使われる表現です。
精のつく食事が効果的な人とは？
精のつく食事は、次のような人におすすめです。
- 疲れている人
- ストレスを感じている人
- 肌荒れが気になる人
- やる気が起きない人
- 性的な衰えを感じる人
- 風邪をひきやすい人
精をつけたい人におすすめの食材10選
疲労回復や活力アップを目指すなら、日々の食事内容が重要です。
ここからは、精をつけたい人におすすめの食材を紹介していきます。
（1）ニンニク
精のつく食材として定番のニンニクには、アリシンという成分が含まれており、疲労回復や食欲増進に役立つとされています。特に夏バテ気味で食欲が落ちているときや、仕事の疲れが抜けにくいと感じる場面に最適でしょう。
餃子や炒め物はもちろん、ガーリックチップやパウダーを少量取り入れるなどで、手軽に摂取できます。
（2）ヤマイモ
ヤマイモには血行を促す働きがあり、体の内側から活力を支えてくれる食材です。
精をつけたい人だけでなく、美肌や老化対策を意識する人にも向いている点が特徴でしょう。
とろろとしてご飯にかけるほか、ステーキや天ぷらなど調理法の幅が広く、食欲がない日でも取り入れやすいのが魅力です。
（3）納豆
納豆に含まれるナットウキナーゼは、血流をサポートする成分として知られています。血の巡りが良くなることで、体が軽く感じられる人も少なくありません。
朝食の定番として続けやすく、白ご飯だけでなく、そばやカレーに加えるなどアレンジもしやすい点がメリットでしょう。忙しい男性にも取り入れやすい食材です。
（4）うなぎ
古くから精のつく料理として親しまれてきたうなぎには、亜鉛やビタミンA・B・Eなどがバランスよく含まれています。これらの栄養素は、疲労感の軽減や免疫力の維持に役立つと考えられています。
蒲焼きが定番ですが、卵とじや酢の物にするなど、重たくなりすぎない工夫をすると食べやすいでしょう。
（5）赤身肉
赤身肉は、良質なタンパク質と亜鉛を同時に摂取できる点が魅力です。
筋肉や身体の機能を保つうえで欠かせない栄養素が含まれており、体力を底上げしたい人に向いています。
脂身の少ない部位を選ぶことで、胃腸への負担を抑えつつ、牛・豚・鶏など献立に応じて使い分けられる点も続けやすさにつながるでしょう。
（6）牡蠣
牡蠣は亜鉛を多く含む代表的な食材で、男性の活力を支える栄養補給として注目されています。
日本人は亜鉛が不足しがちな傾向があるため、週に一度ほど意識して取り入れるのも良いでしょう。
生食はリスクがあるため、ソテーやフライなど加熱調理を選ぶと安心して楽しめます。
（7）ショウガ
ショウガには体を温め、消化吸収を助ける働きが期待されます。特に食欲が落ちやすい夏場や、疲れで胃腸の調子が優れないときに向いているでしょう。
すりおろしが手間な場合はチューブタイプでも問題ありません。汁物に少量加えるだけでも香りが立ち、自然と食欲を引き出してくれます。
（8）ゴマ
ゴマには亜鉛や鉄分、ミネラル類が豊富に含まれています。疲労回復や体調管理を意識する人にとって、日常的に取り入れやすい食材と言えるでしょう。
サラダや和え物、ふりかけとして使えば無理なく摂取できます。一度に少量で栄養を補える点も続けやすさにつながります。
（9）梅干し
梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復効果が期待できます。
さらに、鉄分やマグネシウム、亜鉛、カルシウムなど、体の機能を維持するために必要な成分が豊富に含まれているため、精をつけたい人は積極的に摂取するといいでしょう。
ご飯にのせるだけではなく、サラダや麺類に刻んだ梅干しを混ぜるのもおすすめです。
（10）ナッツ
アーモンドをはじめとするナッツ類には、血流を支えるビタミンEが含まれています。少量でも栄養価が高く、間食として取り入れやすい点が魅力でしょう。
ただし脂質も多いため、食べ過ぎには注意が必要です。
仕事の合間や小腹が空いたときに、ひとつかみ程度を目安に取り入れてみましょう。
毎日の食事で精を補おう
精のつく食材は、工夫次第で幅広い料理に取り入れられます。手軽に作れるメニューをいくつか覚えておくと、疲れを感じたときや忙しい日にも心強いでしょう。
ただし、特定の食材に偏りすぎると栄養バランスを崩す可能性もあります。精のつく食事を意識しつつ、野菜や主食も含めたバランスのよい食生活を心がけましょう。