出会いを求めに「相席居酒屋」へ行くのは時間の無駄? 利用者女子に聞く本音

みなさんは「相席居酒屋」というお店をご存知ですか?
最近、都心部を中心に少しずつこの手の店舗が増えています。

普通の居酒屋と違うところは主に2つ。
1つがテーブル席しかないという点。
そしてもう1つが、女性は無料で飲食可能という点です。

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では女性のお会計は誰が持つのかと言えば、同じテーブルで相席になった男性側が支払うということになります。
女性は無料で飲み食いできる。
男性は、テーブル席で女性と食事ができる。

これが相席居酒屋のコンセプトになっています。

元々イケメンだったり、口説くのが好きな男性にしてみれば、相席居酒屋はそれなりにメリットも大きいもの。
しかし、どうも普通の男性が利用するだけでは、なかなか良い結果……すなわち合コン感覚を楽しんだり、お持ち帰りにたどり着くことは難しいようです。

聞き込みで分かった、相席居酒屋を利用する女子の本音

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実は以前、筆者は実際にこの「相席居酒屋」を利用したことがあります。
今からおよそ1年ほど前でしょうか。
当時彼女を募集していた後輩に「相席居酒屋行きたいんですけど、1人じゃちょっと…」と言われ、興味もあったために同行することにしました。

このとき同じテーブルを囲んだのは、20代後半の2人組で、たしかOLをしていると話していました。
後輩は頑張って口説こうとしていたのですが、筆者はせっかくなので同席した女性に対して、どうして相席居酒屋を利用したのかについて質問をすることにしたのです。
するとこの2人からは、それぞれこんな返答が戻ってきました。

「月末でお金がないから、ここにきてタダで食事がしたかった」
「っていうか彼氏いるし、ここで口説かれるつもりはない」

悲しいかな……後輩がガツガツと攻めていけばいくほど、引いてしまう2人の女性。
どうやら本当に目的はタダ飯だったようです。

取材のていで筆者が話しかけたら別人のように饒舌になっていたので、本当に彼女らは相席居酒屋に出会いを求めに来ていなかったということなのかもしれません。

その後も複数の女性に話を聞いてみたところ……

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結局この日は、後輩が素敵な出会いを得ることはありませんでした。
そして後日、この後輩が今度は別の知人を連れて再度相席居酒屋へ出会いを求めに挑んだそうですが、そのときも芳しい結果は得られなかったそうです。

ところでこの体験をしたのち、筆者は過去に相席居酒屋を利用したことがあるという女性、複数人に話を聞いてみました。
意外と、一度ぐらいはこういうお店に出入りしたことがあるという女性が多くて驚きました。

そしてこの時に得られた回答のほとんどが、前項と全く同じもので「タダ飯をおごってもらう目的で利用しているだけ」とのこと。残念ながら相席居酒屋のコンセプトに反して、出会いを期待する声はほぼほぼ皆無だったのです。

たしかに中には「毎日出会いがなくて寂しいから」という女性もいましたが、こういう意見は少数派。
ほとんどの女性は相席居酒屋で同席した男性とは、恋愛関係に発展させるつもりはないと断言していたのが印象的です。
もちろんイケメンが相手となればまた話は違ったのでしょうが。

世間には、女性と出会うための手段はいくつも用意されています。
マッチングアプリしかり、街コンしかり、今では選択肢は多岐に渡ります。
あまり相席居酒屋だけで出会おうと躍起になっても、しょうがないというか、効率が悪いのかなぁというのが、個人的な感想です。

今回、実際に「相席居酒屋」を利用したことのある女子に聞いて分かったこと、それは相席居酒屋では男性ばかりが負担を強いられ、結構辛酸を舐めさせられるケースも少なくないということ。

元々タダ飯目的でやってきた女性の分の飲食代を負担し、たいして会話も弾まず(女性同士でしか話をせず、男性が話しかけても無視するというケースもあるんだとか)、ただ財布の中身とメンタルを削られるだけの時間を過ごす……。

女性との新たな出会いを求め、胸を躍らせながら相席居酒屋へ行く前に、そんな惨めな経験をする可能性も少なからずある、という事実を男性側もきちんと心得ておくべきでしょう。

恋愛・デート #相席居酒屋 #出会い #女子の本音

この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。