白や無地は、そろそろ卒業! いつものスーツスタイルを格上げする「柄入りワイシャツ」の奨め

スーツに合わせるワイシャツは白、ブルーで無地のもの……ビジネス街を見渡すと、そんな風に決めてしまっている男性も少なくないように感じます。
たしかに、白色や無地のワイシャツは全体をシックに、そして無難にまとめやすいものですが、たまにはいつものスーツスタイルの視点を変えて、柄入りワイシャツに挑戦してみてはいかがですか?
社会人生活にも慣れてきたビジネスマンにおすすめしたい、柄入りワイシャツ×スーツの着こなしコーデをご紹介します。

【ストライプ柄①】知的な印象のクレリックシャツ

身頃部分はストライプ地だけど、襟や袖が白いタイプのクレリックシャツは一枚で着てもおしゃれ度高め!

昔から英国で流行していたタイプのシャツで、あまりフォーマルな印象はないと思いますが、2005年にチャールズ皇太子が結婚式で着用したことからフォーマルでも着られるようになったといわれているデザインなんですよ。

柄入りワイシャツの“柄の色とネクタイの色を合わせる”着こなし方は、スーツスタイルを作る上で基本のおしゃれ。

【ストライプ柄②】英国紳士風の着こなしに

柔らかなブラウンのストライプは、黒やネイビーなどと同じ太さであってもソフトな印象になります。

見た目にも優しく上品なストライプ地のシャツなので、3ピースのスーツと合わせてもカジュアルになりすぎず、むしろ英国紳士風のおしゃれなコーディネートに格上げ。

グレーや黒のスーツよりもワンランクアップした、おしゃれ上級者の着こなしですね。

【ストライプ柄③】意外と年中使える細身タイプのストライプ

細いストライプ地のシャツって、なんとなく夏っぽいイメージもあると思いますが、素材感のあるツイード生地のスーツとも相性はいいんです。

そして、真っ白なシャツよりも、柄入りシャツの方が抜け感のあるおしゃれなコーディネートに仕上がります。

太めのストライプ柄を着れば、カジュアル感も増しますが、ビジネスシーンで着るなら繊細なストライプ柄入りシャツを選ぶといいですね。

【ストライプ柄④】カラフル模様はネクタイとコーデして

ストライプというと、基本的に細いか太いかの2択になりそうですが、一枚のワイシャツでも線のピッチや色が異なるストライプ地というものも存在します。

そのため、ネクタイの色を合わせるときも、そのときの気分に合わせて二色の配色の中から選んでみるのもおしゃれ。同じ配色の中でも、斜めストライプやドット柄のネクタイを選んでみるのもいいでしょう。スーツやジャケットを同系色でそろえてみるのももちろんおしゃれです。

【チェック柄①】細いチェック柄が派手過ぎないおしゃれに

ストライプ柄よりもカジュアル感が強そうな印象のあるチェック柄ですが、線が細いぶん、見た目の印象が大きく変わることがないのもストライプ柄との大きな違い。

ビジネスシーンで着ても違和感がなく、むしろ知的な印象すら与えます。また元々ワイシャツ自体の線が細いため、ネクタイの色を合わせるなど、着こなしの工夫もそこまで凝る必要はありません。ネクタイとのコーディネートを自由に楽しめるのも楽チンでいいですよね。

【チェック柄②】ギンガムチェックはベストで派手さを抑えて

同じチェック柄でも、ギンガムチェックの柄入りワイシャツはやっぱりカジュアルな印象に仕上がります。

主張が強いギンガムチェックのシャツは、上からベストやジャケットなどを合わせてカジュアルさを抑えてあげるのがポイント。むしろ、ジャケットの中にベストを着たりするなど、スーツの中に何か一枚着たいときに合わせるという使い方が良さそうです。

【チェック柄③】印象的なチェックシャツは襟だけ見せてもおしゃれ

上からセーターを着たり、カーディガンを羽織ってシャツ全体が隠れてしまうコーディネートでも、チェックの柄入りワイシャツならおしゃれに決まります!

線のピッチが違う組み合わせのチェック柄のシャツは、ギンガムチェックと同様、カジュアル要素が強いので隠しながら着るのが正解。休日のきれいめコーデにも使えるので、重ね着コーデを楽しみたいときに選ぶといいですね。

【チェック柄④】男らしい黒×黒のチェックシャツも見逃せない

チェック柄というと、白地がベースでネイビーのチェックなどのイメージもあると思いますが、ベースになるシャツの色が同系色の場合は、チェック柄もそこまで際立って目立ることなく、密かなおしゃれをアピールできます。

黒ベースのチェック柄は、いつものスーツスタイルがシックで男らしい印象に変わります。ネイビーなら爽やかに、白ならさり気ないおしゃれな印象に仕上がりますね。

【ドット柄①】ドット柄入りのワイシャツもスーツに合わせる

どうしてもカジュアルな印象が抜けないドット柄。でも、ビジカジなどでも使えるドット柄入りワイシャツは、やっぱり独独の存在感を放ちそして何よりおしゃれ!

カジュアル度が高い白黒のドット柄のワイシャツは、全体を同系色でコーディネートするとシャツの印象を効果的にひき立たせることができます。

普段からスーツを着る人にとってドット柄は若干抵抗を感じるかもしれませんが、白シャツ全体に白のドット刺繍が入っているタイプなど、スーツコーデに取り入れやすいタイプもありますので上手に選んでみましょう。

【ドット柄②】よく見るとわかる、星のドット柄がおしゃれ

こちらは細かすぎてジッと見ないとよくわからないのですが、実は星のドット柄入りワイシャツなんです!

遠くから見れば普通のドット柄なので、近くでよく見ないとわからないのもユニークなおしゃれです。あなたに近づいた人だけが、さりげなく気づくビジカジのおしゃれコーデだからこそ、「ドット柄だと思ったら星柄なんですね!」なんて話題のきっかけにもなってくれそうですよね。

いつもの定番パターンに慣れ親しんでいると、より抵抗を感じやすい柄入りワイシャツですが、特にビジネスマンの方にとってスーツ×ワイシャツの組み合わせは毎日着るものだからこそ、一味違った“別の切り口”も用意しておきたいところ。
おしゃれな柄入りワイシャツを着て、周りからも一目置かれるようなスーツの着こなしに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
松井 遙
松井 遙
映画、音楽、旅行、ファッション、アニメ、etc... いろいろ書いているフリーライターです。