これで迷わない!「気温15度」の季節にぴったりな服装選びと、メンズにおすすめの着こなしコーデ

いわゆる季節の変わり目は、暑くもなく寒くもなくちょうどいい気候…ですが、出かける時は何を着たらいいのか迷うことも多いですよね。
そこで今回は、アウターを着ると少し暑く、カットソー1枚だと寒い。そんな「気温15度」の季節にぴったりな服装選びについて、「平均気温15度」「最低気温15度」「最高気温15度」をそれぞれ段階別にわけて、メンズにおすすめの着こなしコーデをご紹介したいと思います。昼と夜では寒暖差も激しい気温15度の季節、抜かりのない服装選びで快適に過ごしましょう。

「気温15度」はいつ? どんな季節?

一般的に、「まだ少し寒いかな」と感じる3月や4月、「少し肌寒くなってきたな」と感じる10月や11月が、気温15度の季節に当てはまります。

しかし、ひと言で“気温15度”といっても、最低気温なのか最高気温なのか、または昼なのか夜なのかでも気温は大きく変化するもの。特に季節の変わり目は気温の寒暖差も激しく、外出する時と帰宅する時では最適な恰好がまったく異なることも珍しくありません。

そんな気温15度の日には、できれば出かける前に天気予報をチェックし、ある程度帰宅時の服装も考慮した上で必要に応じてアウターを余分に持ち歩くと良いでしょう。

ここからは実際に、平均・最低・最高でそれぞれ気温15度の日にふさわしい服装、着こなしコーデをご紹介します。

【平均気温15度の服装①】「テーラードジャケット」を万能に着こなす

暑すぎず寒すぎず、比較的過ごしやすい平均気温15度の日には、幅広いアイテムと相性バッチリの万能選手「テーラードジャケット」が大活躍。

中でも、脱いで手に持ったりバッグに入れてもシワになりにくい、コットンやニットジャージー素材のテーラードジャケットが特におすすめ。また、フォーマルに限らずカジュアルなスタイルに馴染みやすいのも嬉しいポイント。

普段から穿く機会も多いであろうデニムパンツやスラックスに合わせるだけで、温度調整も簡単に出来て見た目もオシャレに仕上がります。

【平均気温15度の服装②】カットソーの上に「薄手のニット」を1枚プラス

カットソー1枚だと、体感も見た目も少し寒々しく感じる平均気温15度の季節。そんな時にプラスしたいのが「ニット」です。平均気温15度ぐらいの時期であれば、モコモコのニットよりも薄手のニットを選ぶのが正解。また素材は肌触りがよく、着た時にも温度調節しやすい天然繊維のものを選んだ方が良いでしょう。

また発色のいいニットは、色の組み合わせで着こなしを楽しめるのもおすすめしたい理由のひとつ。例えば、赤やオレンジなど暖色系のニットを選べば、明るく元気な印象を与え、青や緑など寒色系のニットを選べば、クールで落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。自分色に合うニットを複数枚持っておくことで、便利に着回しとして使えるでしょう。

【平均気温15度の服装③】「薄手のステンカラーコート」をカジュアルに羽織る

『コートは暑すぎるかな?』と感じる平均気温15度の日でも、薄手の「ステンカラーコート」なら快適に着こなせます。中でもコットンやナイロンなど軽めの素材を選んでおけば、まるでブルゾン感覚でカジュアルに羽織ることができるでしょう。

またステンカラーコートの長さは、短すぎても長すぎてもコーディネートしづらくなりますので、ベストなサイズ感としてはお尻がすっぽり隠れるくらいのミディアム丈を選ぶのがポイント。

そしてステンカラーコートは薄手ですが、しっかりと防風効果も施してあり寒さ対策もバッチリ。そのうえ見た目も大人っぽい着こなしに仕上げられますので、夜の帰宅時など急に気温が下がった時などには大活躍してくれるでしょう。

【最低気温15度の服装①】「デニムシャツ」を万能に使い回す

まだ少し暑さも残る最低気温15度の日には、軽めのアウターとして使うこともできる「デニムシャツ」がおすすめ。シャツとして着こなすのはもちろんのこと、少し肌寒さを感じる日にはアウターとしても使える万能アイテムです。

下に穿くボトムスも、中に着るインナーもあまり気にせず、自宅のタンスにしまってある既存の服と組み合わせて柔軟に着こなしましょう。

【最低気温15度の服装②】「スウェットパーカー」で着こなしの幅を広げる

オールシーズン使えるアイテム「スウェットパーカー」ですが、特に活躍するのが季節の変わり目と呼ばれる中間シーズン
かぶりタイプのプルオーバーと羽織るタイプのフルジップがありますが、アウターとして使いたい時はフルジップタイプがおすすめです。

スウェットパーカーは、少し厚手の生地タイプを選んでおくと、万が一寒く感じる日にはカットソーの上に1枚羽織るだけでも十分に防寒対策になりますので便利。反対に少し暑く感じる時は、腰に巻くなど着こなしのアクセントとしても使えます。

【最低気温15度の服装③】「ロングカーディガン」でおしゃれに温度調整

最低気温15度でも少し肌寒さを感じる時や、夜のお出かけシーンに最適なアイテムが「ロングカーディガン」。カットソー&デニムパンツというラフな着こなしでも、その上から長め丈のロングカーディガンを羽織るだけで防寒対策はバッチリです。

軽くカジュアルに羽織れるのに、まるでコートを着ているかのような見た目もオシャレ。さらに暑く感じる時は、無造作に手に持ったり丸めてバッグに入れるなどすれば、お出かけの邪魔にもなりません。

【最高気温15度の服装①】「コーチジャケット」を手軽に羽織る

その昔アメフト選手のコーチが着ていたことから名付けられた「コーチジャケット」は、カジュアルで手軽に羽織れるアウターとしておすすめの1枚です。

基本的にコーチジャケットは、ナイロン素材で作られた薄手のものが多いですが、最高気温15度の少し肌寒い季節であればウールやデニムなど、少し厚手の素材を選んだ方が良いでしょう。そして丈も長すぎず短すぎず、お尻が少し隠れるくらいのものを選べば、わりと柔軟に着こなしとしても使い回せます。

【最高気温15度の服装②】「レザージャケット」で男らしさをプラス

一見『ちょっと暑すぎるんじゃ…?』とも感じられる「レザージャケット」ですが、実は着こなしの温度調節に最適で、一年のシーズンを通して長く使える便利アイテム。もちろん防風性にも抜かりなく、カットソー1枚に羽織っても寒さ対策には十分すぎるアイテムです。

またこのレザージャケットは、ダブルではなくシングルのライダースタイプを選ぶと着こなしに合わせられる洋服の幅も広がって、より便利に使い回せます。

【最高気温15度の服装③】「モッズコート」で防寒性を強める

最高気温15度など日の時間帯によっては寒さを長く感じる季節には、カジュアルに羽織ることができて、なおかつ小慣れたオシャレも演出できる「モッズコート」がおすすめ。
このモッズコートは、丈の長さやデザインの種類も豊富なため、幅広い選択肢の中から自分の身長や普段の着こなしスタイルに合わせて柔軟に選ぶことができます。

中でも万能性に長けているのは、膝丈くらいのロング丈でナイロン素材のモッズコート。
フード付きやファー付きでタイプも分かれていますが、たとえば着こなしにボリューミー感を足したい時はフード付きを選ぶなど、自宅のタンスにしまってある手持ちアイテムと相談して選ぶのが良いでしょう。
またライナーが付いているタイプもありますので、一層寒く感じる時はこのライナーをつけて防寒性を強化するという使い方もアリです。

なかなか悩ましい「気温15度」の服装選び。
平均・最低・最高と、それぞれの日におうじた着こなし例をいくつかピックアップしてみましたが、いかがでしょうか?

体感温度としては過ごしやすさを感じる反面、昼の外出時と夜の帰宅時では、寒暖差の変化も激しい気温15度の季節。

まずは出かける前に一日を通した気温の変化をしっかりとチェックし、念のため手持ちやバッグに入る軽めのアウターを1枚持参しておくと便利に使えるかもしれません。
くれぐれも寒暖差の変化によって体調など崩さないよう、服装選びは慎重に行いましょう。

Cover画像: wear.jp

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この記事のライター
田中 優
田中 優
長らくファッション雑誌(メンズ・レディース)の編集として勤務。現在はフリーのエディター。 初心者の方にもわかやすく、メンズファッションのHOW TOを中心に執筆していきます。