免疫力が低下するデメリットとは? 免疫力を高めるために気をつけたい6つのこと。

体調の良し悪しにかかわる「免疫力」。
ストレスを抱えたまま過ごすことで体内の免疫力が著しく低下し、風邪をひきやすくなったり歯周病にかかりやすくなったりとさまざまなトラブルを引き起こします。
健康な体を作るためには、生活の基本を見直しこの”免疫力”の調整を意識しましょう。

今回は、免疫力が下がるデメリットと、免疫力を高めるために気をつけたいことについてご紹介します。

免疫力とは?

免疫力とは?免疫力とは、人体にとっての外敵である細菌やウイルス・がん細胞に抵抗する能力のことです。
免疫システムは非常に複雑で、一般的にいわれている免疫力が上がる行為によって、すべての細胞やウイルス、がん細胞に対する抵抗力が上がるわけではありません。

また、具体的に何をすれば免疫システムのどの部分が活性化されるのかも、詳しいことはわかっていないのが現実です。

免疫力が低下するデメリットとは?

免疫力が低下するデメリットでは、この免疫力が低下すると一体どのような問題が生じるのでしょうか。
ここからは、免疫力が低下することのデメリットを4つご紹介します。

(1)風邪をひきやすくなる

まず免疫力が低下した状態のまま過ごすと、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱まり、風邪をひきやすくなります。と同時に、ひいた風邪も治りにくくなるでしょう。
風邪は、約9割がウイルス、約1割が細菌によるものといわれています。しかし免疫力が低下していると、細菌やウイルスを倒すことに時間がかかったり、うまく倒せなかったりするのです。

(2)がんのリスクが高まる

がん細胞は、毎日のように体内で生まれています。とはいえ、免疫システムによって排除されているため、すぐにがんになるわけではありません。
しかしそのがん予防の免疫システムも、免疫力が低下しているとがん細胞を倒すことができず、無秩序に増えていって目で見えるほどの大きな腫瘍になるのです。
実際に目で見えるほどの大きさになるまでには、数ヶ月~数十年かかりますが、がんの発症リスクが高まることはぜひ心得ておきましょう。

(3)歯周病にかかりやすくなる

疲れたときに、歯ぐきが腫れるという経験をした方もいるでしょう。これは、免疫力が低下することで歯周病菌が暴れだし、炎症を引き起こすからです。
歯周病は完治できる病気ではなく、免疫力が低下したときに再び症状を引き起こします。
最近、歯ぐきがよく腫れる、歯磨きをすると出血するといった方は、免疫力が低下しているのかもしれません。

(4)ケガで二次感染が起こりやすくなる

すり傷や切り傷は適切に処置しないと、そこに細菌やウイルスが感染して、膿を持ち化膿する危険があります。これを二次感染といい、未然に防ぐべきもの。
免疫力が低下していると、細菌やウイルスが侵入しやすくなり二次感染が起こりやすくなるでしょう。

免疫力を高めるために気をつけたい6つのこと

ここからは、免疫力を高めるための方法ついてご紹介します。
ただし、「これをすれば免疫システムのすべてに良い影響を与えられる」といった方法はありません。
あくまで、細菌やウイルス・がん細胞に対する抵抗力が鍛えられるという理解で参考にしてください。

(1)毎日の食事を工夫する

ヨーグルトまずは、毎日の食事を工夫することで免疫力のアップがはかれるでしょう。
例えば、「ヨーグルト」は腸内環境が整えられておすすめ。毎日およそ200mlを目安に食べ続けると良いでしょう。

他に、緑茶や唐辛子・ショウガ・ブルーベリー・サツマイモなども免疫を高める効果が期待できます。
また、食事の栄養バランスに偏りが出ないようにサプリメント類を活用しても良いでしょう。

繰り返しになりますが、食べ物や飲み物によって免疫力が高まるのではありません。あくまで、免疫システムが正常に働く状態に整えるということを意識してください。

(2)運動を習慣づける

運動を習慣づけるスポーツや運動にも免疫力アップの効果が期待できます。
ただ、激しい運動はかえって免疫を低下させる恐れがあるため、ウォーキングやジョギング・サイクリング・水泳などを少し汗ばむ程度の強度で行いましょう。

足腰が鍛えられて血流も良くなり、免疫システムにいい影響を与えられます。また、ただ歩いたり走ったりするのではなく、いつもとコースを変えて四季を感じながら行うことで、ストレスが解消されて結果的に免疫力の向上に好影響をもたらすかもしれません。

(3)十分かつ良質な睡眠

十分かつ良質な睡眠睡眠不足は免疫力の低下を招くため、夜ふかしをしている方は注意しましょう。身体の調子を整えるためには、十分かつ良質な睡眠が必要不可欠。
朝に日光を浴びて体内時計をリセットしたうえで、眠気がきたときに寝るという睡眠のサイクルを習慣化することが大切です。

特に寝る前のスマホ操作や寝酒、また寝る直前の入浴や食事は寝つきの悪さに繋がり、結果的に睡眠の質を低下させる恐れがありますので気をつけましょう。

(4)ストレスを解消させる

ストレスを解消させるストレスが溜まると免疫システムに悪影響が及びます。また、自律神経が乱れることで血流が悪くなり、免疫細胞が細菌やウイルスの元へとたどり着きにくくなり、結果的に感染症にかかりやすくなるのです。

適度な運動やカラオケ・趣味を楽しむなどして、日頃から上手な息抜きとストレス解消を意識しましょう。また、ストレスを感じやすい性格の人は、カウンセラーに相談するのも1つの対策方法です。

(5)手のツボをマッサージする

手のツボをマッサージする「親指と人差指の付け根」、「手のひらを丸めてくぼんだ所」、「手の指の爪の生えぎわの角」の3カ所のツボは、免疫システムにいい影響を与えるといわれています。

このツボに対して10秒から20秒、少々痛みを感じる程度に刺激を与えることで免疫力の回復が期待できるかもしれません。
いつでもどこでも簡単にできますので、スキマ時間を見つけて意識的にもみほぐしましょう。
ただし、ツボに関しては十分な医学的根拠が不十分なため、気休め程度に考えておいてください。

(6)笑う泣くなどの感情を吐き出す

笑う泣くなどの感情を吐き出す大人になると、大声で笑うことって少なくなりますよね。
しかし、笑ったり泣いたりなどの感情の吐き出しは、人間らしさを取り戻すきっかけや、免疫力を回復する効果に繫がるといわれています。

日常では特に笑ったり泣いたりする場面がないという人は、たとえば週末の映画鑑賞で、最高にくだらなかったり思いっきり泣ける作品に触れて、多少無理やりにでも心に溜めている感情を吐き出す機会を作ると良いでしょう。

免疫力を減らさないための工夫を。

免疫力が低下すると、さまざまな問題やトラブルを引き起こします。
免疫力を減らさない、また維持するための基本は「睡眠」「食事」「運動」をはじめとした規則正しい生活習慣を身につけること。また、適度にストレスを解消させることも大切です。
免疫力を高めて、健康な毎日を過ごしましょう。

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この記事のライター
佐藤のぞみ
佐藤のぞみ
歴史物、ミステリーから純文学まで、活字が大好きで本が手放せません。 そして雑貨が好きなので、男性の持ち物もついついチェックしてしまいます。機能性という面で女性ものにも欲しいものが沢山あります。 逆に、女性向け商品で男性にも使って貰えたらと思うこともあります。デザイン次第で使えるものは紹介していき...